転職したいけど、最初の一歩が踏み出せない...
転職すれば好転するとは限らないので、この気持ちは非常に良く分かります。
ただ、そんなあなたに伝えたいことが一つあります。
転職を先延ばしにしていると、転職したくてもできなくなる可能性が高まる!
まず、転職市場はより若い人材を求める傾向にあるので、同等の経験・スキルを持っている場合、「可能性」「伸びしろ」「会社への順応力」から若い人材を採用します。
つまり、先延ばしは、転職で有利な「若さ」を失っていくことを意味する!
また、ある程度の社会経験があると、年齢相応のスキル・実績が求められるようになります。
仮に、年齢や職歴に見合ったスキル・実績がなければ、「能力の低い人」と見なされて採用が見送られます。
つまり、職歴が長くなるにつれて高い基準が求められるので、内定獲得のハードルも高くなる!
更に、年齢を重ねていくとプライベートでも様々なことが起こります。
その代表例が結婚ですが、「転職したくても動けない」という状況に陥る可能性も出てくるんですね。
外的要因によって転職できなくなる可能性も高まる!
これらの現実を加味すると、転職はより若く、自由な内にやっておくのがベストと言えるんですね。
ゆえに、あなたが何かしらの「転職したいけど・・・」を抱えていたとしても、何とかそれを乗り切って行動することをおすすめします。
ここでは、事情別にその理由をお伝えしていきます。
- 転職したいけど、不安・怖い・勇気がない
- 転職したいけど、スキルがない
- 転職したいけど、会社を辞められない
- 転職したいけど、反対されている
- 転職したいけど、面倒くさい
- 転職したいけど、時間がない
- 転職したいけど、お金が無い
- 転職したいけど、何がしたいのか分からない
転職への一歩を踏み出すきっかけになりましたら幸いです。
ちなみに、冒頭でもお伝えした通り、転職することが正解とも限らないので、これらの情報をもって「転職せず残留する」との選択をするのも間違っていません。
転職したいけど、不安・怖い・勇気がない
不安・恐怖心・勇気など、精神的な問題で動けないパターンですね。
- 転職には絶対的なリスクが存在する
- 上手くいく保証はない
- 今よりも状況が悪化することもある
この点を考慮すると、一歩が踏み出せない状況に陥るのは理解できます。
しかし、精神的な問題は「実際に行動することでしか拭えない」というのも確かです。
いくら時間が経過しようが、誰かに勇気の出る言葉を貰おうが、心の問題は解決されません。
例えば、転職の採用過程における「面接」に不安や恐怖を感じているとしましょう。
ネット上には「面接での不安や恐怖を和らげる方法」などの情報が散見されますが、それを読んで不安や恐怖心が和らぐでしょうか?
恐らく、和らがないと思います。
何故、和らがないのか?
それは、面接の不安や恐怖心を和らげるには、実際に面接を体験して慣れるしかないからです。
これまでの人生で、以下のようなことは誰もが経験しているはずです。
- 実際にやってみると大したことはなかった
- 何回も繰り返す内に慣れて緊張もほぐれてきた
結局のところ、面接なんかもこれと同じなんですね。
人生において、面接を受ける機会というのはほとんどありません。だから、ほぼ全ての人が不安や恐怖心を抱いています。
でも、転職を実現したいのならば、それを抱えつつでも面接に臨むしかないのです。
それでも難しい時は、荒治療ですが「もっと怖いことを想像する」というのも一つです。
参考転職が怖いと感じて動けない、でももっと怖いことは別にある!
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転職したいけど、スキルがない
経験者を採用する転職においては、経験・スキル・実績で評価されることが多く、これらの要素が弱ければ転職活動で苦戦を強いられます。
そのため、「スキルが足りない」と自分を冷静に分析できているのは素晴らしいことです。
ただ、そんなあなたに問うて欲しいことがあります。
- 今の職場で、スキルや実績を積むために全力で仕事ができていますか?
- 今の仕事を続ければ、1年後に転職市場で評価されるスキルや実績を手にできますか?
これに「Yes」と回答できる人は、「転職したいけど、スキルがない」と感じて動いていないことは正解です。
それが整ってから、満を持して転職に踏み切りましょう。
逆に、答えが「No」であるならば、それはただの時間の無駄です。
前述した通り、それは以下の状況に向かっているからです。
- 最大の強みとなる「若さ」の消化
- 経験年数や年齢に見合った実績がない
ゆえに、答えが「No」である人は、今後の転職のために「働き方」を変えることが必要かもしれません。
また、スキルが足りないという事実を確認するために、働きながら転職活動してみるのも一つです!
あなたの想像以上に評価されるかもしれませんし、想像通り厳しい現実を突きつけられるかもしれません。これは、実際に活動するからこそ分かることです。
現職に留まりながらの活動ならリスクはないので、この方法は非常に有効です。
また、あなたはスキルやアピールポイントが無いと思っているだけかもしれません!
昇進や数値で示せる実績がなくても、自己分析で上手く創出することも可能です。
参考転職スキル一覧!あなたは「スキルがない」と思い込んでいるだけ!
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兎にも角にも、スキルが無いと感じて転職に踏み切れないにも関わらず、「ただ何となく惰性で働いている」というのだけは避けましょう。
それは、あなたの転職の可能性を下げる行為でしかありません。
転職したいけど、会社を辞められない
何故、会社を辞められないのでしょう?
- あなたが重要なポストに付いていて、あなたが抜けると業務が滞るからですか?
- 会社や上司から「辞められたら困る」と言われているからですか?
実際、あなたのポストによっては、大きな影響が出る会社も存在するでしょう。企業規模が小さな会社では特にそうかもしれません。
ただ、普通の会社に属する人で「終身雇用契約」を結んでいる人はいないでしょうから、「辞められない」ということは通常有り得ないと思います。
会社は規定通り事前通知すれば辞めることができる!
私は事情を知らないので偉そうなことは言えませんが、そんな私でも言えることがあります。
それは「あなたの人生ではないんですか?」ということです。
辞めようと考えてる会社に人生を振り回されるのはどうなんでしょう。
会社にあなたの人生をどうこうする権利はありません。会社はあなたの人生ではなく、会社の利益を考えているだけです。
転職したいという想いを抱えているが、会社を辞められないので仕方なく働いている。
こんな状態で働き続け、3年後、5年後に後悔することはありませんか?
これを自分の心に問うて欲しいと思います。
また、会社というものはそんなに「やわ」ではありません。有能な人材が一人抜けようが、何とかやっていけるものです。
きちんと責任を果たして辞めることは大切ですが、人生の操縦桿は渡してはいけません!
転職したいけど、反対されている
これは、「なぜ反対されているのか」or「誰に反対されているのか」にもよりますが、基本的には自分の気持ち次第ではないでしょうか。
何故なら、前述した内容と同じで「自分の人生だから」です。他人の意見で人生の重要なことを決めることはおすすめしません。
その選択がマイナス方向に振れた場合、大きな後悔の念が生まれるからです。
但し、反対意見というのは、それはそれで貴重であったりもします!
特に、あなたよりも人生経験が豊富な人の意見は、正しいことも多いですからね。
ゆえに、反対意見も考慮しつつ、最終的には自分で決断するという方針がベストではないでしょか。
一部例外もアリ!
家族や大切な人(彼氏・彼女など)からの反対に関しては、「自分の人生だから」は通用しません。
何故なら、あなたの転職という行動が、他人の人生にも大きな影響を与えるからです。
でも、それらの人は、基本的に「転職そのもの」に反対していることは少なく、大抵は以下のようなことを憂慮しています。
- 今の安定が崩れる不安
- 経済的な不安
- 引っ越しなどによる生活環境の変化
要は、転職そのものというよりも、転職によって引き起こされる影響を気にして反対しているんですね。
ゆえに、反対理由を真摯に聞いて、「不安や心配を取り除いてあげること」が大切ではないでしょうか。
転職が、あなた・家族・大切な人にとってプラスであるならば、反対する理由はありませんからね。
参考家族持ちの転職は「事前相談」が成功の秘訣!
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転職したいけど、面倒くさい
転職活動ははっきり言って相当面倒くさいです!
求人媒体の選択から始まり、企業選び、自己分析、企業研究、面接対策など、実に多くのことをこなさなければなりません。
また、誰もが避けたい「面接」を受けなくてはなりませんし、不採用となった時の精神的ショックとも戦わなくてはなりません。
私はこのパターンで転職したいけどしない人は、そのまま転職すべきでないと考えます!
何故なら、面倒だからという理由で「転職活動をしない」を選択できるのなら、今の会社でも十分にやっていけると思うからです。
本当に転職の必要性を感じているならば、「面倒くさいかどうか」なんてことは頭に浮かびません。普通は、「転職しないことの方が苦痛」となるので行動できるものです。
また、面倒だと感じている人は、転職活動でも手を抜いてしまう可能性が高いです。
- 転職活動に手を抜くと、手を抜いたレベルでも通用する企業にしか採用されない
- そのレベルの企業は、今の会社よりも劣ることが多い
転職活動は真剣にやると非常に面倒なものであり、楽な方法は存在しません。楽をしようとすると手を抜くことしかありません。
でも、手を抜くと望み通りの転職を実現できない可能性が高くなります。
だから、「転職活動が面倒くさいのであれば、転職しない」というのが賢明ではないでしょうか。
転職したいけど、時間がない
会社や仕事によってはそうした人もいるかと思います。
- 休みがほとんどない
- 自由な時間がない
- 生活の大部分を仕事に割かれている
その結果、転職活動ができない、求人を見る暇もない、という状態なのかもしれませんね。
でも、転職したい・・・。
なら、今すぐ転職活動を始めましょう!
時間がないことを嘆いていても、何も解決しません。それがもたらす結果は「現状維持」です。
まず、本当に時間がないのか考えて下さい。
- 一日たりとも休みはありませんか?
- TVを見ている時間はありませんか?
- スマホでゲームしている時間はありませんか?
- 通勤時間に何となくネットニュースやSNSを見ていませんか?
- ダラダラと過ごしている時間はありませんか?
これらの時間があれば転職活動できますよね。
仕事をしつつ、自分の安らぎとなる自由な時間を転職活動に充てることは辛く大変です。
でも、一時の辛さや大変さよりも、今後も長く続く人生の方が大切ですよね?
やりましょう、現状維持から抜け出す為に!
本当に転職活動に充てる時間がないのかを考えて下さい。ほんの少しでも時間があるのならば、その時間を転職活動に充てて下さい。
少しずつでも「時間を見つけて活動をスタートさせること」が大切です。
意地でも辞めない!
どうしても時間が取れない場合、離職しての転職活動が頭に浮かぶと思いますが、極力避けることを推奨します。離職しての活動は「時間の確保」以外に一切のメリットがないからです。
仮に、この方法を採用する場合は、在職中にあらゆる準備を済ませておくことです。
転職したいけど、お金がない
収入を途切れさせなければ良い訳ですよね?
働きながら、転職活動しましょう!
以上です。
「今の仕事ではそれができないんだ!」といった声が聞こえてきそうですが・・・。
本当ですか?
実際にトライしてみましたか?
計画的にやると意外にできるものですし、採用側も理解しているのである程度の融通は利きます。
絶対に無理な場合は、以下のような流れを踏むしかありません。
- 現職で働きながらお金を貯める
- 給料が低いのであれば、生活スタイルを変えて節約で捻出する
- 半年以上無休で生活できる程度のお金を貯めて会社を辞める
- 失業給付も申請しつつ、転職活動に臨む
その場合は、在職中に求人閲覧、自己分析、応募書類作成、面接対策など事前準備を徹底しておきましょう。
会社を辞めた時には、「求人を見て応募するだけ」という状態にしておくのがベストです。
転職したいけど、何がしたいのか分からない
そんなあなたに一つ質問をしたいと思います。
「いつ、何がしたいのか分かりますか?」
恐らく、これで悩んでいる人は答えが出せないと思います。でも、答えが出せないのは当たり前。
何故なら、この問題は、考えることで答えが出せるものではないからです。
「人生とは?」という類の疑問と同じで、実際に体験することでしか答えは出せない!
要するに、世の中のあらゆる仕事を体験しなければ、「何がしたい」「何が向いている」は分からないということ。
あなたは、数えきれない仕事がある中で、ほんの一つ、二つを体験したに過ぎないですよね?
だったら、答えが出せないのは当たり前です。
例えば、あなたは小学生の頃に5教科を勉強してきたと思いますが、今なら、何の教科が好き、嫌い、得意、不得意を回答することができると思います。
なぜ、答えることができるのかというと、実際にあなたが体験してきたからです。
小学校入学前に「あなたは何の教科を勉強したいですか?」と聞かれても答えられませんよね。
だって、何がどういうものか分からないんですから。
仕事もこれと同じで、やったこともないのに「自分は何の仕事をしたいのか?」なんて分かるはずはないんです。
つまり、こういうことです。
「転職したいけど、何がしたいのか分からない」を放置していても、答えが出ることはなく、ただ時間が経過していくだけ!
結局のところ、皆が一様に、縁があって入った会社、任された仕事、興味があった業界で働いているだけです。
決して、やりたい仕事ををやっているわけではありません。
この点に感しては、以下のページで詳しく解説しています。興味のある方は参考までにご覧下さい。
参考「転職したいけど、何がしたいのか分からない」あなたに伝えたいこと!
続きを見る
また、やりたい仕事をするために働くわけではないですよね。
仕事の目的は「お金を得ること」であって、強いてはそのお金で人生を設計することが目的のはずです。
更に、転職にはこんな現実もあります。
- やりたいを見つけても、それができる会社に入れるとは限らない!
- やりたいを見つけても、やってみたら違うと感じるかもしれない!
- やりたいを見つけても、それが3年後、5年後、10年後も同じとは限らない!
だったら、こんな方針でもいいと思いませんか?
- やりたいを無理して見つける必要はなく、やれることをやればいい!
- やりたいを無理して見つける必要はなく、興味がある会社(業界)に入ってみればいい!
- やりたいを無理して見つける必要はなく、与えられた仕事にやりたいを見出せばいい!
特に若い時分というのは、仕事に「やりたい」や「やりがい」なんかを求めがちですが、お金を稼ぐのが目的の仕事に、そこを求め過ぎない方がいいです。
一時的にやりたいを実現できても、数年後に違う仕事を任される可能性は大いにありますし、昇進していけば役割も変わってきます。
会社や仕事も変化すれば、あなたの気持ちも変化する!
これが真なので、やりたいを追及してもあまり意味はありません。
お金を稼ぐのが目的なので、昇給を実現できるよう、「得意なことをやる」or「できることをやる」というのがどちらかと言えば正しいです。
たとえそれがやりたくなくてもです。