異業種(異職種)への転職はリスクが高そうだ!
異業種(異職種)へ転職すると給料が下がってしまう!
だから、異業種(異職種)への転職はやめた方がよいのでは? と考える人もいるかもしれません。ただ、実際はそこまで身構える必要はありません。
転職で業種(職種)を変えたら、給料が上がるか、下がるか。もちろん、普通は下がります。これは未経験分野への挑戦だから仕方のないことです。
ただ、重要なのはリスクをいつ取るのかということです。
異業種(職種)転職が可能な今か、5年先か、10年先か。この選択によって、結果は大きく異なります。つまり、今転職しないリスクも考えて選択することが大切なんですね。
若ければ若いほど、リスクは相殺できる!
仕事の報酬は、今もらえる給料と将来もらえる給料のバランスで成り立っています。
今もらえる給料ばかり追いかけていると、将来のリスクが極大化して路頭に迷うかもしれません。でも、将来のリスクは選択次第で相殺できる可能性があります。そう考えると、異業種(職種)転職が可能な若い今、一時的に給料が下がることは大きな問題ではないということです。
若い時分は、給料よりも「身に付くスキル」や「やりたい」を求めて挑戦できる唯一の期間です。ある程度年齢を重ねてから「やっぱりあの業界(職種)に挑戦したい」と思っても実現できません。
また、新卒の初任給が高い会社が、あらゆる年齢を通じて給料が高い会社ではありません。初任給は低いけれど、昇給しやすい会社もあれば、初任給は高いのに、ほとんど昇給がない会社も存在します。
結局は、今だけでなく、将来をどれだけ見通せるかが重要なんですね。
今だけでなく、将来を見据えた選択が大切!
将来を全く考えないのであれば、インセンティブの高い営業職で、毎日同じ商品を同じように売りまくる仕事は悪くありません。高い営業成績を残せれば、若い時分から比較的高い給料を手にできます。
但し、それは焼き畑農業と一緒で「今が良ければよい」という考え方に過ぎません。
とにかく体力を使って商品を売りまくるというやり方は、年齢を重ねると次第にきつくなってきます。しかも、一つの商品を長く売り続けるだけでは、他の商品を売る応用力やスキルも身に付きません。
結果、将来的に頭打ちになったり、会社から必要とされなくなります。一つの事しかやっていないので、転職しようと思っても上手くいきません。管理職としてマネジメントを求められても対応できません。
こんな事態に陥る可能性を防ぐ意味でも、異業界(職種)に転職することは間違っていません。たとえ、一時的に給料を下げたとしてもということです。
- 今の会社(業界)では身に付かないスキルの習得を目指す!
- 将来を考え、それができる若い内に業界(職種)を変える!
この選択が将来的に給料面にも反映されるはずです。
あなたが今、「異業種(職種)への転職を考えている!」という状態にいるのであれば、リスクをいつ取るのかを考えて最良の選択をしましょう。