今現在、求人の募集要項で「性別」と「年齢」を制限することは原則禁止されています。
「男女雇用機会均等法」と「改正雇用対策法」によって、性別・年齢を不問とすることが義務付けられているため!
私は、この法律に何の意味があるのかよく分かりません。
何故なら、採用側は求人に記載できないだけで、暗に「性別」や「年齢制限」を設けているからです!
また、厳密に記載してくれた方が「無駄な応募」を減らせるので、求職者からしても有り難いと思うのですが...。
まぁ、この話はさておき、ここでは「年齢制限」を超えた求人への応募や採用可否についてお伝えしていきます。
実際は「年齢制限」が如実に存在する!
年齢については「原則不問」が基本路線ですが、法律の定める「例外事由」に該当する場合は制限を設けることが許されています。
- 30歳未満の方(若年層の長期キャリア形成を図るため)
- 35歳迄(長期雇用によるキャリア形成/例外事由3号のイ)
この種の文言は誰もがご覧になったことがあると思いますが、この制限に引っ掛かってしまうんですよね、「応募したい」と思った会社に限って...。
私自身も3度転職を経験しましたが、30代の転職時には相当苦しめられました。
そんて、以下の疑問が頭をよぎります。
年齢制限を超えているが、応募しても良いのだろうか?
年齢制限を超えている場合でも、採用される可能性はあるのだろうか?
この疑問に迫っていきましょう。
年齢制限を超過した求人への応募について!
ここは、先に結論をお伝えします。
年齢制限を超えている場合も積極的に応募すべき!
これが疑問の答えとなります。
何故なら、年齢制限を設定している企業には以下2つのパターンが存在し、どちらに該当するかは応募してみないことには分からないからです。
- 厳密に年齢で区切りをつけている企業
- 目安として制限を設けているだけの企業
①のケースに関しては、応募してもバッサリと切られます。
「応募条件に書いてあるでしょ!」ってな感じですね。この場合は仕方ありません、次の会社に進みましょう。
②のケースに関しては、多少のオーバーであれば可能性は十分にあります。
何故なら、「できるだけ若い人材を採用したい」or「応募過多を防ぐため」などの理由で、目安として設定しているだけだからです。
採用の本質は「会社により高い利益をもたらしてくれる人材を採用すること」にあるので、年齢よりも人物面が優先されるのが普通です。
つまり、採用の可能性は十分にあるので「年齢制限を超えている場合も応募する」が正解なんです!
ネット上には「応募する前に質問すれば良い」との情報も散見されますが、「〇〇歳以上の人は絶対に採用しません」と明確な答えを提示する企業は皆無でしょう。
明確な回答を示すことで、法律云々に関するトラブルに巻き込まれる可能性があるからです。
また、「本当に優秀な人であれば、年齢云々は関係なしに採用したい」と考えるのが企業の本音なので、あなたを知ってもらう前に質問で終わらせるのは勿体ない!
年齢制限を超過している場合でも、採用の可能性があるかどうか?
この疑問の答えは、実際に応募することで採用側がきっちりと答えを提示してくれます。
逆に、応募しなければ可能性はゼロなわけで、後悔しないためにも積極的に動くのが正しい選択です。
年齢超過の求人に応募する際の心構え!
年齢が超過している場合は、ハンデを背負って戦うことになる!
この点はしっかりと理解しておかなければなりません。
- 自分よりも若い応募者と同等レベルの場合、100%若い人材が採用される
- 年齢相応の市場価値が求められる
- 若年層では持ちえない経験・スキル(マネジメント経験など)を持っていることが望ましい
要は、採用側に「想定年齢を超えた人物だが、それでも採用したい!」と思わせることが第一歩で、そう思わせる「何か」を持っている必要があるということです!
若年層の候補者に埋もれているようでは内定は勝ち取れません。応募条件を外れているので尚更です。
年齢制限内の候補者よりも、求められる基準が高く、厳しい目で見られる!
この事実をしっかりと理解し、万全の準備で採用過程に臨んで下さい。
これができて初めて「年齢制限越えの採用」を勝ち取ることができます。
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