転職の採用試験として「筆記試験」が課されるのは一般的ですが、昨今は「実技試験」を取り入れる企業も増えてきました。
採用後のミスマッチを減らすことで、「採用リスク」の軽減を図っている!
外部業者を利用した試験の場合は事前通知されますが、企業が独自に用意している場合は、抜き打ちとなるケースも少なくありません。
面接だけだと思って会場に行ってみると、実技試験もあるらしい...。
これが昨今の採用事情なので、面接に臨むにあたっては「試験があるかも」との認識を持っておきたいですね。
- 筆記試験は、業務に必須の専門知識を問うものでなければ、極端に悪い点数でない限り採否に影響しない
- 実技試験は、業務にモロに直結するので、選考に大きく影響する
これが真なので、実技試験の「目的」や「内容」をしっかりと理解して採用過程に臨みたいところです。
実技試験の実施目的と内容!
実技試験は、前述の通り「採用リスクの軽減」を主目的としていますが、実はそれだけではありません。
緊急度の高い「即戦力」を欲している企業でも実施される!
例えば、「急な退職で抜けた人員の業務を、入社後に一早く担ってもらいたい」といったケースですね。
この場合は、実技試験で高評価を獲得できれば、内定確率は飛躍的に高まります。
ゆえに、実技試験が課された場合は、大きなチャンスが到来したと前向きに捉えて下さい!
ここに、第一候補に躍進できる大きな可能性が眠っています。
実技試験の内容に関しては、以下の3つのケースが代表的です。
PC操作
応募先企業のPCを利用しての試験で、事務系職種で課されることが多い。伝票からの入力速度、手書きメモからの商用文書作成、数値データをエクセルなどのソフトを使って図表・グラフにするなど。
ロールプレイング
販売・営業・サービス系職種の接客応対、事務系職種の電話対応、またその変形としてのクレーム対応など。背景となる状況やテーマを与えられて模擬対応を行う。
専門技能
パターンメイク、プログラミング、調理、翻訳など、各職種の「専門技能」を模擬実務で評価する試験。工夫やセンス、速度を見極めるシンプルな出題が多い。
応募職種によってある程度は内容を推測できるので、自身に課せられる可能性があるものは、軽くでもシュミレーションしておきたいですね。
試験のレベルに関しては、応募条件を満たす人であればクリアできるレベルです。ゆえに、採用試験の場において、普段通り落ち着いて取り組めるかがカギとなります。
その意味でも、事前に「試験がある」との認識を持っておくことが大切です。