転職の面接では、今現在の取り組みについて聞かれることがあります。
- 今現在、自分なりに励んでいることはありますか?
- 昔から継続して取り組んでいることはありますか?
企業はこの質問から何を探ろうとしているのでしょうか?
適切な回答を示すため、企業の質問意図、OK・NG回答例を交えて詳しく解説していきます。
企業側の本音 ~ここが知りたいポイント~
まずは、企業の質問意図を把握しておきましょう。
質問意図
- 惰性で仕事に臨んでいる人物でないかを探っている
- 昨日、今日の話ではなく「継続している努力」について聞かせて欲しい
- もちろん、仕事に全く関係のない話を聞きたい訳ではない
企業側は、何をテーマとして掲げ、どう具体的に取り組んでいるかを知りたいと思っています。
例えば、英会話だったとして、「何故、英会話に励んでいるのか」という理由が知りたいんですね。
語る内容の継続期間も重要で、「昨日から始めた」と「5年間継続している」ではやっぱり説得力が違います。
ゆえに、単なる思いつきレベルでは訴求力がありません。
また、転職の面接であることを考えると、仕事と関連性のない「趣味」や「娯楽」の話も避けるべきです。
仕事に直結する取り組みがない場合も、面接で「ありません」と答えるのは早計!
例えば、ジョギングや散歩などの「健康増進への取り組み」は仕事をする上で重要です。
休日の趣味やスポーツも「ストレス解消を促し、次週の仕事に充実した気持ちで臨むため」といったように仕事と結びつけることが可能です。
NG回答例
実際の面接の場でよくある「NG回答例」について取り挙げておきます。
NG例①
スキューバダイビングのライセンスを取得するために取り組んでいます。
NG例②
ゴルフ検定に合格する為、継続して練習に励んでいます。
趣味、スポーツに関して語る場合は、前述の通り「仕事にプラスの影響を与えている事実」を語る必要があります。
NG例③
自分なりに取り組んでいることは特にありません。与えられた業務をしっかりとこなすだけです。
この回答ではプラスの評価を得ることはできません。
仕事に対する前向きな姿勢が見て取れず、受け身・受動的な人物としてマイナス評価されるだけです。
OK回答例
OK例文から回答のポイントを探りましょう。
OK例
今、社会保険労務士の資格取得に向けて勉強しています。
というもの、私は現在ウェブの求人広告営業に携わっておりますが、今回の応募も含め、この先は人事関連職に就きたいと考えているからです。
しかし、今は全く経験も知識もないために、人事領域に転身するには、まず理論を身に付けるべきだと考え、一昨年から勉強を始めた次第です。
この回答例は最もポピュラーな「資格取得」をテーマにしていますが、明確な理由が添えられており、応募職種の業務にも直結する話なので、マイナス評価となる心配はないでしょう。
- 仕事にプラスの影響を与える事柄
- 応募職種に直結する取り組み
いずれかの点を満たした回答を示すのが、この質問の回答としては適切です。
類似の質問!
面接で聞かれる「仕事で嬉しかったこと・辛かったこと」の適切な答え方!
続きを見る