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転職「小さい子供がいる」のハンデを克服する応募書類と面接対策!

小さい子供がいる…これをハンデと言わざるを得ない状況なのは悲しいことです。

社会全体として改善傾向にあるとは言っても、まだまだ厳しいのが実情で、綺麗ごとを言っても始まりません。やはり、小さい子供を抱えての転職(正社員に限らず、アルバイトやパートでも同じ)には一つの壁が存在します。

まず、小さい子供のいる応募者は「書類選考」の段階で落とされる確率が格段に高くなります!

企業としても「育児と仕事の両立」が大変なことは熟知しており、育児が理由で残業できない、遅刻や欠勤の可能性がある、という要素はやっぱり無視できません。リスクを考えた時、その心配がない応募者を優先採用するのは当然のことです。

また、企業としては「積極採用」の方向に舵を切りたくても、一部の従業員だけ特別扱いしてしまうと、「周りの社員が不満を抱く可能性がある」という懸念があるので、なかなか採用に踏み切れないんですね。

そのため、「面接であれこれ聞くのも嫌だし、申し訳ないけれど書類の段階で落とさせてもらいます…」というのが実際のところです。仕事の能力云々を疑っているわけではないので、求職者側としては悔しいですよね。

この現状を理解した上でどう克服していくか!というのがここでの本題です。

 


 

最難関の書類選考を突破するために

冒頭で「小さい子供がいると書類選考で落とされる可能性が高い」とお伝えしました。これは確かにその通りなのですが、逆に、ここを突破できれば十分に内定を勝ち取れるチャンスがあります。

何故かというと、企業は「あなたが小さい子供を抱えている」と知っていながら面接に呼んでいるからです。つまりは、あなたに見るべきところがあるということ。

ここにたどり着くため、応募書類では「子供(育児)が業務に影響しないことを具体的に伝える」ということを意識して下さい。現実的な対応策が講じられていることが伝われば、企業の懸念は和らぎます。

記載する際は、「ご迷惑をかけないように何とかします」「うちの子は元気なので病気などの心配もありません」といった抽象的な表現ではなく、具体的な対応策を記載するよう心掛けて下さい。

また、このレベルの応募書類を作成して落とされた場合は、縁がなかったとスッパリと諦めることです。何とか面接にこぎつけようと、応募書類の段階で「子供の存在」に触れない人もいますが、どうせ面接で深く突っ込まれるので時間の無駄です。

<応募書類の記載ポイント>

  • 子供の存在を応募書類の段階で明確に伝える
  • 子供の存在が業務に影響しないことを、具体的な対応策と共に記載する

この対応で面接に呼ばれた場合は、子供のことについて深く突っ込まれることはありません。その分、あなたの経験や能力をアピールすることに集中できます。あとは他の候補者との兼ね合いになりますが、同じ土俵上で勝負できます。

 

子供を持つ人に対して配慮のある会社に応募する場合

家庭を持つ女性のキャリア活用に積極的で、時短出勤やフレックス制、在宅勤務の体制を整えている企業も存在します。

そうした配慮のある会社に応募する場合でも、「緊急度の高い仕事(残業)には対応できる」「育児が原因で職場に迷惑をかけることはない」といったことは伝えましょう。

採用側というのは、「企業側に配慮を求めるばかりでなく、自分の方からも会社に協力する姿勢を持つ人」を高く評価します。「この人はよく分かっているな」なんて評価を貰えればプラスに作用すること間違いありません。

逆に、「こんな場合は対応してくれますか」「〇〇の制度は整っていますか」など、自分の求める条件ばかりを押し付ける人は敬遠されます。

 


 

小さい子供を抱える人の面接対策

企業によって程度の差こそあれ、「小さい子供の存在」は面接において必ず探られます。絶対に聞かれると分かっているので、ここは「企業の懸念を打ち消す適切な回答」を準備しておきたいですね。

  • お子さんがまだ小さいようですが?
  • 仕事と育児の両立は問題ありませんか?
  • お子さんの預け先は決定していますか?
  • お子さんが病気になった時はどうされるのですか?

言葉こそ違えど、全て「あなたは子供の存在に影響されることなく、一般社員と同等の勤務ができますか?」を聞いています。ここは、応募書類作成時と同じように、現実的な対策が講じられていることを伝えましょう。

 

<回答モデル1>
はい、普段は保育園に預けており、21時までの延長保育が可能な枠に申し込んであるので、前の職場の場合は残業にも支障なく対応できました。
 
子供が病気のときや緊急時には、状況に応じて近隣の支援家庭が預かってくれたり、ベビーシッターが出張してくれる「行政の託児支援サービス」を利用しているので問題ありません。
 

この回答モデルは転職の場合ですが、職場復帰の場合は育児と仕事の両立実績がない分、通常勤務に支障のない環境を整えたうえでの応募であることを明確に伝えましょう。

 

<回答モデル2>
お子さんがまだ小さいようですが?
 
<OKパターン>
 
【求職者】
「夜8時までの延長保育が可能な駅前の保育所を確保しているので、育児との両立は全く問題ありません。送迎も夫と分担しており、急な残業などにも対応できます。」
 
【面接官】
「お子さんが病気になった時はどう対応しますか?」
 
【求職者】
「はい、幸い実家が近くにありますので、緊急時には祖父母や父母の応援を仰ぐことができます。仕事を優先して生活できるように手を打っておりますので、ご心配はおかけしません。」
 
【面接官(面接後の本音)】
近くの実家と育児を分担できるのは好材料だな。緊急時の対策も考えてあるし、業務への支障は最小限だろう。採用しても問題なさそうだ。
 
 
<NGパターン>
 
【求職者】
「家の近所に保育園を確保していますので、通常勤務は問題なくこなせます。ただ、毎日迎えに行く必要がありますので、できれば定時での退社をお願いしたいと存じます。」
 
【面接官】
「お子さんが病気になった時はどう対応しますか?」
 
【求職者】
「これまであまり体調を崩すようなことはなかったので問題ないかと思います。緊急の際には、ご近所付き合いも良好なので何とか手助けをお願いできます。」
 
【面接官(面接後の本音)】
育児を手伝える人がいないようだ。緊急時の対応が不十分で、急な早退や遅刻、欠勤もあるかもしれない。う~ん、採用リスクを考えると怖くて雇えないな…。
 

この回答モデルからも分かる通り、子供に関する質問には「企業の懸念や不安を打ち消す断定的な回答」が必要不可欠です。このケースに限ったことではないですが、企業というのは「採用リスク」を抱える人を雇いません。

転職に臨むにあたっては、「子供のことは問題ない!」と言い切れるだけの対策を講じている必要があります!

これが難しい家庭があることは理解していますが、やはり、転職の実現においては必要不可欠です。アルバイト・パートならまだ話は聞いてくれるでしょうが、正社員となると企業の求める基準も高くなります。

厳しい現実はありますが、何とか望み通りの転職を実現してもらえたらと思います。

 


 


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