面接

面接で「何社受けたか?」を問う企業の質問意図と適切な答え方

面接では「これまでに何社受けましたか?」といった質問で、具体的な応募数を問われることがあります。

求職者からすると「なぜそんなことを答える必要があるのか?」と疑問に感じる質問ですが、面接の場で投げかけている以上、もちろんこの質問にも意図があります。

  • 他社評価の確認(あちこちの会社で不採用となっているのではないか?)
  • 内定辞退の可能性(せっかく採用したのに辞退されないだろうか?)
  • 志望度を確認(働きたい気持ちはどの程度強いのか?)
  • 応募企業の一貫性を確認(志望動機の信憑性は確かか?)

応募数を問う質問にはこれらの「意図」が存在するので、あなたの提示する答えによっては評価を落とす可能性があり、決してあなどることはできません。

ここは、評価を落とすことがないよう、企業の質問意図を満たした適切な答え準備しておく必要があります。

 


 

応募数を答える際のポイント

応募数に関しては、ネットエントリーしただけ、書類を送付しただけの応募はカウントしなくても構いません。そのため、基本的には「面接を受けた会社の数」を答えればOKです。

やはり、何十社も受けていると答えれば、「幾多の会社で不採用となっている」「手当たり次第に応募している」という印象を与えてしまいます。

特に応募総数が多い場合は、面接までいった会社や書類選考をパスした会社の数に絞り、「これまで2社で面接を受け、現在結果待ちです」「書類選考を通過し、来週面接を受ける会社が2社あります」といった答えを提示しましょう。

また、この質問は「具体的な数」を問われているので、はっきりとした数字で答えることも重要です。自身の活動状況をきちんと把握していないという印象を与えては、活動に対する真剣さが疑われます。

<応募数に対する回答を準備する際のポイント>

  1. 応募した数ではなく、面接に進んだ会社の数だけを答える
  2. 現在進行形の会社の数だけを答える
  3. 内定を断った会社がある場合は、理由込みで伝える
  4. 他社から受けた評価をアピールにつなげる

これらの点を意識して、受けた会社の数を絞った回答を準備しておきましょう。正直に答えることに一切のメリットはないので、この方針で間違いありません。

 

御社のみはマイナス評価に!

応募先が本命であることを強調しようと「御社以外は受けていません」などと答えると、逆に「活動に本腰を入れていないのではないか」「本当か」と疑われる原因になります。

複数の企業に応募することは常識的なことなので隠す必要はありません。

進行状況から他社の評価をアピールする!

採用側としては、他の会社がどんな評価を下しているかは気になるものです。面接官が「結果はどうなりましたか?」と尋ねてこなくても、自身の評価にプラスになりそうなものであれば、積極的に回答に取り入れましょう。

例えば、「そのうち1社からは最終面接の通知をいただいております」「1社で内定をいただき現在検討中ですが、御社のお話しも伺いたいと思い、本日の面接をお願いしました」などとアピールできれば、面接官に安心感を与えることができます。

活動期間に対して受けた会社の数が少ない場合の答え方!

活動の長さに対して応募数が少ないと、「案外少ないですね」なんて突っ込まれる可能性もあります。最悪の場合、「行動力に欠ける」「転職意思が弱い」「嘘ではないか」とマイナスに連想されます。

ここは、「慎重に選択し、応募先を絞る方針で情報収集に努めてきました」「活動期間の前半は、資格取得のために通学していました」などの回答を準備しておきましょう。

第一志望を問われた際の答え方!

採用側としては、自社の志望度も知りたいところですから、あなたの答えた数に続けて「そのうち弊社の志望度は何番目ですか?」と聞かれることもあります。

本心から第一志望であれば、「もちろん第一志望です、ぜひ御社で活躍したいと願っています」と熱意を込めて答えればOKですが、微妙なラインの場合は難しいですよね。

本来面接は、互いの条件を確かめ合う場所でもありますから、それを踏まえ「面接でのお話しも合わせて検討するつもりで、あらかじめ志望先のランク付けはしていませんでしたが、面接を終えた今は、御社に貢献したいと強く感じています」などと伝えましょう。

 


 

面接「何社受けたか」の会話型の回答例

この質問で良い印象を残すには、業界・応募数を絞って適度な数を示すことが求められます。回答例を参考に、あなたにとって適切な回答を準備しておきましょう。

<質問>
これまでに何社受けましたか?
 
<回答例1>
 
【求職者】
「書類選考を通過して面接させていただいた企業がこれまで3社です。そのうち、来週以降に二次面接の通知を2社からいただいております。いずれも食品業界になります。」
 
【面接官】
「そのうち弊社の志望度は何番目ですか?」
 
【求職者】
「いずれの企業にもそれぞれ魅力を感じておりまして、事前の順位付けは考えておりませんでしたが、本日面接でのお話しを伺いまして、御社の魅力を再確認いたしました。」
 
【面接官の感想】
真剣に転職活動していることがうかがえる。食品業界だけを受けているし、「第一志望です」と強調しないのも好感が持てる。
 
 
 
<回答例2>
 
【求職者】
「住宅業界の2社で面接を受けて、御社が3社目となります。ブランク期間の割に少ないですが、よりよい転職を実現しようと慎重に企業研究を重ね、応募先を絞る方針で活動してきました。」
 
【面接官】
「差し支えなければその2社の結果を教えていただけますか?」
 
【求職者】
「1社からは二次面接の連絡があり、もう1社からは内定をいただきました。第一志望は御社ですので、そちらの内定の返事は月末まで待っていただいております。」
 
【面接官の感想】
応募先にも一貫性があるし、他社の評価もいい。この応募者に対する評価は間違いなさそうだ。
 

 


 


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