違和感は、あなたに危険を知らせる信号である!
面接は応募企業に直接足を運んで行うので、そこで初めて「生の会社」に触れることになります。
会社の雰囲気や、担当者の人柄、面接での会話を通して会社を体感するわけです。
そのファーストインプレッションで「違和感」を感じた...。
- 想像と違う
- 何かヤバそうだ
- 自分には合わなさそう
- 上手く表現できないけど、危険な香りがする
この違和感を信じるべきか、それとも、思い過ごしだと判断して無視するか?
これは非常に頭を悩ます問題ですよね。
この点に関して、私はこう考えます。
自分自身が感じた「違和感」は信じるべきだ!
何故なら、違和感とは以下のことをあなたに伝える信号であり、正しいことが多いからです。
- 自分の想像(理想)とズレている
- 自分の望みが満たされていない
仮に、面接を通してプラスの感情を抱いたとすると、違和感が発生することはありません。
面接で好印象を抱いた場合、「この会社で働きたい」という想いが強まる!
つまり、違和感が発生しているということは、「その会社を避けるべき」を暗に示しているとも言えるんですね。
正真正銘、違和感はあなたの中から生まれた感情です。
あなたは、自分自身から発せられた信号を信じないのですか?
普通、人は「違和感」が発生すると回避行動に出るが...
普段のあなたは「違和感」を感じたらどんな行動を取りますか?
- 一度立ち止まって冷静に考える
- 回避する方向に動く
- 新たな可能性や方法を検討する
恐らく、こうした行動に出るはずです。
違和感は自分自身に「危険(何か違う)」を伝える信号なので、当然と言えば当然ですね。
でも、こと転職(就職)になると「違和感」を信じて行動するのは簡単ではありません。
何故なら、違和感を信じて回避することは、選考の辞退を意味するから!
転職(就職)活動は、体力的にも精神的にも相当な労力を要すので、これはある意味仕方ありません。
一早く活動を終えたいのが全ての人に共通する想いですからね。
その結果、「この違和感は思い過ごしだ」といった考えで無理やり自分を納得させ、違和感を無きものにしようとするのです。
果たしてこれ、正しい選択なのでしょうか?
違和感の無視は後悔に繋がる可能性も!
今、あなたは以下のような感情に支配されていないでしょうか。
- 内定のチャンスを無駄にしたくない!
- 違和感が思い過ごしだったら勿体ない!
- 一日でも早く転職(就職)活動を終わらせたい!
そして、これらの感情が違和感を無きものにしようとする「原因」となっていないでしょうか。
もう一度言います。
違和感はあなたに「危険」を伝えてくれる信号です!
今一度冷静になって考えて下さい。
ぶっちゃけ、違和感を無視して入社すると、それが現実となった時に100%後悔します。
「あぁ、あの時自分が感じた違和感を信じて辞退しておけば良かった」
でも、入社後に嘆いても後の祭りです。
転職(就職)してどんな会社で働いていくのか!
これ、人生に関わる重大事項ですよね。
だからこそ、人生のほんの一瞬の出来事に過ぎない「内定」という快楽を求め、自分の感情を無視することはおすすめしません。
私が実際に感じた違和感!
私自身、転職を3度経験しているので、数多くの企業で面接を受けてきました。
その際、面接での「違和感」が原因で選考を辞退したことが2度あります。
一つ例に挙げると、ある企業での一次面接時のことです。
面接の内容
面接官が現場担当者だったことで、一般的な面接よりも詳細に仕事内容を聞くことができました。
また、面接の雰囲気も良く、私のことも評価して下さり、面接自体は非常に有意義なものでした。
ただ、面接後に感じたことは「この会社で働きたい!」という熱い想いではなく、仕事内容に対する違和感でした。
私の感じた違和感
この会社に入社すると、前職と同じような「負の感情」を抱えて働くことになる気がする...。
要は、前職と同じような「匂い」を感じたんですね。
私が想像していた仕事とは少し異なっており、「何か違う」というのが本音でした。
会社の雰囲気、面接担当者、待遇面に問題は無く、内定も取れそうな手応えもあったので迷いましたが、ここは自分の感情を信じて辞退しました。
正直にお話しすると、当時はそこまで深く考えていませんでした。
しかし、今思い返してみると、「内定を得たいがために、人生をも左右する転職で自分の気持ちを偽らなくて良かった」と感じています。
実際はどうだったのかは分かりません。もしかすると、辞退しない未来の方が、今よりも幸せだったかもしれません。
でも、今現在、その時の選択に一切の後悔はありません。
- 違和感(自分の感情)を信じての辞退は、後悔に繋がらない!
- 違和感を無視することは、後に後悔する可能性がある!
私はこのように考えています。
もちろん、この見解が100%正しいわけではありません。
でも、一つ確かなのは、違和感は自分自身の感情なので正しいことが多いということ。
この事実を踏まえ、熟考していただければと思います。
最後まで進むのも手!
選考辞退の判断ができない場合は、最終結果が出るまで進んでみるのも一つです。
「もう一度面接に足を運び、それでも違和感が消えないなら辞退する」など、自分なりの線引きを設けるのもアリかもしれません。
最終面接後である場合は、会社の口コミサイトなどを徹底的に洗うなど、深い情報収集を持って判断しましょう。
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