転職に臨むにあたって、何かしらの「ハンデ」を抱えてる人も多いかと思います。もちろん、このハンデを放置していると受かるものも受かりませんし、ハンデを背負っていないライバルもいるわけで、競争を勝ち抜くにはそのハンデをフォローすることが必要不可欠です。
しかし、一度背負ってしまったハンデを消すことができません。その為、採用担当者に指摘される前に先回りして、そのハンデとどう向かい合っているか、ハンデ克服にどう取り組んでいるか、を応募書類や面接でアピールする必要があります。
応募書類であれば、特記事項欄、本人希望記入欄を活用して記載します。また、職務経歴書に自由記載欄などを設けて記載するのもありですし、新たな書類として「添え状」を使う方法もあります。
- 経験不足(未経験)
- 短期職歴
- 転職回数が多い
- 応募条件に対する年齢オーバー
- 病気がち(持病を抱えている)
- 勤務地が遠方
- 学歴に対する劣等感
以上、様々なハンデが考えられますが、重要なのは、ハンデはハンデと認め、隠そうとせず、如何にプラスの方向に持っていけるかどうかです。各ハンデに対するフォロー案を後述していますので、参考にして対策していただければと思います。
ハンデに対する考え方とフォロー案
ハンデをフォローする基本的な考え方は、「ハンデ(弱み)を強みに変換する」というものです。
たとえば、転職回数が多い場合、これを逆手に取って、どの職場でもすぐに適応できる「環境適応能力」や「柔軟性」としてアピールできます。同じ職種で回数を重ねているのであれば、多くの会社で積んだ豊富な業務経験(多角的な経験)をアピールできますよね。
ハンデ(弱み)を強みに変換する際、こじつけ感が出てしまうこともあるでしょうが、気にする必要はありません。重要なのは、一見ハンデと思われる事柄に対し、どう考え、どうプラス方向に活かしているかです。これが出来れば、「プラス方向に物事を考える人物」との印象を与えるので、何の対策も施さない状態よりも格段に評価がアップします。
一方、ハンデを強みに変換できない場合は、下手に言い訳を展開するのではなく、過去の反省を踏まえ、入社後にいかに貢献できるのか、という展望を述べることです。嘘や言い訳は絶対にばれますし、間違いなく一発アウトです。
ハンデ | フォロー案 |
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経験不足(未経験) | 経験不足の場合、ポテンシャル・やる気・情熱などをアピールしがちですが、それよりも異業種・異職種で培った経験・スキルが、応募職種にどう活用できるかをアピールすることが重要。何とか共通点を見つけ出し、早期に戦力化できることを伝えましょう。 |
転職回数・短期職歴 | 転職回数の多さや短期職歴の事実は消すことができません。言い訳(嘘)や他責は受け入れられず、マイナス評価で一発アウトです。ここは、過去の自分の行動に真摯に反省していることを伝え、未来に対してコミットメントしましょう。 |
応募条件に対する年齢オーバー | 年齢に関しては事実で変えようがありません。ここは、年齢オーバーに対して卑屈にならず、豊富な経験に基づく見識・スキルをアピールしましょう。また、年齢を感じさせないフットワークの軽さ、柔軟性、適応能力を伝えることも大切です。 |
病気がち(持病を抱えている) | 健康管理、体調管理に関する取り組みをアピールし、業務に支障ができないよう予防していることを伝えましょう。一生付き合っていく必要のある持病などについては、「病気について!申告の必要性、不採用の可能性に迫る!」で考え方を解説しています。 |
勤務地が遠方 | 過去に遠距離通勤の経験があればアピールします。また、通勤時間の有意義な過ごし方などを伝え、遠隔地でも問題がないことを伝えるのもアリです。転居が可能であるのならば、その用意があることを伝えれば万事OKです。 |
学歴に自信がない | 転職では、学歴云々よりも実績重視。応募条件に学歴が明記されていなければ、気にせずに堂々と自分の経験・スキルをアピールすればOKです。 |