転職を実現するにあたり、「年齢」は無視できない要素です。
とりわけ「転職市場における自身の年齢の需要」については気になりますよね。
需要が多ければ選択肢や可能性が広がることを意味するわけで、転職の成功と失敗を分ける重要な要素とも言えます。
そこで、ここでは「年齢」から転職の有利・不利について考えていきたいと思います。
転職に最も有利な年齢は?
転職市場で最も有利なのは、社会人を3~5年経験した25~28歳である!
転職では即戦力性が重要視されるので、「より多くの経験を積んだ人の方が有利では?」と思われがちですが、実はそうでもありません。
何故なら、社会人経験が長くなるほどに「染まってしまう」からです。
- 同じ会社で長く働いていると、企業文化や仕事のやり方に自然と染まってしまう
- 染まり過ぎた人というのは、「新しい環境に馴染みにくい人材」と捉えられ、企業から敬遠される
ここに、第二新卒(新卒で就職して3年前後・年齢は25歳前後)に対するニーズが高い理由があります。
第二新卒は「社会人としての基礎はできている」かつ「染まりが薄く、自社のやり方や社風に馴染みやすい」見なされている!
更に経験を積んだ社会人経験4、5年(年齢的には27、28歳)の人材は、「完璧には染まりきっておらず順応可能」かつ「社会人として十分な経験やスキルがあり、即戦力としても期待できる」と見なされています。
これが、転職市場において25~28歳が最も需要が高く、有利な理由です。
転職活動を始めている人なら分かると思いますが、採用条件でこの年代(25~28歳)が外れていることはないですよね。
つまり、それだけ需要が高く、求められている年齢だということです。
25歳未満の年齢について!
転職市場で「第二新卒(新卒で就職して3年前後)」に満たない年齢の方は、「染まり」については全く問題ありません。
しかし、以下のレッテルを貼られるので、あまり評価は芳しくありません。
- すぐに辞める
- 嫌なことがあると逃げる
- 忍耐力がない
一般的に、新卒で採用した人材は3年以上働いてくれいないと「赤字」になると言われています。
ゆえに、新卒で入社して短期間で辞めた人というのは、赤字を出した人と見なされるんですね。
これが、転職活動を不利に導くことがあるのです。
参考新卒入社した会社をすぐに辞めて転職するのは不利なのか?
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但し、若いという強固な武器を持っているので、ポテンシャル採用を勝ち取れる可能性を持っているのも確かです。
29歳以上の年齢について!
29歳以上であっても転職は可能ですが、この年齢になると「即戦力性」が最重要ポイントとなります。
採用過程においては、経験・スキル・実績が深く探られ、年齢相応の市場価値がないと採用されません。
ポテンシャルで採用されることはなく、シビアに以下の要素が問われます。
- どんな経験を持ち、具体的に何ができるのか?
- 採用することで自社にどれだけの利益をもたらしてくれるのか?
ポテンシャルで採用するのならば、企業は「より若い人材」を採用します。
ゆえに、若年層では持ちあわせていない「経験・スキル・実績」が鍵を握るのです。
このポイントを満たしていない高年齢者(年齢相応の市場価値を持たない29歳以上)は、より若い人材との厳しい戦いを強いられることになります。
最後に!
転職における年齢の有利・不利についてお伝えしてきました。
もちろん、年齢が有利だからといって転職が上手くいくとは限りません。逆もしかりで、有利な年齢でなくても十分にチャンスはあります。
むしろ、優秀なリーダースキルやマネジメントスキルが備わっていれば、35歳以上であっても多くの企業から引く手あまたですからね。
また、転職で最重要なのは以下の要素であって、決して年齢ではありません。
- 即戦力性
- 仕事力(ビジネススキル)
- 人間力
但し、年齢という側面だけで考えるのであれば、有利な年齢に属している人は、需要が多いので転職を実現しやすいのは確かです。
仮にあなたが有利な年齢に該当しているのならば、一生に一度しかないチャンスを存分に活かして下さい。
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