転職を考えていることを会社・上司に伝えるべきか？

転職を考えていること、または、転職活動していることを会社や上司・同僚に伝えるべきか？

これも転職活動の悩みの一つだと思いますが、結論は以下の通りです。

何故なら、百害あって一利なしだからです。（本当に信頼できる上司や同僚であったとしても！）

ぶっちゃけ、この諺がこれ程までに当てはまる事例は他にありません。

ここでは、その理由を詳しくお伝えしていきます。

転職が上手くいく保証はない！

転職活動には少なからず「不確定要素」というものが存在します。

現職で仕事を続けながら活動する場合や、転職先に強いこだわりを持っている場合は、活動が長期化する可能性も高まります。

ゆえに、転職云々は絶対に伝えるべきではないのです。

会社というのは、あなたの転職先が決まるまでの「給料を保証してくれる組織」ではないですからね。

伝えることで不利益を被る可能性がある！

会社や上司にもよりますが、伝えることで不利益を被る可能性もあります。

この種のことが発生するのはある意味当たり前です。

これらの不利益を被ることで働きづらくなるかもしれませんし、評価が下がって給料（賞与）に影響を与えるかもしれません。

自らこのリスクを背負うことに、何の意味があるんでしょう？

会社からすると、会社に対して愛情も無く、他社を検討している人に優しくする意味はありません。

「辞めるつもりなら、さっさと辞めて欲しい」と考えるのが普通です。

今の会社の良さを再認識した場合に困る！

転職活動は、今の会社を見つめ直すキッカケにもなります！

実際に活動を通して様々な会社と接していくと、今の会社を客観的に見ることができるからです。

その結果、以下のような状況に陥る可能性があるんですね。

このような状況が現実化した時、「転職しない」も一つの選択肢になりますよね。

でも、転職の意を伝えてしまっているとしたら、「転職しない」を選択するのは容易ではありません。

また、会社側からすると、「転職する」「やっぱり残る」といった曖昧な行動をする人は迷惑なだけで、今後も評価しようとは思いません。

伝えることによる「メリット」は皆無である！

前述の通り、転職の事実を伝えることにメリットはありません。

この問題で悩んでいる人の中には、「迷惑を掛けるので早めに言っておいた方が良いのでは？」と考えている人もいるかもしれません。

しかし、これは転職者側のエゴです。

これが実態なので、デメリットでしかない「伝える」を選択する必要はありません。

もしかすると、あなたの担っている「役割」や「地位」によっては、早めに伝える必要があるのかもしれません。

しかし、会社というのは、規定に乗っ取って事前通知すれば、辞めることができます！

会社がどうこう言う権利はないので、内定を得てからすぐに伝え、やるべきことをやって辞めればOKです。

これが転職の実態です。