企業ニーズに合わなければ、優秀な人でも不採用になる!
転職を難しいものとする要因がここにあります。
採用企業には必ず「求めている人物像」というものがあり、ここにマッチしなければ「優秀な人物」でも普通に不採用になります。
※優秀な人物 = 採用基準以上の優れた経験・スキルを持っている人物
これが事実だらこそ、極めて優秀な人でも「10社応募して内定を得られるのは2、3社」と言われる!
ここでは、そんなミスマッチで不採用となった事例を紹介するとともに、この事例から学べる2つの重要事項をお伝えします。
優秀な人物が「ミスマッチ」で不採用となる事例!
優秀な人物がどんな理由で不採用となっているのか、その代表的なケースを見てみましょう。
事例①
Aさんのじっくりと丁寧に仕事に取り組む姿勢は素晴らしいです。ただ、現在の当社は事業を急速に拡大する段階であり、早いスピードで変化に対応できる人物を求めているので~
事例②
Bさんはキャリアも人物面も優れていますが、既に同じようなタイプの社員がいるんです。今回の採用では、組織に新しい風を吹き込みたいので~
事例③
Cさんの経験やスキルは申し分ないんですが、配属予定部署の上司とうまが合いそうにないので~
事例④
Dさんはリーダー気質をお持ちで非常に優秀なんですが、今回の採用ではブレーン的な役割をこなせる人物を求めているので~
採用基準以上の優れた経験・スキルを持っている人であっても、この種の理由で弾かれることがあるんですね。
これらは、企業の求める人物像とマッチせず不採用となったパターンですが、これらの事例から学べることが2つあります。
- 内定を獲得するには、企業ニーズに合わせたアピールが必要!
- 不採用であっても、あなたが否定されているわけではない!
各要素を詳しく見ていきましょう。
企業ニーズに合わせたアピール
あなたに強くアピールできるだけの「ウリ」があったとしても、応募企業がその「ウリ」を求めていなければ、そこに強いアピール力は生まれません。
例えば、サッカーチームで得点を取れるストライカーを求めているのに、「私は野球でホームラン王を取った経験があり~」とアピールしても意味がないですよね。
企業ニーズに合わせたアピールを実現するには、深い企業研究を行うしかありません。
事例②③④のような、内部事情的な探ることのできないニーズも存在しますが、「求人情報の募集ポジション」「企業HPの情報」「企業の成長ステージ」などから、どんな人物が求められているのかを推測することは可能なはずです。
応募企業とのマッチングは内定獲得において本当に大切なので、この点は応募前に徹底して行いましょう!
不採用は否定ではない
入社意欲の高い企業や、手ごたえの良かった企業から「不採用通知」をもらうと落ち込んでしまいますよね。
仮にそれが連続すると、以下のような疑問を抱くのが普通です。
- 経験やスキルが足りないのではないか?
- 自分は求められていないのではないか?
- 今回の転職は上手くいかないのではないか?
しかし、決してそうではないということです。
何故なら、「たまたま企業が求めるニーズが合わなかった!」といったケースが多分に存在するからです。
事例④のケースなんかで言うと、リーダータイプを求める職場であれば、Dさんは大いに採用される可能性があったわけです。
これが真なので、不採用に終わっても「否定された」と思い詰める必要はありません。
逆に、「合わない企業から採用されなくて良かった」くらいに考えて次に進んでいくことが大切です。
適切なアピール!
転職面接の「採用基準」は親和性の高いアピールにあり!
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