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幼稚園教諭と保育士の難易度比較【取得しやすい資格はどっち?】

二択

何かと比較されることの多い「幼稚園教諭」と「保育士」ですが、資格取得の難易度に差はあるのでしょうか。

子供の保育を職に考えている人であれば、一度は頭に浮かぶ疑問かと思います。

幼稚園教諭と保育士、どちらの資格(免許)が取得しやすいの?

この疑問を検証する形で、資格取得における「難易度」について考えてみましょう。

 

 

幼稚園教諭 vs 保育士【免許・資格取得の難易度】

判断

幼稚園教諭として働くには「幼稚園教諭免許状」、保育士として働くには「保育士資格」が必要です。

共に国家資格ですが、取得方法が大きく異なり、ここが難易度を分けるポイントとなりそうです。

 

幼稚園教諭免許状

基本的に「専門学校」or「大学」の幼稚園教諭養成課程に通い、学校を卒業することで無試験で取得できます。

卒業課程取得免許
専門学校・短大(2年)卒業幼稚園教諭二種免許状
大学(4年)卒業幼稚園教諭一種免許状
大学院(4年+2年)卒業幼稚園教諭専修免許状
保育士資格+3年以上の実務+幼稚園教員認定資格試験幼稚園教諭二種免許状

もちろん、学校では様々な課題をこなす必要がありますが、極論、卒業さえすればOKなので「容易」と言えかと思います。

大学に進学するには試験を突破する「学力」が必要ですが、受験する大学は自分で選べます。専門学校に至っては、基本的に誰でも入学可能です。

以上の点を考慮すると、取得しやすいのは確かではないでしょうか。

 

保育士資格

一方、保育士に関しては、資格試験(筆記試験+実技試験)に合格する必要があります。

試験科目は以下の通り幅広く、全ての科目で6割以上の点数が求められます。

  • 社会福祉
  • 児童福祉
  • 発達心理学
  • 精神保健
  • 小児保健
  • 小児栄養
  • 保健原理
  • 教育原理
  • 用語原理
  • 保育実習理論

筆記試験の合格者のみ「実技試験」に進むことができ、一般保育・言語・音楽・絵画製作から2科目を受験する運びです。

実技に関しても6割以上が合格ラインと言われていますね。

資格試験の合格率を見るに、容易に取得できるとは言い難いのが実情です。

年度受験人数合格者数合格率
令和2年44,91410,89024.25%
令和元年77,07618,33023.78%
平成30年68,38813,50019.7%
平成29年62,55513,51121.6%
平成28年70,71018,22925.8%
平成27年67,50423,16534.3%
平成26年51,2579,89419.3%
平成25年51,0558,90517.4%
平成24年52,2579,72618.6%
平成23年49,3076,95714.1%

※社会的な需要を考慮してか、一昔前と比較すると合格率は徐々に上昇しています!

幼稚園教諭の場合も同様の「知識」と「実務」が求められますが、以下の流れで取得できるため、スムーズに事が進みやすいんですね。

  1. 学校で学ぶ
  2. テスト
  3. 単位取得
  4. 卒業

また、「卒業 = 必要な知識や技能を習得した」とされるので、学校を卒業すれば「無試験」で取得できる仕組みとなっています。

保育士資格を目指している人からするとやり切れない部分かもしれませんが、国が定めているので仕方がありません。

 

 

まとめ&各資格のメリット!

まとめ

前述した内容を加味すると、難易度に関する結論は以下の通りです。

(容易)幼稚園教諭免許 > 保育士資格(難解)

幼稚園教諭免許の場合は、言葉は悪いですが「学校にさえ入ってしまえば勝ち」なのでこの結論となります。

また、幼稚園教諭免許には「取得が容易」であることに加えて、もう一つ利点があります。

保育士の資格試験を学科免除で受験できる!(幼稚園教諭免許状を有する者に対する特例制度に該当する場合)

特例該当者の合格率はほぼ100%なので、これは、「幼稚園教諭免許を持っていると、保育士資格も取得しやすい」ということを暗に示しています。

 

 

逆に、保育士資格から「幼稚園教諭免許」の取得は簡単ではありません。

 

ゆえに、あなたがどちらも選べる状況にあるのであれば、幼稚園教諭免許の取得を推奨します!

但し、保育士資格にも利点があって、それは「試験さえ突破できればOK」だという点です。

  • 学校に通う必要がないため、コストを大幅に抑えられる
  • 独学(書籍、問題集、ユーキャン)でも取得可能
  • 個々の状況(社会人など)を選ばず、あらゆる人に門徒が開かれている

実際、様々な状況の人が「〇〇しながらの勉強」に励み、資格取得を目指していますからね。

ゆえに、ここに大変さがあって、合格率が低くなっている側面もあります。

最後にお伝えしておきたいことは、2つの資格(免許)に優劣はなく、どちらも社会から求められている資格であるということ。

あなたの現在の状況から最適な資格を選択し、子供たちの未来のために力を尽くして欲しいと思います。

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