転職の実現において避けて通れない面接ですが、採用過程においてその重要度は揺るぎません。
転職において、合否の90%は面接で決まる!
この重要度は誰もが理解しているはずで、皆が一様に事前準備をして臨んでいるのが面接です。
しかし、結果は「上手くいく人」と「上手くいかない人」に分かれます。
もちろん、合否は個々の「市場価値」にも左右されますが、「面接に対する考え方」や「姿勢」が両者を分けるのも確かです。
- 面接が上手くいく人は、面接が何たるかを理解している!
- 面接が上手くいかない人は、面接が何たるかを理解していない!
この両者の違いが、面接対策を変え、結果も変えるのです。
両者の考え方の違いを知ろう!
面接が「上手くいく人」と「上手くいかない人」にはどんな違いがあるのでしょうか?
両者の違いを把握して転職を成功に導きましょう。
面接に対する認識が違う
上手くいく人
自分を売り込む場だということを理解している!
上手くいかない人
相手からの一方的な質問に答える場だと勘違いしている。
面接対策が違う①
上手くいく人
質問に対して適切な答えを返すため、質問意図の把握と徹底した企業研究を行う!
上手くいかない人
想定外の質問が飛んで来たらどうしようと考え、あらゆる質問の答えを準備する。
面接対策が違う②
上手くいく人
どう答えれば自分の「強み」や「アピールポイント」が過不足なく伝わるかを考える!
上手くいかない人
どう答えれば無難かを考え、模範解答を詰め込む。
面接に臨む姿勢が違う
上手くいく人
自分自身が、企業が求める人物像にマッチする人間であることを伝えることに注視する!
上手くいかない人
相手からの質問に対して、窮することなくスムーズに回答することに注視する。
アピールする視点が違う
上手くいく人
採用メリットを伝え、会社に貢献できる人間であることをアピールする!
上手くいかない人
採用メリットを伝えず、会社が何を与えてくれるのか(給料/休日/福利厚生など)に注視する。
アピールポイントが違う①
上手くいく人
企業に応じてアピールポイントを変更し、応募企業のニーズに沿ったアピールをする!
上手くいかない人
企業に応じてアピールポイントを変更せず、全ての企業で同様のアピールを続ける。
アピールポイントが違う②
上手くいく人
過去の経験から、具体的に何ができるのかをアピールする!
上手くいかない人
頑張った(資格を取った、勉強している)をアピールする。
両者にはこれらの違いがあり、「面接に対する理解度の違い」がこの差を生み出しているのです。
転職の面接とは、求人情報から企業のニーズを読み解き、自分がそのニーズを満たした人物であることをアピールする場である!
そして、ライバルありきの競争なので、ニーズを満たした人の中で「最も高い利益を生み出せる人物」が内定を獲得します。
つまり、面接が何たるかを理解せず、間違ったアピールを続ける人は、競争にすら参加できていないということ。
でも、面接が「うまくいかない人」はこの事実を理解していないので、以下のような面接を続けます。
- 質問に対してスムーズに回答することに注視する
- アピール力の乏しい「的外れな回答」を続ける
- 新卒採用と同じように「頑張った」をアピールする
- 仕事で結果を出してこその「給料」や「条件」であるにも関わらず、自分の都合の良い条件を「会社が与えてくれるかどうか」に注視する
これでは上手くいくはずがありません。
あなたが採用側(経営者)だったとしたら、どんな人と一緒に働きたいですか?
まず間違いなく、以下のような人だと思います。
- 入社意欲が高い人
- 会社の社風とマッチする人
- 会社が求める経験を有している人
- 再現性の高いスキルを有している人
- 即戦力性の高い人
- 会社に大きな利益をもたらしてくれる人
要するに、これらの要素を満たす人物であること伝え、自分を売り込むのが面接です。
採用側の視点を理解し、面接でマッチした人間であることをアピールしてくる人!
「この人はうちの会社のニーズをしっかりと把握していて、本当に分かっているな!」と思いませんか。
採用側の視点を理解せず、当たり障りのない模範解答だけを返してくる人!
必要なアピールの前に、「給料は?」「休みは?」「福利厚生は?」と聞いてくる人!
「この人は何言ってんの?」と思いませんか。
転職の面接とは、言わば「商談」です!
この商談を成立させるためには、以下のことを伝えなければなりません。
私はこれまでの経験から〇〇ができます。だから、私を雇ってくれれば御社にこれだけの利益をもたらすことができます!(採用メリット)
この内容に採用側が納得して初めて「内定」が貰えるのです。
企業はボランティア団体ではないので、採用メリットのない人は絶対に雇いません!
この事実をしっかりと理解しておきましょう。
GOOD
面接が上手くいく人は、「この会社はこんな人物を求めているはずだから、今日の面接では絶対に〇〇をアピールしよう!」と考えて面接に臨みます。
面接後は、「今日は自分が伝えたいことを伝えられた!」ということに満足感を覚えます。
BAD
面接が上手くいかない人は、「今日の面接では何を聞かれるんだろう? もし、想定外の質問が飛んで来たらどうしよう...」と考えて面接に臨みます。
面接後は、「今日は全ての質問にスムーズに回答できた!」ということに満足感を覚えます。
はっきり言って、この差はめちゃくちゃでかいです。
同じ「満足感」を得たとしても、面接を通過するのは圧倒的に前者です。
面接が上手くいかないと悩んでいる人は、間違った考え方に侵されていないかを確認してみて下さい。
そして、上手くいく人の考えや姿勢を真似て下さい。
この行動があなたに「内定」をもたらしてくれるはずです。
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