経理職

転職面接「経理職の志望理由」の回答例と質問意図

転職で「経理職」を志す場合、面接でその理由を問われることがあります。特に、未経験から経理職を目指す人に対してはそれが顕著です。

  • なぜ、経理職を志すのでしょうか?
  • あなたにとって経理職の魅力とは何ですか?
  • 経理は未経験のようですが、志望する理由を教えて下さい!

これらの質問は「経理の志望動機」と言えるものですから、回答内容が合否に大きく影響します。企業はこの質問から何を探ろうとしているのでしょうか。

ここでは「経理職の志望理由」について、企業側の質問意図、回答例を交えて詳しく解説していきます。

企業側の本音 ~ここが知りたいポイント~

適切な回答を準備する為、まずは企業の質問意図を把握しましょう。

<企業の質問意図>
経理という仕事の本質を理解していない人が多いので、経理の仕事内容を具体的に把握しているのかを探っている。また、お金に関わる仕事なので、「信頼(信用)に足る人物かどうか」を確認する意図もある。

経理を志望する人の本音は、「潰しが効く」「仕事が比較的ラク(残業が少なく、休日もしっかり取れる)」「家庭と両立しやすい」「何となく興味がある」「自分にもできそう」といったものが大半です。

ただ、経理は「会社のお金」や「決算数字などの社外秘」を扱う責任の重い職種であり、かつミスの許されない仕事でもあります。つまり、上記で挙げたような「甘い認識」は通用しないことが多いです。

だからこそ企業はこの質問で「経理の仕事を理解していない認識の甘い人」や「機密事項を扱うに値しない人」を炙り出そうとしているんですね。

そのため、本音の志望理由(甘い考えに基づいたもの)が見え隠れするような内容は避けなければならず、応募企業の経理職をしっかりと理解していることを示さなければなりません。

 


 

NG回答例

実際の面接の場でよくある「NG回答」について取り挙げておきます。

1.「経理職はどんな会社にも存在するので、潰しが効くことが一番の魅力です。」
 
2.「数字を扱ったり、計算が得意なので~」
 
3.「表に立って仕事するよりも、裏方の方が向いているので~」
 
4.「経理という仕事に以前から興味を持っていまして~」

 
1のような回答は、例えそれが本音であっても語るべきではありません。見方によっては、「適当に経験を積んで、嫌なら別の会社へ」「長く勤める気はない」とマイナスに連想されます。決して評価の高まる回答ではないので避けるべきです。

1~4全てに共通して言えるのは、「具体性のない浅はかで幼稚な回答だ!」ということです。計算が得意だから経理ができるという勘違い、裏方の方が向いているという消去法的な動機、興味を持っている程度の理由…

これでは「経理という仕事を理解していない」「重要な仕事を任せられない」と判断され、確実に評価を落とします。特に、未経験者はこのような表面的な回答をしてしまいがちなので注意しましょう。

OK回答例

OK例文から回答のポイントを探りましょう。

私にとっての経理職の魅力は、日々の正確な積み重ねが年度の決算へと繋がり、ミスのない完璧な財務諸表が出来上がった時に達成感を味わえることです。
 
数字は嘘をつきませんし、一切のミスを許しません。日々、地道な作業の連続です。前職では決算前に遅くまでの業務が続き、精神的にも体力的にも辛かったですが、決算が終わったときの達成感は何とも表現しがたいものでした。
 
ただ、その達成感を味わうためだけに仕事をするつもりはありません。私が御社に入社できましたら、ただ単に定型業務をこなすだけでなく、経験を活かして業務フローの改善を実現し、経費削減にも取り組みたいと考えております。

 
この回答例は、前職の経験に基づいているために説得力があり、経理職の魅力を分かりやすく伝えることができています。また、入社後の取り組みまで語ることで、「業務に対する積極性」や「即戦力としての期待感」を感じさせることもできています。

この質問のポイントは、「経験則に基づいた魅力(志望理由)を具体的に伝え、経理として今後どう貢献できるのか(あなたの採用メリット)まで語ること」となります。

未経験者の場合は、「別職種から見て感じた経理職の魅力(必要性など)を志望動機に交えて語り、将来的にどんな経理となって貢献していきたいのか」を語るようにしましょう。

この質問は、会社の志望動機と同レベルの重要な質問であり、内容を考えるのも難しいかと思います。ただ、適切な回答を準備できれば、ライバルと差別化できる大きなチャンスも秘めています。

ポイントを満たした回答を準備してチャンスをものにしましょう!

 

 


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