転職の面接では、これまでの「経験」や「実績」が問われることになります。
中途採用においては、「即戦力の確保」を想定している企業が多いので、入社後に同様の結果を出せることを証明しなければならない!
たとえば、営業職で特筆すべき成績を収め、「〇〇部門において1位」などを獲得した経緯があれば、その成果と共に、ノウハウや再現性を語ればOKです。
採用担当者もあなたの能力を高く評価してくれるでしょう。
問題なのは、「自身の市場価値を高めるような特筆すべき実績がない!」といった時ですよ。
もちろん、採用側も「優秀な人だけが転職に臨んでいるわけでない」ということは分かっています。
しかし、実績を問われた際に、「特にありません」と回答したり、沈黙していては一発アウトです。
ここは、対処法を学んで面接に臨みましょう。
「実績なし」は取り組みや安定性でフォローする!
面接で語るような「誇るべき実績」がなかったとしても、「ありません」と一言で片付けては内定は勝ち取れません。
もちろん、虚偽の実績を語るのもご法度で、結局は突っ込まれて嘘がバレるのがオチです。
結果が出なかった要因をしっかりと説明し、主体的な取り組みや、地味でも継続できた事柄でフォローする!
企業というのは優秀な人材を求めるものですが、誇るべき実績がなくとも、安定した結果が残せる人も同じように評価します。
ゆえに、「抜きんでた実績を持っていないと採用されない」と考えるのは早計です。
具体的な実績がない場合の回答例
残念ながら、今まで私は誇れるほどの実績は残せませんでした。
ただ、前職ではノルマを大幅にクリアした翌年に、達成率が50%未満になるなど、乱高下する仲間も多かったのですが、私はここ5年間ずっと90%台の達成率で推移し、安定した成績を残してきました。
この安定した成績が残せたのは、毎月、結果の分析を行い、次月以降にしっかりと対策を立てて臨んだ結果だと考えています。
また、少し言い訳がましくなりますが、部下・後輩の営業同行も週1.5日程度と他のベテラン社員と比較しても多く、そこで獲得した契約はそのまま部下・後輩に付けていましたことも、私の数字が伸びない理由としてありました。
この返答を聞いて、「この候補者はダメだ!」と感じるでしょうか?
あなたが採用側だっとしても、決してそうは感じないはずです。
誇るべき実績はないと実直に認めた上での回答なので、「正直な人」&「自分自身を客観的に把握できている人」との好印象を与えるから!
更に、コンスタントに結果を残せる人物であること、部下・後輩の面倒見が良い人物であることも伺えます。
結局、このように素直に語る人物の方が、「自身の実績を虚偽で固め、突っ込まれてボロがでる人物」よりも何倍も評価されるんですね。
- ありません!の一言で終わらない
- 実績が出せなかった要因を説明し、取り組み・安定性・継続性などでフォローする
- 大きな実績でなくても堂々と語る
- 虚偽や誇大表現は厳禁
- 実績優秀だけが評価基準ではない
これらのポイントを意識して回答すれば、誇るべき実績がなくても十分に戦えます。
この事実を念頭に、あなたの経験を棚卸して面接に臨みましょう!
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