転職の面接が1回で終了・内定!これってブラック?
面接が1回だけで終了!
面接を1回受けたら内定が出た!
転職の面接は2回以上を設定している企業が多いので、1回で終了となると逆に不安になりますよね。内定を目指していたにも関わらず、「えっ、もう内定なの?大丈夫?」なんて感情に襲われたりもします。
ネット上には「面接が1回の企業は要注意」「ブラックの可能性が高い」なんて情報も飛び交っているので、内定を得ても素直に喜べないのは当然です。
では、実際のところはどうなんでしょうか? この点について考えてみたいと思います。
- 面接は1回で事足りる
- 複数回の面接はただの選定
- 面接回数に関係なくブラックは存在する
- 重要なのは回数よりも内容
- どう行動するかはあなた次第
これらの要素について詳しく解説していきます。
面接を複数回行うのは選定に過ぎない!
実は、面接回数が1回だけというのは何もおかしなことではありません。
例えば「面接が2回」のケースで考えてみると、まず、一次面接の担当者が1回の面接で「通過者」と「不採用者」を決定します。そして、最終的に採用決定権を持つ人が面接するわけですが、その人も1回の面接で判断します。
つまり、面接は各段階で別々の人に「1回」で判断されており、複数回の面接を行うのは「採用決定権を持つ人により良い人だけを見てもらうため選定」に過ぎないんですね。
そのため、「大企業で人事部などの仕組みが整っている企業」「応募人数の多い人気企業」は選定が必要なので複数回に渡ることが多い。逆に、中小企業、応募人数が少ない企業、採用決定権を持つ人が最初から面接に参加する企業の場合は「1回で終了する」ということです。
「面接が1回 = きちんと評価していない = 誰でも良い = 人を使い捨てるブラック」
この公式は成り立たないので、回数だけで判断するのは早計です。
面接は「回数」よりも「内容」が重要!
面接回数が多い企業だろうが、少ない企業だろうが、どちらにも「ブラック」は存在します。面接の回数がそのまま「企業の実態」を表すなんてことがあるはずもありません。
重要なのは、面接の「回数」よりも「内容」です!
あなたが受けた「1回の面接」がどんな内容だったかを振り返ってみて下さい。
- アルバイトレベルの面接
- 誰でも良さそうな雰囲気(選ぶ意思を感じない)
- 超短時間で終了
この種の「内容の薄い面接」であったのなら注意が必要かもしれません。この場合は、通年で採用を行っているような「人の出入りが激しい企業(離職率が高い企業)」である可能性があります。
ただし、人の出入りが激しい会社がブラックだとも限らないので、その場合もしっかりと見極めることが必要です。実力主義で要求やノルマは厳しいが、成果を出した人にはしっかりと還元する優良企業がいくらでも存在するからです。これらの会社は、ついていけずに辞める人が多いので離職率はどうしても高くなります。
要は、面接が1回で怪しいと感じるのならば、「更に深い企業研究を行って見極めることが必要だ!」ということですね。
仮に「人の出入りが激しい会社である」と推測するならば、その理由を徹底的に解明しましょう。より多くの情報を集め、その結果として入社するかどうかを判断することが大切です。
- 面接回数だけで判断するのは早計
- 面接回数よりも内容を振り返る
- 怪しいと感じるのならば、徹底的な企業研究を行う
面接が1回で内定が出たから不安を抱いている…。
面接が2回で内定が出たら、同じ企業にも関わらず不安を抱かず入社する!
これってそもそもおかしいですよね?
結局は、面接回数よりもその企業をより深く知ることが大切なんですね。面接が1回で怪しいと感じるのは、「もっと企業研究しなさい!」というあなたへの警笛かもしれません。