未経験者歓迎

転職面接「なぜ未経験職を希望するのか?」に対するOK・NG回答例

転職で未経験職へ応募した場合、面接にて「未経験」に対する考え方を問われることがあります。企業によって聞き方は異なりますが、大まかには以下のような文言に集約されます。

  • なぜ今回の転職で未経験職を志すのですか?
  • どうして未経験の職種を希望するのですか?
  • 未経験のようですが、どうしてこの仕事を選んだんですか?
  • 未経験ですが、本当に大丈夫ですか?

昨今は、慢性的な人手不足が続いているので、募集要項に「未経験歓迎」を掲げる企業が多いのですが、本当に歓迎しているわけではありません。「未経験者でも採用候補とする」という意味であって、経験者が有利なのは変わりません。

ただ、こうした実情がある中で「面接」に呼ばれているわけですから、この時点で採用の可能性は十分にあります。可能性がゼロならば「書類選考」の段階で弾かれているはずなので、ここは自信を持って受け応えする必要があります。

注意
求人の中には本当に「未経験大歓迎」の企業もあります。これは「大量採用して生き残る人材が何人かいればよい」という、いわばブラック要素の強い会社です。このような募集では次のような特徴が見られます。

  • 通年で求人広告を出している転職サイトの常連企業
  • 「平均年齢が若くて活気のある職場」などのフレーズ
  • 幹部候補募集、学歴不問、未経験者OK、フリーター歓迎
  • 試用期間が4ヶ月以上
  • 歩合給、成果給で賞与なし

 


 

未経験者が面接を勝ち抜くための答え方

未経験職に挑戦する場合も、やはり「ウリ」になるのは過去の経験・実績です。これまでの仕事で、次の仕事に生かせそうな部分、企業のニーズにマッチする部分を見つけ出し、自信を持ってアピールすることが大切です。

未経験者の場合、アピールする点がないと思い込んで「意欲は誰にも負けません」「死ぬ気で頑張ります」などの熱意や精神力をアピールする人が多いのですが、それだけでは説得力がありません。

また、「未経験なのでできるかどうか確証はありませんが」「未経験なので多少の不安はありますが」「教えていただければ大丈夫だと思います」といった自信のない態度・謙遜を示すのも絶対にNGです。

面接におけるOK・NG回答からそのポイントを探っていきましょう。

 

【質問1】
なぜ未経験の職種を希望するのですか?
 
【OK】
MRとして医師や薬剤師と接することで、本当にやりたいことは医薬品の研究開発だと改めて認識しました。
 
今回御社の求人を拝見し、まさに私の大学で研究していたヒトゲノムの解析に関連する職種であり、このチャンスを逃したくないという気持ちが高まり志望しました。
 
大学時代の研究知識を生かし、不足している知識やスキルは自ら積極的に学び、御社で貢献できる研究者になれるよう尽力いたします。
 
【NG】
大学卒業時に研究職と営業職で迷いMRを選択しましたが、MRの仕事は接客なども多く自分のやりたいことではないと考えるようになりました。
 
何ができるかと悩んだ結果、人と接するよりもコツコツ研究することが自分の性に合っていると気付き、研究職を志望しました。未経験ですが、教えられたことをきちんと把握して頑張りたいと思います。
 

OK例のように、未経験職に就きたいと考えた理由を簡潔に説明し、これまでの経験を生かし、かつ自己啓発していく姿勢を示すことが大切です。

NG例のような「前職の仕事が嫌だから・向いていないから」では、未経験の職種も務まらないと判断されます。また、受け身の姿勢ではなく、自ら習得していく心構えを示す必要があります。

未経験だから受け身でOK、未経験は入社後に丁寧に指導してもらえる…この考えは転職では通用しません。

 

【質問2】
未経験のようですが、どうして転職しようと思ったのですか?
 
【OK】
前職では、営業事務として、営業部員のサポートを行ってきましたが、1年前から、特定のお客様の対応を直接任せてもらえるようになりました。
 
お客様と直接やり取りする仕事は、クレーム処理なども含めて非常にやりがいを感じました。前の会社で営業職を希望しましたが叶わなかったため、転職を決意しました。
 
【NG】
前職では玩具売り場で販売を担当していましたが、上司が体育会系で「とにかく体を動かし、声を出して売れ」という考えでした。
 
私自身、もっと客観的で理論的な仕事の進め方ができる経理のほうが合っていると思い、転職を決意しました。
 

現実には、「前職が向いていなかった」「前職にやりがいを感じられなかった」などのネガティブな理由でキャリアチェンジを図る人は多いと思います。

しかし、面接の場で正直にこれを語るのはNGです。前職の会社や上司の悪口にもなり兼ねませんし、「次の仕事も向いていないと判断したら辞めるのだろう」とマイナスに連想されます。

 


 

【質問3】
未経験の仕事ですが大丈夫ですか?
 
【OK】
経理職としては未経験ですが、前職では営業事務として経理と連携を取り売上管理や小口清算を行ってきました。また前職在職中に簿記3級を取得しましたので、仕訳なども全く問題ありません。
 
現在も簿記2級の試験に向けて勉強を行っていますので、よりスキルアップして短期間で御社の戦力になれるよう尽力いたします。
 
【NG】
経験がないので多少の不安はありますが、教えていただければ大丈夫だと思います。以前から経理職の仕事に就きたいと思っていたところ、御社の求人で未経験も可能と記載されていましたので応募しました。
 
大丈夫か?と問われれば、まだやっていないので何とも言えませんが、一生懸命に頑張ります。
 

OK例は、面接官の不安を払拭するうえで今現在のできることを具体的に提示しており、資格取得の経緯も含め、意欲と短期間での戦力化の意思をアピールできています。

NG例のような、「不安がある」「教えてもらえるなら」という回答では評価されません。また、未経験可だから応募したというのうは、質問に対する回答になっていません。

 

転職面接における「未経験」に関する質問についての総評

未経験でも、新たな分野に挑戦する理由が明確で、次の仕事に生かせる「強み」を持っていれば、さほど心配する必要はありません。どんな仕事でも真剣に取り組めば、他の仕事に応用できる点は必ずあります。

この手の質問の答えを考える時には、改めてこれまでの仕事の棚卸しを実施し「応募先の企業で生かせそうな経験」を探ることが必要です。

そこにキャリアチェンジの理由も、あなたの「ウリ」も潜んでいるはずです。

 


 


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