転職を検討する人の中には、「彼女のために」という方もいらっしゃるようですね。
- 彼女が親元(地元)を離れることに抵抗を示している
- 遠距離恋愛中なので、将来を見据え、彼女のいる地域に移り住むことを考えている
- 彼女が仕事を辞めることができない(抵抗を示している)
基本的に恋愛は2人の問題なので、他人があれこれ言うのはどうかと思います。
また、お互いにとってプラスになるのであれば、どちらが転職するかは問題ではありません。
しかし、このページを見ているということは、「彼女のために転職するのは正しいことなのか?」と悩んでいるのではないでしょうか。
そこで、この問題に対する見解をお伝えしたいと思います。
前提
ここでの見解は「NG」という側面からのものになります。
しかし、お伝えしたいのは「現実をしっかりと理解した上で決断して下さい」ということで、「男性側が転職するのは間違いだ」ということではありません。
彼女のために転職するのはNGだと思う3つの理由!
彼女のための転職を「NG」としている理由は3つあります。
- 転職にはリスクが存在する
- 転職後も恋愛が上手くいく保証はない
- 経済基盤を支えるのは「男」である場合が多い
それぞれを詳しく見ていきましょう。
1.転職にはリスクが存在する
転職には絶対的にリスクが伴います!
ゆえに、あなたが今の会社にある程度満足しており、「彼女がいなければ転職を考えない」というレベルにあるのなら、本当に深く考えて結論を出すべきです。
何故なら、そのレベルの会社を捨てるのは、とてつもなく勿体ないことだからです。
転職市場の現実
- 転職市場に求人を出している会社は、総じて離職率が高い
- 離職率が高い理由は、人が辞めるような「何か」を持っているから
- 離職率が想定内に収まる会社は、新卒採用で事足りるので、中途採用を行っていない
- 結果、高い満足感を得られる会社に入社できる可能性は低い
悲しい話ですが、転職市場というのは「人が辞める要素」を持った会社の中で、人が循環して成り立っているのです。
つまり、あなたが今の会社に対して感じている「満足感」は失われる可能性が高い!
この事実をしっかりと理解しておく必要があります
もちろん、全ての転職(会社)が該当するとは限りません。しかし、確率が高いのは紛れもない事実です。
あなたは得難いものを自ら捨てようとしているのかもしれない!
また、転職は他の候補者との競争であるため、余程の高スペックを持っている人物でない限り、以下のリスクを背負うことになります。
- 自身が望んだ会社に入れるとは限らない(企業レベルの低下)
- 今回の転職が給料減となる場合、生涯年収に大きな影響を及ぼす
- 望んで入った会社が、実は「最悪の会社だった」なんてことも起こり得る
これらの「リスク」が現実となった場合、転職したことを後悔しないでしょうか。
以下の問いを自分自身に当てて欲しいと思います。
あなたは、どんな会社に入っても「彼女のためだ!」と我慢して働き続けられますか?
仮に、「彼女のためだから問題ない!」と即答できるのなら、転職しても問題ないと思います。
しっかりと覚悟ができているようです。
逆に、即答できないのであれば、再考することを推奨します。
仕事と人生は切っても切り離せません!
その意味で、「残りの人生をどんな会社で過ごしていくのか」はとてつもなく重要なことです。人生の多くを費やす会社が地獄なら、人生もやっぱり地獄ですからね。
ゆえに、今の会社にある程度満足している人は、本当によく考えて結論を出すべきです。
これから何十年にも渡って働き続ける必要があるのは、高い確率で「男」のあなたです!
2.転職後も恋愛が上手くいく保証はない
今は上手くいっている状態かと思います、「彼女のため」と考えるくらいですからね。
結婚など、将来も見据えた上での転職なのかもしれません。
でも、転職後も2人の関係が上手くいく保証はありません!
もし上手くいかなかった時、あなたは「彼女」と「前職」を失うことになるわけですが、覚悟はできているでしょうか。
仮に、遠距離を縮めるために転職を考えている場合は、最悪のケースも想定しておかなければなりません。
最悪のケース
彼女と前職を失い、縁もゆかりもない地域で働いている未来!
今現在、恋愛段階(婚約前)にあるのであれば、このリスクも避けることができません。
3.経済基盤を支えるのは「男」である場合が多い
将来的に今の彼女と結婚、子供、マイホームなどを想定している…。
漠然とでもそんな未来を想像しているのであれば、これも熟考が必要なケースになります。
何故なら、結婚すると「経済基盤」がとてつもなく重要になるからです。
特に、子供ができるとこの傾向はより顕著となり、女性は出産前後は仕事が難しいので、あなた一人で家計を支えることになります。
そんな時、男のあなたが問われるのはこれっ!
家庭にどれだけのお金をもたらすことができるのか?
お金が全てではありませんが、あるに越したことはありません。家族にしてやれることも増えます。
にも関わらず、給料減が基本の転職に臨もうとしている...。
これ、はっきり言って矛盾ですよね?
結果、あなた・彼女・家族、誰にもプラスにならない可能性があるのです。
- 転職しても、給料を下げなければいい!
- 一時的に下がったとしても、転職先で昇給していけばいい!
こんな声が聞こえてきそうですが、その通りです。
要は、あなたがそれを成し得る人物なのかということ!
企業に、「高い給料を支払ってでも採用したい」と思わせるだけの根拠(経験/スキル/実績)を持っていますか?
転職先で迅速に昇進・昇給していけるような能力を持っていますか?
これに「YES」と回答できないとすると、生涯年収に大きな影響を及ぼします。
結果、真にお金が必要になった時に後悔するかもしれません。
「転職せずに前の会社で頑張っていれば今頃は・・・。」
転職でよくある後悔パターンの一つですが、後の祭りです。
また、低収入だと結婚してもらえない可能性も出てきます。
女性は結婚を考える時、経済面を強く意識する!
あなたは問題ありませんか?
本当に彼女との将来を考えているのなら、経済面は絶対に疎かにしてはいけません。
今の会社から満足のいく給料を貰えている場合は、特に慎重にことを運んで欲しいと思います。
結局、家庭の経済基盤を支える必要があるのは、高い確率で「男」のあなたです!
お金が全てではありません。
でも、お金は大事です!
彼女との将来まで考えているなら尚更ですね。
最後にお伝えたいこと!
私が基本的には「NG」だと思う理由は以上です。
この現実を知って、それでも「覚悟」ができているなら問題ありません。また、2人の状況によってはやむを得ない場合もあるでしょう。
ただ、彼女が以下の理由であなたに転職を進めているのなら、熟考の余地アリです。
- 自分が会社を辞めたくない
- 両親や友達、知り合いがいる地元を離れたくない
- だから、あなたに転職して欲しい
これって、めちゃくちゃ自分本位な考えであり、本当に2人の将来のことを考えているのか疑問ですよね。
今がよければいい、自分さえよければいい、こんなレベルな気がします。
結婚、子供、将来を真剣に考えているのであれば、男が転職する方が絶対的にリスクである!
今のご時世、この種の発言をすると「差別だ!」などと言われますが、これが嘘偽りのない現実であり、今でもそれは根強く残っています。
結婚生活に綺麗事は通用しません!
仮に、以下の状況にあるのなら、上記の見解は間違いなのかもしれません。
- この先もずっと共働きを考えている
- 女性の方が圧倒的に稼いでいる
いずれにせよ、現実をしっかりと理解し、2人にとってプラスとなる選択をして下さい。
お互いの想いが一致するのであれば、どちらが転職するかは重要ではありません。
あなたが転職に疑問を感じているのであれば、素直にその想いを伝え、真剣に話し合う機会を設けることをお勧めします。
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