30代・40代の転職では、マネジメント経験の有無が採否を分ける重要なポイントになります。
ゆえに、マネジメント経験がない人は頭を悩ましますが、実は、管理職経験が無くても十分な経験を持っていることがあります。
例えば、某小売であれば、高卒の新入社員でも2年勤務したら店長に昇格しますが、大企業なら今は40歳を過ぎても課長にすらなれません。
業種や職種、企業規模によって管理職になるスピードは大きく異なる!
また、組織上の管理職に就いていたからといって、「どんなマネジメントを実行していたのか」or「役職だけのお飾り職だったのか」は蓋を開けてみないと分かりません。
「管理職の職位 = マネジメント経験有り」は成立しない!
これが真なので、諦める必要はありません。
基本方針
基本的な方針として、管理職の経験有無で伝える内容を変えます。
管理職でマネジメント経験あり
自身のやり方をそのまま伝えればOK!
管理職経験なし
非公式(プロジェクト単位など)でも、マネージャー的立場で働いた経験や、マネジメント的な取り組みを行った経験をアピールする!
応募書類や面接で問われた時、「マネジメント経験はありません」と一言で終わらせてしまうと、まず間違いなく一発アウトです。
これでは何時までたっても転職先を見つけられないので、過去の経験を棚卸しして、アピール材料を探しましょう。
管理職経験がない場合は、インフォーマルな経験を伝えよう!
マネジメント経験がない人は、以下の模範回答を例に、マネジメント的な取り組みを伝えましょう。
OK例①
私はこれまで、組織上での部長や課長といった役職に就いた経験はありません。そういった意味では、公式なマネジメント経験はないということになります。
しかし、新商品開発プロジェクトでのリーダー役や、2022年度入社の新人育成担当の最高責任者として、マネジメント的立場の職務を遂行した経験があります。
今後は、マネジメントスキルを養っていく必要性を充分に認識しており、チャンスがあれば積極的に取り組んでいく所存です。
公式な管理職経験がないことを伝えた後、インフォーマルなマネジメント経験の事例に切り替え、最後に取り組む意欲を伝えることで、経験がないことをフォローしています。
このような経験でも十分に通用するので、過去を振り返り、プロジェクト単位(イベント単位)でリーダー的なポジションに就いた経験を探してみて下さい。
何よりも重要なのはマネジメントの中身なので、取り組み・工夫・実績などを盛り込めば十分に勝負できます!
あなたの語るマネジメントが基準を満たしているのかどうかは、採用側が全て判断してくれます。
- 公式なマネジメントではない
- マネジメントの規模が小さい
- 役職に就いていない
これらの要素は気にせず、自信を持って経験を伝えて下さい。