世の中に、ブラック企業が存在するのは確かだと思います。
- 無賃労働を強要される
- 常識を逸脱した労働を課せられる
- 常識を逸脱した残業を強いられる
- 過度な「パワハラ」や「セクハラ」が横行している
ブラック企業の定義は明確ではないですが、こられの要素を持っていればブラックと呼んでも良いでしょう。
まぁ、「辞めてしかるべき企業」と言い換えることもできますね。
でも、そんな場合でも「何の経験や実績も積まずにすぐに辞める」といったことは避けるべきです。
何故なら、そんな不利な状態で転職活動に臨んでも、同レベルの会社(ブラック要素の強い会社)しか雇ってくれないから!
転職が当たり前なんて言われる世の中ですが、ぶっちゃけ、日本の社会は「短期職歴」や「転職回数が多いこと」に寛容ではありません。
だから、ブラックだからと、簡単に転職を繰り返してはいけないのです。
転職を検討するに当たって、一つ理解しておかなければならないことがあります。
採用側の企業にとって、「あなたの過去の職場がブラックかどうか」なんてことはどうでも良いことである!
ゆえに、真にブラックであったことが原因で辞めたとしても、「短期職歴」というマイナス要素が付与されるだけなのです。
- この求職者の過去の職場はブラックだった
- ブラックだから辞めても仕方がない
- 可哀相だから自社で雇ってあげよう
一切ありません、皆無です。
企業は、自社に貢献してくれるだろう「経験」や「スキル」がないと採用しません。だから、それを積み上げる前に辞めるのは、得策ではないのです。
また、転職回数が増えると、企業からの見られ方が悪化し、転職活動の難易度が飛躍的に上がります。
- 応募者に問題があるのではないか?
- 転職に逃げているだけではないか?
- 精神的に弱いのではないか?
- 忍耐力が欠如しているのではないか?
企業が持つこの種の疑念を振り払うのは、決して簡単なことではありません。
で、結局は、転職回数や短期職歴を気にしない(気にしてられない)会社に行くしかなくなるのです。
それらの会社が、何らかのブラック要素を持つことは、簡単に想像できますよね。
ブラック企業だからと転職を繰り返すと、結局はブラックに辿り着く!
この見解が意味すところはここにあります。
ここでは、その事実を踏まえて「じゃ、どうするか?」についてお話ししようと思います。
今の会社が本当に「ブラック」である場合!
今の会社が、真に価値のないブラック企業だとしましょう。
その場合は、転職することを前提に、転職市場で評価される実績・経験を積んでから転職する!
つまり、自分自身の市場価値を高め、「あなたを採用する理由」を手に入れてから転職するんですね。
例えば、外食関連のブラックで働いている人がいたとしましょう。
Aさん
入社後、すぐにブラックだと判断し、半年も経たずに転職の道へ!
Bさん
入社後、すぐにブラックだと判明したが、店長まで経験して3年後に転職の道へ!
この場合、Bさんの方が市場価値が高く、転職時の選択肢も広がります。何故なら、Bさんは店長という「マネジメント」まで経験しているからです。
更に、採用側から見ると、以下のような評価になります。
- Aさんは、不都合なことがあるとすぐに辞める人
- Bさんは、不都合なことがあっても、その環境で頑張れる人
ここに大きな差が生まれるんですね。
経験・実績を積む前に辞めると!
Aさんは、評価に値する指標(経験/実績)が乏しいため、そのレベルでも良しとしてくれる会社にしか転職できません。
これが、以下のような悪循環を誘発します。
- 今と同等、または、それ以下の企業に行き着く
- 同レベルの会社なので、同様の不満を抱く可能性が高い
- また辞めたくなって、再転職の道へ
- この悪循環を繰り返す
今の転職市場は、この種の悪循環に飲み込まれた人で溢れています。
何故、ブラックと名高い企業にも関わらず、人の流入が絶えないのだろう?
あなたはこの種の疑問を抱いたことはありませんか。その答えは、「そうせざるを得ない人」が世の中にはいるからです。
こんな未来を生きないためにも、今の会社にブラック要素があったとしても、ある程度の実績や経験を積むことが大切です。
1秒たりとも我慢できない場合!
前述の内容が基本路線ですが、中には、今の企業で働き続けるのが難しい人もいるかと思います。
- ブラック要素が強すぎる
- 精神を病みそうだ
- 今すぐこの会社を去りたい
- 会社に残って働くことを一切想像できない
- etc...
そんな場合は、たとえ短期職歴となったとしても、なりふり構わず転職してOKだと思います。
※今回の転職が初めての人や、年齢が若い人は特に!
転職市場には「ワンミスはOK、ツーミスはNG」という格言もあるので、それが許される可能性も高いですからね。
但し、「次の会社がとてつもなく重要になる」ということは忘れてはいけません。
プレッシャーをかけるわけではないですが、これは紛れもない事実です。
何故なら、次の会社でも同じことを繰り返してしまうと、「年齢相応の市場価値を持たない、転職回数が多いだけの人材」に堕ちてしまうからです。
ゆえに、手を抜くことなく、全力で転職活動して下さい。そして、次の会社ではしっかりと経験・実績・スキルを積み上げて下さい。
これが出来れば、最悪、また転職できます。
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