未経験職への転職を目指す場合、給与交渉はするべきでない!
これが表題の疑問に対する答えです。
仕事をする上で、なるべく多く貰いたいという気持ちは分かりますが、「未経験」であることを忘れてはいけません。
- 未経験者の自分を雇ってもらえるだけで有難い!
- 仕事で成果を示し、実力で給料を上げていく!
このスタンスで転職活動に臨むのが賢明です。
ここでは、未経験者が給与交渉すべきでない理由と面接時の答え方について解説していきます。
未経験者が給与交渉をすべきでない理由!
転職で給与交渉を成立させるには、絶対条件として「根拠」が必要となります。
- 経験
- スキル
- 実績
例えば、「月給〇〇万円欲しいです」と要望を伝えるのであれば、その金額を貰うに値する「根拠」を示す必要があるということ。
でも、未経験の場合は、その根拠がどうしても弱くなります。それにも関わらず給与交渉してしまうと、「未経験のくせに何言ってんの?」と思われて終了なわけです。
要するに、弱い根拠で交渉してしまうと、不採用を誘発する原因となってしまうんですね。
ぶっちゃけ、転職は全てが自分の思い通りにいくほど甘いものではありません。
- 未経験職に挑戦したい!
- 望み通りの給料が欲しい!
あなたが今回の転職で手に入れたいのはどちらですか?
この疑問にしっかりと向き合って欲しいと思います。
「二兎追うものは一兎も得ず!」
未経験者の給与交渉はこの言葉がよく当てはまります。
ただでさえ難しいとされる未経験職への転職において、二兎を追う行為は不採用の確率を高めるだけです。
未経験職への転職(内定獲得)を最大の目的とするならば、給与交渉はしないのが無難!
希望額を聞かれた時の適切な答え方!
転職の採用過程においては、未経験でも希望額を聞かれることがあります。
絶対に譲れない金額がある場合は、覚悟を持って希望額を伝えればOKです。
逆に、内定獲得を最優先に考えるのであれば、「御社の規定に従います」という方向の回答が無難です。
給与に関して希望はありますか?
希望額は「〇〇万円」となりますが、給与に関しては仕事で成果を出してこそ付いてくるものだと考えております。未経験ですし、御社で働かせていただくことが第一なので、御社の規定に沿った金額で問題ありません。
転職の給与に関する余談!
転職では「給料は入社後の昇給で上げていく」というスタンスで臨んだ方が楽なケースが多いです。
何故なら、もらわな過ぎは辛いですが、もらい過ぎはもっと辛いからです!
高い給料を貰えば、当然のこととして「会社からの要求」や「現場からの期待値」が跳ね上がります。
これだけの給料を払っているんだから、これくらいはやってもらわないと困る!
こうしたスタンスになるからです。
- プレッシャーが大きくなる
- 周りの目も厳しくなる
- 早期に成果を出すことが求められる
ここで、思ったような成果が残せなかったとしたらどうなるでしょう?
周りからの冷たい目、冷遇、無きにしも非ずです。
だったら、会社から提示された金額からスタートする方が楽ですよね。仕事に慣れてきたら昇進を目指し、順を追って給料を上げた方がリスクもありません。
既存社員に対する配慮も!
未経験にも関わらず既存社員と同程度の給料を与えてしまうと、会社内に不満が発生する可能性があります。
何故、あいつは未経験にも関わらずあんなに貰ってるんだ!?
既存社員からしたら当然の不満ですよね?
あなたも同じ立場であればそう感じるでしょうし、会社に対して不信感を抱くはずです。
ゆえに、会社というのは「既存社員への配慮」という面でも、転職者に最初から多くの給料は払えないのです!
- あなたが「〇〇円欲しい」と伝える(同年代の既存社員と同程度の金額)
- 既存社員の不満を買う恐れがあるので雇えない
- あなたの能力やポテンシャルに関係なく不採用
これも、給与交渉することによって発生する不採用です。
未経験者であれば尚更です。
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