初めての転職に臨むに当たって、是非とも知っておいて欲しいことがあります。
新卒就活時のエントリーと転職の応募は全く意味が違う!
この違いを理解しておくことは、転職活動をスムーズに進める上でも大切です。
これが如何に重要かを示す面白い話があるので、同じような勘違いをしていないか確かめてみましょう。
ある転職サイトの「担当者A」と「取材者B」の会話!
担当者A
転職サイト経由で沢山応募するんだけど、絶対に面接に行かない人がいるんです。本当に困るんですよね。
企業側が「何度も選考案内を送るんだけど無視される。なぜ何度もエントリーしてくるのでしょう?」と対応方法を相談してくることもあるくらいです。
取材者B
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
担当者A
恐らく、新卒の就活時と同じ認識でいることが原因だと思います。
就活は1人あたり90~100件くらいエントリーして、実際に説明会に行くのは25件前後ですが、その時と同じ感覚でエントリーしているんですね。
転職(中途採用)の応募は、新卒のエントリーとは違います。ここでの応募とは「会社の採用過程に参加します!」という意思表示であるわけです。つまり、「同じエントリーという言葉だけど、性質が全く違う」というのが本当のところです。
取材者B
エントリーした以上、企業は面接に来るものとして認識していて、「ぶっち」するのは辞めて欲しいというわけですね。
エントリーした時点で企業側も個人情報を見ているから、履歴が残る可能性はあるわけですよね?
担当者A
その通りです。結果、本来であればもらえたチャンスが貰えなくなってしまうのです。選考の案内を無視する人を採用したいと考える企業は存在しませんからね。
企業によっては「ブラックリスト」を作っているケースもあります。だから、いざその会社の選考に参加したいと思っても後の祭りなんです。
どうでしょう、あなたの認識に間違いはなかったでしょうか?
転職活動における応募とは、採用過程に参加して、その会社に入社する意思があることを示すものです。
「採用過程に参加する可能性があるのでとりあえずエントリーしておく」というニュアンスの応募は転職には存在しない!
この事実をしっかりと認識しておかなければなりません。
もちろん、応募後に気持ちが変化することは誰にでもあります。
その時は、企業にしっかりと意思を伝え、選考を辞退するのが社会人としてのビジネスマナーです!
- 取り敢えず応募する
- 企業からの連絡を無視する
- 面接をドタキャンする
社会人経験者として、これらの行為は絶対にやってはいけません。
「周り回って今後の転職活動に悪影響を与える!」
こんな不利益を被らないとは限らないからです。
就活と転職は違うのもだと認識し、正しい活動で転職を実現させましょう。