転職が怖いと感じて動けない、でももっと怖いことは別にある
転職したいけど、怖くて動けない・・・。
今のあなたはこんな状態なのかもしれませんね。何が怖いのかは人それぞれだと思いますが、恐らく「上手くいかない可能性」に怯えているのではないでしょうか。
- 面接等を含めた転職活動全般に関して
- 採用してくれる会社が無いかもしれない
- 転職先で上手くやっていけるか不安
- 転職の原因が解消されないかもしれない
- 今よりも状況が悪化するかもしれない
転職にはこのようなリスクが伴うので、ある意味「怖い」と感じるのは当たり前のことです。むしろ、「怖い」と感じるのはリスクを把握している証拠なので、とても素晴らしいことだとも言えます。
しかし、だからこそ動けないんだ…ということなんだと思います。
では、どうすればその「恐怖」に打ち勝って転職の道に進めるのでしょうか?
ここでご紹介するのは少し強引な方法なんですが、それは「もっと怖いことを想像する!」ということです。ここで言う「もっと怖いこと」とは、「転職しないことによって待ち受ける未来」です。
転職しないことによって待ち受ける未来とは?
転職を考えているということは、今の会社を辞めたいと思うほどの「理由」を抱えているはずです。そこには必ず「原因」があるわけで、お金、人間関係、職場環境、将来性など人それぞれだと思います。
ここでまず考えて欲しいことが、その「原因」は解決できるものであるかどうかです。
分かり易く「給料」で例えると、給料が低いのは「会社の給料体制の問題なのか」それとも「あなたの地位や成果の問題なのか」です。同じ給料が低いといっても考えられる原因は二つありますよね。
前者の場合は、会社の規定なので自分では解決できない問題です。
後者の場合は、あなたが結果を出して昇進すれば解決できます。
問題なのは「自分で解決できない問題」で転職を考えている場合です。あなたは自分で解決できないことが原因で転職を考えています。でも、リスクや不安が怖くて動くことができません。
ここで、想像して下さい。
転職せずに今の会社で働き続けます。
どんな未来が訪れますか?
自分では解決できない問題を抱えているわけですから、1年後、3年後、5年後、その先も、転職したいと思わせるような「原因」を抱えながら、今と同じ気持ちで働いている未来です。
もう一度言います「今と同じ気持ちをずっと抱えている未来」です。
恐らく、転職を考えるくらいの「原因」を抱えていると、仕事がつまらないと感じているのではないでしょうか。会社に行くのが憂鬱で、気持ち良く仕事できていないのではないでしょうか。
そんな状態で仕事を続けながら、これからの人生を過ごすことを考えると「ゾッと」しませんか。そして、それは転職という行動を起こすことよりも「もっと怖いこと」ではないですか。
今ではなく「未来」を見て下さい。
未来を見据えて後悔のない選択を!
転職は人生に及ぼす影響が大きいので、リスクを考えると怖くて動けない…。
この気持ちは非常によく分かりますが、転職しないことによって訪れる「未来」にも怖さがあります。そのことを念頭に、あなたが将来的に後悔しない選択をすることが大切ではないでしょうか。
- 今と同じ気持ちを抱えながら、この先もやっていけるのか?
- 5年後に充実した日々を送る自分が想像できるのか?
- あの時に転職しておけば良かったと後悔することはないのか?
- 転職したいを抱えながら今の会社で我慢して働き続けることは、今後の人生にとってプラスなのか?
未来を見据え、この問いを真剣に考えて欲しいと思います。
数年後、転職が難しい年齢(状況)になって、あの時転職しておけば良かった・・・。
この後悔は最悪です。
人が最も後悔すること、それは「できるのにしなかった」という後悔です!
もし転職の道を選んだのなら「リスクを受け入れる覚悟」を持って臨んで下さい。何故なら、リスクの無い転職は存在しないからです。
転職先で同じ悩みを抱えるかもしれませんし、新たな問題が浮上するかもしれません。でも、行動することでしか今あなたが抱えている問題を解決できる方法はありません。また、恐怖に打ち勝って行動したことは今後の人生にも必ずプラスになります。
未来を想像して真剣に考えてみましょう!
最後に、転職を3度経験した私から一つ言わせていただくと、どんな会社であっても必ず意にそぐわないところ(自分の思い通りにいかないところ)があります。でも、どんな会社でも自分にとってプラスとなる学びを得ることができます。
そして、転職して入社した会社、その一回の転職で人生は決まりません。もちろん転職活動は真剣に取り組むべきですが、そこまで恐怖に怯える必要もありません。
また、転職にはマイナス要素も存在すること想定しておき、どんな結果でも「受け入れる覚悟」を持って臨めば、怖さは和らぎます。