基本的に転職は、以下の条件が成立して初めて採用が考えられます。
企業が求める経験・スキル ≦ あなたが持つ経験・スキル
これは、転職において常識的なことですが、だからこそ、以下のような悩みを抱えてしまいます。
- 転職したいけどスキルがない
- 応募先で活かせそうなスキルを持っていない
- 募集職種と直接関連するスキルを持っていない
- 未経験分野に挑戦したいけど、何をアピールすればよいか分からない
ただ、転職市場には、同じような悩みを持ちつつ転職を成功させている人たちがいます。
そうした人たちが何をアピールしているかというと、業界・職種を問わず活かせるスキルなんですね。
このスキルは「アピール力がないと判断して除外している」or「持っているのに気付いていない」という人が非常に多い。
つまり、あなたは「アピールするスキルがない」と思い込んでいるだけで、実は持っている可能性があるのです。
それが、以下の3つのスキルです。
- ヒューマンスキル
- セルフコントロールスキル
- タスクマネジメントスキル
転職市場では、これらのスキルを上手くアピールすることで十分に勝負できます。
諦める必要はありません!
ヒューマンスキル
他者との関係を正しく良好に構築していくスキル!
スキル | 能力 |
---|---|
主張力 | 意見や考えを伝える能力 |
否定力 | 意見や提言を否定できる能力 |
説得力 | 他者を納得させる能力 |
統率力 | 集団を監督・指示する能力 |
受容力 | 要求を聞き入れる能力 |
支援力 | 人や集団をサポートする能力 |
協調性 | 人や集団と力を合わせる能力 |
セルフコントロールスキル
自分自身をマネジメントするスキル!
スキル | 能力 |
---|---|
慎重力 | 注意深く行動する能力 |
自制力 | 自分の欲求を抑える能力 |
忍耐力 | 苦しみや怒りに耐える能力 |
規律力 | 秩序通り事を進める能力 |
冒険力 | 危険を恐れず行動する能力 |
高揚力 | 自分のやる気を高める能力 |
柔軟性 | 変化に対応する能力 |
タスクマネジメントスキル
仕事を遂行する上で必要な思考や行動スキル!
スキル | 能力 |
---|---|
持続力 | 一定状態を継続する能力 |
推進力 | 物事を前に進める能力 |
機動力 | 素早く状況に対応する能力 |
創造力 | 考えを発想・発展させる能力 |
瞬発力 | 集中的に力を発揮する能力 |
変革力 | 物事を新しく変える能力 |
確動力 | 確実に物事を実行する能力 |
分析力 | 物事の仕組みを解明する能力 |
転職しても「組織に属して仕事をする」という本質に変化はないので、これらのスキルでも十分にアピール可能です。
まずは、自分に備わっている能力をいくつかピックアップしましょう。
すぐにピンと来ない場合は、以下の疑問を自分自身に問いかけて考えます。
- 仕事をする上で意識していることは何だろう?
- 成果が出せた要因は何だろう?
- 何故あの仕事は上手くいったんだろう?
- 仕事での困難をどう乗り越えてきたんだろう?
上手くいった、好結果が出た、壁を乗り越えた、ここには絶対に何らかの「力」が働いているはずです。
その「力」こそが、あなたが転職でアピールできるスキルとなります。
スキルをピックアップできれば第一段階は完了ですが、それを「どう伝えるか」がより重要になります。
スキルを適切にアピールする方法!
スキルのピックアップが完了したら、次は「スキルの適切なアピール方法」を考えなければなりません。
ただ単純に「私には〇〇力があります」と語っても意味はなく、何のアピールにもなりません。
また、アピールするスキルが応募先で必要とされているか(活用できるか)も考える必要があります。
- 応募先の仕事内容を深く研究する
- アピールすべきスキルを決定する
- 説得力の高い内容に仕上げる
まずは、応募先の仕事内容を深く研究し、どんな「スキル」が必要かを考えます。
そして、自分が持つ能力と一致するものを抽出し、アピールするスキルを最終決定します。
どんなに素晴らしいスキルを持っていても、応募先で使えなければ意味がない!
この点は本当に重要なので、しっかりと時間を割いて決定して下さい。
スキル活用
例えば、Jリーグチームの面接で、「私は長打力に自信があって、ホームランを年間50本打てます」とアピールしても意味がないということ。何故なら、サッカーではボールを打つことはせず、長打力は必要がないからです。
次に、話す内容については、「そのスキルが過去の会社(仕事)でどう活かされ、どんな結果を生んだのか」を交えた内容にして下さい。
体験談を交えず、単に「〇〇力があります」と語っても信じてもらえません。
特に、未経験職への転職で「募集職種に直接関係するスキル」を持っていない場合は、この伝え方が最も重要となります。
最終的にあなたが目指すべき所は、企業側に「この人は未経験だが、自社でも活かせる〇〇力を持っているので、未経験でも活躍しくてれるだろう」と連想させることです。
この点を意識してアピールするスキルを準備しましょう。
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