短期離職を繰り返そうが、転職を何度しようが、最終的に辿り着いた先が幸せであれば何も問題ありません。
私生活を含めて充実した日々を過ごせているのであれば、これも問題ありません。
ただ、社会人としてのキャリアの面から考えると、短期離職を繰り返す人の未来は「地獄」です。
- 年齢相応の「市場価値」が維持できず、次第に相手にされなくなる
- 採用企業の質が大きく低下し、負の循環に飲み込まれていく
- 短期離職を繰り返したことを後悔しながら人生を過ごすことになる
もちろん、ここでお伝えすることは一般論であり、全ての人が該当するわけではありません。
しかし、短期離職を繰り返すことで陥る可能性がある「負の循環」であり、訪れる可能性のある「未来」です。
短期離職を繰り返すことによるマイナス面をしっかりと把握し、今後の行動を決断する糧として下さい。
年齢相応の「市場価値」を維持できず、次第に相手にされなくなる
短期離職を繰り返す行為の最大の問題点は、年齢相応の市場価値を持たない人材になってしまうことです。
転職市場では、「転職は何回までならOK?」なんて議論がなされますが、回数の問題はなく、市場価値の問題です。
- 無意味な転職(短期職歴)を何度も繰り返してきた人
- 転職を利用してキャリアアップを実現してきたい人
仮に同じ転職回数であっても、社会的な価値は天と地ほど違います。
短期離職者は、成果を出す前に会社を辞めているので、経験やスキルが積み上がっていきません。
これは、経験・スキル・実績が問われる転職において最悪の状態で、「武器なし」で戦いに挑むことを意味します。
- こんな状態で、同年代の強力な武器を持ったライバルに勝てると思いますか?
- 同じく「武器なし」でも、ポテンシャルで採用される若い人材に勝てますか?
まぁ、まず勝てません。
何故かと言うと、社会的には「年齢を重ねただけの何の価値もない人材」と見なされるからです。
ゆえに、相手にしてくれる企業は激減していきます。また、年齢や転職回数で足切している企業も多いので、この流れはどんどん加速していきます。
結果、望み通りの転職を実現できる可能性は極めて小さくなるのです。
採用企業の質が低下し、負の循環に飲み込まれていく
短期離職を繰り返すと、年齢相応の「市場価値」を維持できなくなり、相手にしてくれる企業が激減するとお伝えしました。
でも、転職できないかと言うと、実はそんなことはありません。
短期職歴や転職回数なんて気にしない会社(仕事)が、世の中には腐るほど存在するから!
ぶっちゃけ、転職市場って、こうした会社間で人が循環して成り立っています。
当然、短期離職を繰り返した人は、これらの会社にすがることになるのですが、居心地がいいはずはありません。
何故なら、まず間違いなく「ブラック要素(人が辞める何らかの要素)」を持った離職率の高い会社だからです。
その結果、以下の循環に陥ります。
- 短期離職を繰り返した結果、年齢相応の市場価値を持たない人材となる
- 短期職歴や転職回数を問わない「ブラックまがいの会社」にしか相手にされなくなる
- 短期離職を繰り返す性分の人が、これらの「ブラック要素」に耐えられることはない
- また短期で辞めることになり、更に自身の市場価値を落とす(更に年齢を重ねる)
- 採用される企業の質がもっと悪くなる
これが短期離職を繰り返した人が飲み込まれる「負の循環」です。
職歴や年齢は変えようがないので、この循環に一度でも飲み込まれると簡単には脱出できません。
転職市場はこの負の循環に飲み込まれた人たちで溢れている!
これが事実であるからこそ、世間的にブラックと認知されている会社へも、人の流入がなくならないんですね。
ブラックと認知されている会社に入った人たち、自ら望んでその場所に向かったと思いますか?
いいえ、違います。
そうせざるを得なかったのです。
何故なら、他では相手にしてもらえないからです。
短期離職を後悔しながら人生を過ごすことになる
短期離職を繰り返し、悪循環に飲み込まれた後は、過去の短期職歴を後悔して生きていくことになります。
同年代や旧友を見渡せば、会社で一定の地位に就き、ある程度の給料を手にし、家庭を築いて充実した日々を送っている!
キャリアを無視して短期離職を繰り返した人は、同年代に比べて著しく給料が低く、生涯年収においても大きく劣る現状を嘆いて暮らしている!
収入の問題で、結婚も難しい状態に追い込まれている...。
こんな状態も否定できません。
正に「地獄」ではないでしょうか?
惨めですよね。
初めて社会に出た時、誰一人としてこんな状況に追い込まれる「未来」は想像していません。
でも、実際にこうした状況に追い込まれ、過去の行動を悔いて生きている人は腐るほど存在するのです。
怖いですよね?
にも関わらず、転職にこの種の「厳しい現実」が存在することは誰も教えてくれません。だらか、若い時分に安易に転職を繰り返してしまいます。
結果、後悔する社会人人生を歩むことになるのです。
短期離職の現実を知り、覚悟を決めよう!
短期職歴を繰り返す行為は、最終的に「地獄」に辿り着く危険性をはらんでいます。
だから、まずはこの現実を知ることがスタートです。現実を知ったら、次は「覚悟」を決めます!
次の会社は絶対にすぐに辞めず、何が何でも結果を出す!
ブラックだろうが、仕事が辛かろうが、ノルマが厳しかろうが、そんなのは一切関係ありません。とにかく結果を出します。
これを実践しないと、落ちに落ちて更なる窮地に陥るだけです。
逆に、ここで踏ん張って結果を出せば、新たな境地にたどり着けます。
今まで逃げてきたところを超えた経験が積めるので、社会人として成長した自分がいるはずです。
また、結果が出せるということは、あなたがその仕事をやれるという証拠にもなります。
だから、次は「その仕事で一生のキャリアを築いていく」という覚悟を決めます。
その仕事が好きだとか、嫌いだとか、やりがいどうこうは関係ありません。
あなたの人生を充実させるための「お金を得る手段」として、その仕事でキャリアを築くことを決断するのです!
短期離職を繰り返すことが問題だと認識しているのなら、甘えた気持ちを捨てて「覚悟」を決めて欲しいと思います。
それが、今の現状を打破する唯一の道です。
短期職歴を持つ人の転職!
短期の職歴を履歴書に「書く」or「書かない」はあなたの覚悟次第!
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