転職の理由は千差万別ですが、「業種を変えたい」というのもその内の一つかと思います。
- 業界の将来性に不安を感じる
- 今の業界で末永く働いていく姿が想像できない
- 年齢を重ねた時に、この業界に居場所があるか不安
でも、「異業種への転職は厳しい」と言われるのが常です。
実際、中途採用を行う企業は「即戦力」を求めていることが多いので、無難に経験者を採用することが多いですからね。
メモ
未経験者の採用にはリスクが伴うので、過去の実績(キャリア)から入社後がイメージしやすい経験者を採用する傾向にある!
この事実から考えると、同業種への転職よりも難しいことは間違いありません。
但し、異業種への転職は全くもって不可能ではなく、以下の要素が明暗を分けます。
- 志望する業界
- 今現在の年齢
- 現在の職種の経験が活かせるか否か
詳しく見ていきましょう!
異業種転職を実現しやすい業種とは?
異業種転職の可能性は、「あなたがどの業種を志望するか」によって大きく異なります。
何故なら、転職市場には以下の実態が存在するからです。
- 異業種からの転職者でも積極的に受け入れてくれる業種
- 異業種からの転職が難しい業種
例えば、異業種からの受け入れに寛容なのは以下の業種です。
- 情報通信業
- 医療・福祉
- 運輸・物流業
- 建設(土木)業
- 宿泊・飲食サービス業
- 小売業
- 生活関連サービス業
- 教育・学習支援業
パッと見ただけで何となくは想像できるかと思いますが、総じて、「人の出入りが激しい業種」or「イメージが悪く敬遠する人が多い業種」ですね。
これらの業種は「慢性的な人手不足」の状態にあるので、異業種からの転職者の受け入れに寛容です。
「受け入れに寛容というか、受け入れざるを得ない!」というのが本音ではありますが...。
各業種の出入りが激しい理由!
転職しやすい業界とそこに存在する6つの共通点!
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但し、これらの業種の中にも「優良企業」はいくらでも存在しますし、将来性という観点においても強い業種も存在します。
- 医療・福祉 ⇒ 超高齢化社会の到来
- 運輸関連業 ⇒ 免許制度の変更や若者の車離れで、将来的に超人手不足が懸念されている
つまり、これらの業種は大きなチャンスを秘めているんですね。去っていく人も多いので、昇進や給料UPを実現しやすい。
あなたがこれらの業種を候補とできるのであれば、異業種転職への道は大きく広がるでしょう。
20代なら全く問題なし、30代以降の高年齢でも充分にチャンスがある!
逆に、あなたもこれらの業種を避けたいと考えているのなら、その他大勢と同じ考えです。
その場合は、同業種出身者も含めた「厳しい競争」を勝ち抜かねばなりません。
異業種出身のあなたは、「同業種出身者に勝る何か」を示さなくてはならない!
あなたの築いてきた実績が異業種でも活かせるものなら問題ありませんが、そうでない場合は「極めて難しい転職になる」と認識しておく必要があります。
年齢が武器になる20代(第二新卒)
基本的に、転職は「経験・実績・スキル」で評価されますが、年齢によっては「可能性」で採用してくれることも!
最もその恩恵を享受できるのは、20代前半から中盤辺りの「第二新卒」と呼ばれる人たちです。
参考第二新卒の定義(年齢制限と活動できる期間)を暴く!
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あなたがこの年代に該当するならば、例え異業種であっても、積極的に挑戦しても良いのかもしれません。
第二新卒は、企業から以下のように見られており、高いニーズがありますからね。
- 会社の未来を支えてくれる可能性を持った人材
- 新卒のように一から教育する必要がない
- 社会人経験が浅いので、凝り固まった考え方を持っておらず、自社の考えにも順応しやすい
- 若年層の定着率の低下に伴い、企業のニーズと一致する
企業の求めるニーズに合致すれば、どんな業種であっても勝算があります。
一生に一度しか持てない「若さ」という武器を持っているのなら、是非ともそれを活かして下さい!
大きな変革を伴う転職は、基本的に若い内しか実現できません。
転職市場には「職種の変更は25歳まで」&「業種の変更は29歳まで」という格言もあるくらいですからね。
参考あまり知られていない「転職の現実」厳選10選!
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