履歴書を作成する際には以下のことを認識しておく必要があります。
履歴書には「書くべきこと(省略してはいけないこと)」と「書いてはいけないこと(書く必要のないこと)」が存在する!
履歴書(職務経歴書)とは何を伝えるべき書類なのか?
ここをしっかりと理解しておかないと、「履歴書だけで不採用」なんてことにもなり兼ねません。
あなたの作成する応募書類に誤りがないかを確認して下さい。
書くべきことを省略するのはNG!
履歴書の各項目を素直に埋めていけば、「書くべきこと」が漏れることはありません。
しかし、中には勝手な解釈で書くべきことを省略してしまう人がいます。
その代表例が次の2つ!
- 年齢
- 学歴
欧米で教育を受けた人(特に女性)に多いのが、年齢を書かない選択することです。
これは、「年齢で差別されたくない」「年齢は関係がないはず」という思いからでしょうが、現実問題として、多くの採用の現場では「年齢」も一つの判断基準になっています。
学歴や職歴から大まかに「年齢」は推測できますが、あえて履歴書に年齢を書かないタイプの人は、採用側にいらぬ手間をかけさせます。
採用側としては、その時点で「付き合いづらい人物かもしれないな」と警戒心を持ってしまうのです。
学歴に関しても書かない選択をする人がいます。
- 仕事の実績で評価して欲しい
- 中途採用に学歴は関係ないはず
こうした考えがあってのことかもしれませんが、いずれも人物評価としてマイナスに働いているというのが実情です。
履歴書に「年齢」や「学歴」を書くのは当たり前のこととして認識されています。
ゆえに、当たり前のことをあえてやらないタイプの人に対して、企業は警戒心を抱く!
ハッキリ言って、省略がプラスに働くことはないので、内定獲得を第一に考えるなら省略はしないことです。
書く必要のないことを書くのもNG!
履歴書(職務経歴書)作成の大原則は以下にあります。
選考に関係のないことは書かない!
それにも関わらず、書く必要のないことを書いてしまい、自ら評価を下げてしまう人がいます。
これは、「評価につながるか分からないけど、書いておいて損はないだろう」という誤った考えを持っていることが原因です。
その代表例をいくつかご紹介します。
- 家族(家系)自慢
- 高学歴自慢
- 会社自慢
採用側からすると、配偶者や扶養家族の有無は、転勤可否や勤務時間に関係する情報なので押さえておきたいところです。
でも、それ以上の「個人情報」は選考時点で必要ありません。たとえば、家族の名前や職業は選考に全く関係がありません。
ところが、求職者の中には以下のように家族(家系)自慢をする人もいます。
- 息子が有名中学に通っている
- うちは〇〇家の末裔である
本人からすれば誇らしいことかもしれませんが、他人の目から見れば無用な情報でしかありません。
この種のアピールは逆効果なので絶対にやめましょう。
高学歴や会社の自慢ですが、これは無意識にやってしまっていることがあるので注意が必要です。
たとえば、高学歴な人であればある程、応募書類の目立つ場所に、自分の学歴を書く傾向があります。
また、「東証プライム上場の業界最大手グループの〇〇社に勤務。連結売上高〇兆円」というように、過去に在籍していた企業の業績を延々と書く人もいます。
- 私は一流難関大学に入れるくらいの頭脳を持っている
- 自分は業界最大手の会社に入社できたほど優秀だ
この種のことを自慢したいのでしょうが、こうしたアピールも全くの逆効果です。
採用側はとても冷めた目で見ている!
この事実をしっかりと認識しておかなければなりません。
家族(家系)、高学歴、会社など、アピールするものを間違ってしまうと、「この人は他にアピールすることがないんだな」と思われて終わりです。
履歴書(職務経歴書)は何を伝えるべき書類なのか?
この疑問としっかりと向き合って履歴書を作成するようにしましょう。
履歴書の関連情報!
履歴書と職務経歴書の自己PRが重複!同じ内容で良いの?
続きを見る
参考履歴書は「手書き・印刷どちらが良い?」の議論に決着を!
続きを見る