このページをご覧の人の中には、「派遣」という経歴があることで、デメリットを被った人もいるかもしれません。
- 面接で派遣について厳しく突っ込みを受ける
- 正社員経験がないから敬遠される
- etc...
だからこそ、「派遣の職歴を書く・書かない」や「派遣の職歴を書かないとバレるのか?」といったことで悩むのだと思います。
そこで、ここでは、以下3つの視点から派遣の職歴について言及していきます。
- 派遣の職歴に関する基本方針
- 派遣の職歴を書かないことによるデメリット
- 派遣の職歴を書かないとバレるのか?
いずれを選択するにしても、しっかりと吟味して結論を出して欲しいと思います。
派遣の職歴に関する基本的な方針
基本的な観点から言うと、派遣の職歴を履歴書(職務経歴書)に書かないのは誤りです!
むしろ、「何故、書かないのか?」といった疑問がよぎるレベルなので、自信を持って記載すべきです。
あなたは以下のような考えに囚われていないでしょうか?
正社員としての経験 ⇒ 善(企業に評価される)
派遣社員としての経験 ⇒ 悪(企業に評価されない)
これ、全くの見当違いです。
派遣社員として仕事に従事した経験は、評価され得る立派な職歴である!
これが真なので、派遣の職歴に対して劣等感を抱く必要はありません。
今のご時世、やむなく「派遣」として働いている人が多くいることを、人事を司る採用担当者は理解しています。
派遣の身でありながら、派遣先の正社員よりも仕事を頑張っている(仕事ができる)人がいることも知っています。
結局、採用の本質は「自社の利益となる人材を採用すること」にあるので、求職者の以前の「雇用形態」なんてものはどうでも良いことなんです。
- 仕事のできない正社員経験者
- 仕事のできる正社員未経験者
企業はまず間違いなく後者を採用します。
仮に、あなたが「派遣」というものに劣等感を感じており、それが「書かない」を選択する原因にあるならば、考えを改め「書く」という選択を推奨します。
派遣社員という雇用形態ではあったが、「正社員と同等(又はそれ以上)の仕事をしてきた」という自負がある人は絶対!
派遣の職歴を書かないことによるデメリット
ひとえに「派遣」とはいっても、パターンは個々に違います。
- 卒業 ⇒ 新卒採用で就職せず ⇒ 派遣 ⇒ 転職で正社員を目指す
- 卒業 ⇒ 新卒採用で正社員 ⇒ 退職 ⇒ 派遣 ⇒ 転職で再び正社員を目指す
更に複雑な状況が絡まった人もいるかと思いますが、どのケースにも共通して言えることがあります。
「派遣として就業した期間を書かない」を選択した場合、「そのブランク期間をどう説明するのか」といった問題が発生する!
あなたは、企業が納得する理由を語ることができますか?
嘘の話をでっち上げようとも、付け焼刃的な物語は絶対にバレます。その結果、不採用の連続が待っているだけです。
もしかすると、面接での以下の質問を恐れているのかもしれませんね。
何故、この期間派遣として働いていた(正社員にならなかった)のですか?
何も恐れる必要はありません、その時の状況を正直に伝えればいいだけです。
仮に自分に非があったのであれば、それを素直に反省し、今全力で「正社員」を目指して活動していることを伝えて下さい。
- 派遣の職歴があると、まず間違いなく面接で問われる
- 問われることが分かっているのだから、万全の準備で臨めばイイ
ただそれだけです。
また、一般的な企業の考えとして、「働いている人を評価し、働いていない人を評価しない!」という実態もあります。
ゆえに、派遣であってもしっかりと働いてきた経歴は、ブランクがあることよりも遥かに評価されるのです!
自らブランクを作る行為、これは果たして正しい選択でしょうか?
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派遣の職歴を書かないとバレるのか
ここは先に結論をお伝えします。
バレることもあれば、バレないこともある!
何とも曖昧な結論ですが、これがホントのところです。この点は、前職の雇用形態が何であろうと関係ありません。
結局、次の会社に提出する書類によって決まります。
年金手帳
極稀に、過去の加入履歴が記載されていることがある。
雇用保険被保険者証
直近の会社名と退職日が記載されており、提出必須の書類。
源泉徴収票
直近の会社を退職した同一年に転職した場合は、年末調整のために提出が必要。直近の会社名と退職日が記載されている。
職歴を書かない選択をすると、提出書類に「見知らぬ会社」が登場することになるので、バレる可能性があるということ!
要するに、「直近の会社を完全に隠し通すことは難しい」ということですね。
逆に、それ以前の会社であれば、バレる可能性は極めて低いです。ですが、経歴詐称になるので、それ相応のリスクを背負うのは言うまでもありません。
リスクの詳細が知りたい!
短期の職歴を履歴書に「書く」or「書かない」はあなたの覚悟次第!
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