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転職初日の「辞めたい」という感情に従うべき価値はあるのか?

期待を込めて転職したが、初日に「辞めたい」という感情が芽生えてしまった…

基本、自分自身から生まれた「感情」は正しいことが多く、十分に従うに値するものです。しかし、こと転職に関わる「仕事」や「社会人人生」においては少し主旨が異なります。

何よりも、今このページをご覧になっているということは、「本当にこのまますぐに辞めてしまってもいいのか?」と迷っているのではないでしょうか。もしそうであるならば、ここは少し冷静になって考え、即決するのを待って欲しいと欲しいと思います。

なぜこんな風に言うのかというと、転職初日は「辞めたい」などの負の感情を抱きやすいからです。更にこの負の感情に従ってすぐに辞めることは、これからの社会人生をマイナスに導く可能性もあるからです。

ここでは、転職初日(転職初期)に負の感情を抱きやすい理由、その感情に流されて辞めてしまうことによるデメリット、社会の現実をお伝えします。

転職初日に”負の感情”を抱きやすい理由

転職するということは、やっぱり新しい会社や仕事に期待しています。そして、大抵の人が「転職後の充実して働いている未来」を想像して転職に臨んでいます。

しかし、現実はそう甘いモノではなく、酸いも甘いも両方の面を兼ね備えているのが転職です。

そのため、転職を必要以上に素晴らしいモノとして捉えていたり、全てがプラスに運ぶと考えている人は”負の感情”を抱きやすい傾向にあります。また、転職先の事情や現実もその要因として乗っかかってきます。

 

転職初日に感じる”雰囲気”や”人間関係”は特別である!

基本、転職者というのは「採用された以上、転職先では喜ばれるはずでは?」「新戦力として歓迎してくれるのでは?」と考えています。しかし、実際に入社していみるとそうした雰囲気を感じないこともあります。

これは転職者の受け入れが多い企業(出入りが激しい企業)なんかだと特にそうですし、新卒入社のような「歓迎ムード」しか知らない人はより違和感を感じやすいかもしれません。

その結果、人間関係を含む職場の雰囲気から、転職初日に「辞めたい」と感じている人もいるかと思います。

ただ、これに関しては「軽く紹介と挨拶だけして即現場へ」というのが中途採用の現実ですし、歓迎ムードなんてのはどの会社にもほとんど存在しません。

人間関係に関しては、転職者の「人柄」や「仕事の能力」が判明するまでは、必要以上に警戒心を抱いているというのが実際のところです。

あなたが転職先の「雰囲気」や「人間関係」を気にかけているのと同じで、転職先の既存社員も「どんな人が入社してくるのだろう」と期待と不安、警戒心を抱いています。そのため、転職初日に「馴染めない」「歓迎されていない」と感じたとしても気にする必要はありません。

あなたが社会人としての常識を守り、真摯に仕事に向き合っていれば、自然とこうした空気は薄れていきます。また、人間はどんな雰囲気や環境にも慣れて順応していける動物なので、その点も考慮しておく必要があります。

要するに、転職先の雰囲気や環境が想像と違っても、それは次第に慣れていくものであり、辞める要素ではないということ。人間関係においては、ある程度の時間を掛けて構築していくものなので、一日接しただけで判断はできないということ。

 

転職初日の仕事だけでは判断不能

中途採用においては、ガッツリとはいかないまでも初日から仕事をするのが普通です。そのため、実際に仕事をしてみて「辞めたい」などの感情を抱いている人もいるかもしれません。

しかし、前述した内容と同じで、初日の勤務だけで仕事の本質は掴めません。

  • 想像していた仕事と違った ⇒ 初めてその会社で仕事をするのだから、想像と違うのは当たり前。仮に未経験職であるならば、その可能性は極めて高くなる。
  • この仕事を続けていく自信がない ⇒ 仕事に慣れ、コツを覚えていけばこなせるようになる。というか、そうして成長してよりレベルの高い仕事をしていくのが社会人に課せられた使命。

仕事なんてものは、数年単位でやってみなければその本質は掴めませんし、結果も出せません。転職初日の仕事だけで判断するのは早計であり、社会人人生において、望み通り・想像通りの仕事だけに従事できるなんてこともありません。

転職直後(初日含む)というのは、予期せぬことがたくさん起きるものです。そのため、基本的に転職直後はマイナススタートであるくらいに考えている方が健全です。

 


 

転職初日に辞めることによるデメリットとリスク

転職初日に辞めると、超短期職歴が経歴に追加されます。これが今後の転職活動に「負の影響」を与えるのは言うまでもありません。「不都合があるとすぐに逃げ出す人」とのレッテルが張られるので、採用される企業の質は間違いなく低下します。

果たして、こんな状態で望み通りの転職が実現できるのでしょうか。

転職初日に辞めるということは、転職活動において大きなデメリットとなる「短期職歴」を背負うことを意味する!

この事実をしっかりと理解しておく必要があります。

仮に社会保険などの手続き前であれば、この会社への入社を無かったことにもできるでしょうが、「無職期間」が発生することになるので、短期間で次の転職先を決定しなくてはなりませし、長引けば同様のデメリットが表面化します。

 

今回と同様のことが起こる可能性について考えているのか?

あなたは期待を持って転職したわけですが、今回は初日に「辞めたい」と感じたわけです。ここで辞めると再び転職活動に身を投じることになるのですが、今回と同様の結果になる可能性があることを理解しているでしょうか。

同じような考えで同じレベルの活動をすると、同じような結果を招く可能性があります。また、何よりも転職には絶対にゼロにできない「リスク」というものが存在します。

  • 会社は入社してみないことには分からない
  • 仕事は実際にやってみないことには分からない
  • 転職しても状況が改善されないこともある
  • 転職したことで状況が悪化する可能性もある

つまり、転職してもまた「辞めたい」と感じる可能性があるんですね。もしそれが現実になった時、どう行動するのか決めているでしょうか。またすぐに辞めますか。更にデメリットを大きくして転職に身を投じますか。

結局、理想郷があると信じて転職を繰り返すと、マイナスの方向にことが進み始めます。ましてや、超短期の職歴を重ねてのですから、ブラックまがいの会社にしか相手にされなくなります。でも、これに気付いた時には「時既に遅し」なんですね。

だったら、転職初日に感じた「辞めたい」は一旦横に置いて、長い目で判断する。その結果として将来転職する可能性もあるので、全力で仕事をこなして結果を出し、市場価値を高めておく

これがリスクやデメリットを最小限に留める最も健全な方法ではないでしょうか。

前述した通り、転職初日では計り知れないことも多いので、ある程度継続することで、今感じている「辞めたい」が一過性のものだったことに気が付くかもしれません。でも、辞めてしまってはこの可能性も追求できません。

 


 

最後にお伝えしたいこと!

転職初日に感じた「辞めたい」という感情はあなたから生まれたものなので、本当はそれに従って行動するのが正解なのかもしれません。デメリットやリスクを受け入れる覚悟を持っているのであれば、あなたの人生ですからどう行動するかはあなたが決めるべきです。

ただ、社会人人生というはやり直しが効かず、一度のミスが命取りになります!

そして、日本の社会は転職を重ねることに寛容ではなく、ましてやそれが短期職歴ともなると尚更です。だから、この件に関しては本当によく考えて決断して欲しいのです。

  • 辞めるのなら速攻で辞めて次に進む!
  • 会社や仕事は一日では分からないので、長い目で見て判断する!

正直な話、どちらも間違いではなく、どちらも正しい見解です。だからこそ迷うわけですが、社会人人生のリスクヘッジという意味では後者が正解ではないでしょうか。

人生において極めて重要で、かつ、やり直しの効かないことに対してリスクを軽減して行動する。それとも、半ば勢いでリスクを背負ってでも行動する。

あなたがどちらを望んでいるのか、そしてどちらを選択することが将来的に後悔しないのか?

この疑問にしっかりと向き合って決断を下して欲しいと思います。どちらに舵を切ろうと、将来的にあなたが幸せであれば問題ありません。最悪なのは、この時の決断を後悔しながら生きている未来です。

 


 


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