ジョブホッパーの末路は本当に哀れです...。
20代の頃は「転職なんていつでも簡単にできる」と勘違いし、ポテンシャル採用されていることに気付かず、転職を繰り返します。
30代になると、これまで通り事が進まないことに気付き、徐々に「社会の現実」を痛感します。
そして、30代中盤以降に苦境に陥り、以下のような末路を辿るのです。
- 転職サイトに通年で求人を出しているような、離職率激高の会社に応募せざるを得ない
- ブラックとして名高い会社にしか相手にされない
- 理想とかけ離れた仕事に就き、嫌々こなす日々
- 若い頃に思い描いていた「将来像」とかけ離れた生活
- 同年代と比べて、著しく給料が低い現実を嘆いている
- 転職しなければ今頃は....という後悔の念に囚われている
正に、最悪な状態ですよね?
でも、これが無意味な転職を繰り返したジョブホッパーの末路なのです!
脅しではありません、本当にこの通りのことが起こります。
ゆえに、転職は慎重に行わなければなりません。日本の社会は、あなたの想像よりもずっと厳しいですから...。
少し脅しめいた内容になってしまいましたが、ここでは「転職はしない方が良い」といったことを伝えたいのではありません。
時に転職は必要でしょうし、新たな道を歩むきっかけにもなります。
また、転職回数が多くても、幸せに暮らしている人は沢山いらっしゃいます。
但し、キャリア形成を無視した「無意味な転職」を繰り返すと、哀れな末路を辿る可能性が高くなる!
この事実だけは頭に入れておいて欲しいのです。
- こんなはずじゃなかった...
- 社会人としての人生をやり直したい
- よくよく考えると、新卒で入社した会社が一番良かった
- 転職を繰り返した結果、低収入となり結婚もできない
- あぁ、転職しなければ今頃は...
こんな後悔と共に過ごすことがないよう、現実をしっかりと理解した上で転職に臨みましょう。
ジョブホッパーが「哀れな末路」を辿る理由!
転職が当たり前の時代!
こんな風潮で昨今の社会は語られますが、実際、日本の社会はそこまで転職に寛容ではありません。
そのため、ジョブホッパーになると厳しい現実に直面します。
- 選択肢が狭まる
- 若い人材と勝負できない
- 継続性を示せない
そう、無意味な転職を繰り返すと、この3重苦を背負って戦うことになるので、勝負に勝てないのです。
ゆえに、冒頭で挙げた「哀れな末路」を辿る可能性が高くなるんですね。
1.選択肢が狭まる
転職市場には、転職回数で求職者を足切りしている企業が数多く存在します。
「転職を繰り返してきた人を雇っても、どうせまたすぐ辞めるだろう」と決め込んで、選考から弾き出している!
ゆえに、どれだけ応募しようと、どんなに素敵な応募書類を作成しようと、全て無駄なわけです。
この点に憤りを感じる人もいるかもしれませんが、「すぐに辞める可能性が高い」というのは紛れもない事実!
これまでの「経歴」がそれを示しており、過去の変えようがない行動が何よりの証拠です。
転職を繰り返した過去に「正当な理由」があろうとも、採用側にとっては一切関係がありません。
基本的に企業は以下のように考えていますからね。
- 転職を繰り返した人の中にも「優秀な人」がいることを知っている
- しかし、採用リスクを軽減するために足切りを設定する
- 何故なら、リスクを背負って採用するよりも、転職回数が少ない人の中から優秀な人材を選べば良いだけだから
要するに、転職を重ねるほどに選択肢が狭まり、相手してくれる企業が減っていくということ!
もちろん、中には転職回数なんて気にしない企業も存在するので、転職できないことはありません。
でも、そんな会社がどんな会社なのか、敢えて語る必要はありませんよね。
2.若い人材と勝負できない
転職を繰り返すジョブホッパーは、どの分野においても「中途半端な経験やスキル」しか身に付けていません。
大きな成果を出したり、昇進に伴うステップを踏む前に辞めているので、自ずとそうなる!
分かりやすく言うと、最も地位の低い「平社員」を何度も繰り返している状態でしょうか。責任レベルも低く、指示されて業務をこなす立場ですね。
その結果、職を転々とすることで様々な経験を積んでいるのですが、特筆すべきものがなく、年齢相応とは言い難い状態に陥っています。
結果、同業種(同職種)で継続して仕事をこなし、年齢相応のキャリアを積み上げてきた若い人材に勝てない!
採用の現場では、同レベルの人材がいた場合、より若い人材を好む傾向があります。
ある程度の年齢を重ねたジョブホッパーが勝てるはずがありません。
3.継続性を示せない
昨今は採用側も厳しい状況にあるので、採用条件に幅を持たせている企業も多いです。
- 転職回数を問わない
- 年齢を問わない
- 応募者全員と面接する
当然、ジョブホッパーはこうした企業を頼ることになるのですが、面接で「転職を繰り返してきた理由」は問われます。
採用条件を軟化させている企業も、基本は「長期的に貢献してくれる優秀な人材」を求めていますからね。
つまりは、「転職回数が多くてもその理由が正当なもので、かつ、継続性も示してくれるのであれば採用を考えます」ということ。
転職回数を問わない企業 = 転職回数の多い人を積極的に採用する企業
この公式は決して成り立ちません。
でも、ジョブホッパーは「相手を納得させられる正当な理由」なんて語ることができません。何故なら、そんなものは持ってはいないからです。
で、どうするかというと「嘘」で取り繕おうとします。百戦錬磨の採用担当者が見抜けないはずがありません。
結果、転職回数が多いのは以下が原因と判断され、不採用となるわけです。
- 継続性が欠如している
- 逃げ癖がある
- 不満があればすぐに辞める
まぁ、嘘を付く人を採用する企業は存在しないので、前段階で不採用なんですが...。
三重苦を背負って戦う!
この戦いが如何に厳しいものであるか理解いただけたでしょうか?
勝てません、負けて当然なんです。
じゃ、どうなるのか?
転職回数や短期職歴なんかを問わない会社(業界)に行くしかなくなるのです!
ジョブホッパーが辿り着く場所!
あなたは転職活動を通じて、以下のような疑問を持ったことはないでしょうか。
- 何故、ブラックとして名高い企業にも、絶えず人が流入するのだろう?
- 何故、マスコミや2chで叩かれているブラック企業が、人材が枯渇することなく存続できるのだろう?
この答えは単純明快で、こんな会社に応募せざるを得ない「ジョブホッパー」が社会にはうじゃうじゃいるからです。
残念ながら、社会はこうして上手く循環しています。
想像して下さい!
あなたにも「絶対に勤めたくない会社」というものが一つや二つ存在しますよね?
あなたがそう思う会社は、その他大勢の人も同じように感じているはずです。にも関わらず、実際にその会社で働いている人が沢山いらっしゃいます。
その会社を選んだ人達、最初から好き好んでその会社に飛び込んだと思いますか?
いいえ、違います!
どこかで失敗を犯し、その会社を選ばざるを得ない状況に追い込まれた結果なのです!
転職を繰り返した結果として「厳しい会社(仕事)」に行き着いたとしても、過去の自分の行動を反省し、一発奮起してやっていければ問題はありません。
でも、ジョブホッパーになると、転職を繰り返してきた「癖」が付いているので、結局はまた逃げる可能性が高い!
要は、更に「負の経歴」を上塗りした状態で転職に臨むことになるんですね。
こんな状態で戦いに臨むと、採用企業の質は更に低下するわけで、あとはこれを繰り返すだけです。
これが転職における「負の循環」です!
ジョブホッパーになるとこの循環に飲み込まれ、抜け出すことができなくなります。
負の循環に飲み込まれて辿り着く場所、居心地がいいはずがありません...。
転職市場とジョブホッパー!
転職を一度経験することで「甘い汁」を吸ってしまい、その結果、転職を繰り返してしまう!
この種のことは本当によくあります。
もちろん、最大の原因は個人にあるのですが、転職市場自体に問題がないとも言えません。
- 転職は「当たり前」だとする風潮
- 第二新卒を筆頭とした人材ニーズの過熱
- 転職すれば未来が開ける!といった人材業界の誇張広告
特に、転職が素晴らしいものであるかのような爽やかなCMには騙されないで下さい。
あれは、転職する人がいるからこそ成立する「人材紹介会社」の演出です。本当の意味で「転職者の未来」なんて考えていません。
全て金儲けのためです!
結局のところ、ジョブホッパーは、より年齢が高く給料の高いジョブホッパーを利食いして生きているだけです。
つまり、ジョブホッパーとなって行き着くところまで行ったところで終わりではなく、より若くて年収の安い人間が、あなたを「利食い」しにくるのです。
本当に怖いですよね。
こうした社会の現実をしっかりと理解して転職に臨んで下さい。自らの手でキャリアを汚し、人生を崩壊させてはいけません。
ジョブホッパー
ジョブホッパーをプラス目線で捉えれば、「数々の職に就き、様々な経験を持つ人」となります。
これはこれで素晴らしい要素なのは確かです。また、その経験が後の人生に役立つことも普通にあります。
しかし、転職市場では全く評価されません!
この点をしっかりと理解しておく必要があります。
結局、ジョブホッパーは以下のようにしか評価されないですからね。
- 仕事が続かない
- 逃げ癖がある
- 中途半端な経験・スキルしか持っていない
- 雇ってもすぐに辞める
- 社会の現実を理解していない
だから、今後も「他人が作った会社」で働いていくことを考えているのなら、決してジョブホッパーになってはいけないのです。
転職すること自体は「悪」ではありませんが、キャリアを無視した無意味な転職を繰り返すことは悪です!
無意味な転職
- プレッシャーや仕事自体から逃げたいがための転職
- 理想郷があると信じて転職を繰り返す
- 何とかなるだろうと、甘い考えで転職を繰り返す
- あれも違う、これも違うと、転職を繰り返す
一度ジョブホッパーの烙印を押されると、それを消すことは絶対にできません。
社会人人生はやり直しの効かない一発勝負です!
ちなみに、私は無意味な転職を繰り返した結果、最終的に以下のような会社に辿り着きました。
履歴書さえ出せば、誰でも雇い入れるような会社!
まぁ、最悪の会社だったことは言うまでもありません。
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