やりがい追求

やりがいを求めて給料を減らしてまで転職するのは正解なのか?

これからも長きに渡って働き続けるんだから、やりがいのある仕事をしたい!

昨今、転職理由の一つとして多いのが「やりがい」を求めることです。仕事に「やりがい」を求めることは決して悪いことではありません。ただ、今の仕事と別の分野を目指すことになるので、やりがいを求めて転職すると大抵は給料が下がります。

ここで一つ、以下の問いについて考えて欲しいと思います。

給料を減らしてまでやりがいを追求する!その選択は未来を見据えていますか?

給料よりも大切なものがある!
お金だけが全てでなはい!
やりがいのある仕事に就いて給料を上げていけば良い!

こんな声が聞こえてきそうですが、確かにこれらの考えは間違っていません。ただ、以下の二つの事実を知って、もう一度よく考えて欲しいのです。これは全て、将来的に後悔しないようにするためです。

 

1.仕事の目的を再確認しよう!

何故、あなたは仕事をするのでしょうか?

仕事することの「目的」に立ち返ってみましょう。

仕事の目的とは、そう、誰しもが「お金を稼ぐこと」であるはずです。決して、やりがいのある仕事をすることが目的ではないですよね。更に言えば、その稼いだお金で「より良い人生を設計すること」が最大の目的かと思います。

  • 一定水準以上の生活をすること
  • 友人・知人と交流して人生を豊かにすること
  • 彼氏・彼女と楽しく過ごすこと
  • 結婚して家庭を築くこと
  • 子供を育てていくこと
  • 欲しい物を買うこと
  • 行きたい所に行くこと
  • 将来に備えること

つまり、給料を減らすということは、お金を稼ぐ最大の目的である「より良い人生を過ごすこと」に制限を加えることを意味するわけです。また、給料を減らす転職は、計画的に昇給していかないと「生涯年収」に大きな影響を及ぼします。

それでも問題ありませんか?
給料を減らす転職がもたらす影響まで考えていますか?
その選択は未来を見据えていますか?

例えば、「将来的に結婚して子供も作り、マイホームも欲しい!」と考えているとしましょう。ここで一つの事実をお伝えすると、結婚すると仕事に対する価値観は激変します。仕事のやりがい云々よりも、「どれだけ家庭にお金をもたらすことができるか」「どれだけ家族と過ごせる時間を確保できるか」などが大切になります。

あなたがこの状況に直面した時、「あの時転職しなければ、今よりも給料が多く、時間的にも余裕があったかもしれない・・・」と考えて後悔しませんか。「私は何よりもやりがい重視だから問題ない!」と自信を持って言えますか?

未来を見据えず、一時の感情で転職することは危険をはらんでいる!

この事実をよく知っておいて欲しいと思います。

お金が全てではありません。
でも、お金はメチャクチャ大切です!
そして、仕事をする目的は「お金を稼ぐこと」にあります。

 

2.やりがいは自分自身で見出すものである!

やいたい仕事、好きな仕事、やってみたかった仕事をすると「やりがいがある」「やりがいが継続する」と勘違いしている人が多いのですが、はっきり言ってこれは間違っています。

何故なら、やりがいとは、会社や仕事に与えられるものではなく、自分自身で見出すものだからです。

例えば、同じ会社で同じ仕事をしていても、「与えられた仕事に自らやりがいを見出してイキイキと働く人」と「こんな仕事やってられないとイヤイヤ働く人」に分かれます。これは何も、前者がやりたい仕事ができていることが原因ではありません。

組織で働く人間として、与えられた仕事の意味や必要性をしっかりと考え、自分自身の成長や会社の利益を考えて前向きに働いているからです。つまり、やりがいの有無は「与えられた仕事に対してどう考えるか」に大きく左右されるものであり、自分自身で見出すものに他ならないのです。

また、あなたは「全ての人がやりがいを感じる仕事」「全ての人がやりがいを持って働いている会社」なんてものを聞いたことがありますか。恐らく、聞いたことはないはずです。何故なら、そんなものは存在しないからです!

転職してやりたかった仕事ができれば、初めは「やりがいがある」と感じるかもしれません。でもこれは、環境が変わったことによる高揚感、仕事を覚えていく喜び、新しい職場の仲間と密になっていく嬉しさなど、心の動きからきているだけです。

人はどんな環境でも慣れてきますから、次第にそれは薄れてきます。仕事も覚え、惰性でもこなせるようになります。そして、初めは感じていたはずの「やりがい」も薄れてきます。これは全ての仕事に当てはまります!

つまり、「転職という環境が変わることによってもたらされる(会社や仕事から与えられる)やりがいは長続きしない」ということなんです。

継続的に仕事に対してやりがいを見出せるか?
結局これは自分自身の考え方次第なんですね。

あなたは、今の仕事に最初はやりがいや楽しさを覚えていませんでしたか?でも、今は「やりがいがない」と感じている。そうであるならば、転職しても同じことが起きます。転職して会社や仕事を変えるのと同時に、自分自身の考え方も変えなければ、結局は何も変わりません。

また、人はその時の状況で「やりたいこと」「興味があること」がどんどん変わっていきます。つまり、「今、やりがいがある」と感じていることが、5年後・10年後も同じだとは限らないんです。また、仕事を続けていくと、プレイヤーからマネージャーへの転換を求められるので、同じ仕事をずっと続けることは困難ですし、求められる役割も変化していきます。

つまり、やりがいを追っていくと、一生転職を繰り返すはめになるのです。

メッセージ

自分自身で見出すものである「やりがい」を求め、給料まで減らして転職すること・・・。

これは、決して「正解だ!」「積極的にやりましょう!」とは言い難いことなんですね。もちろん、これは一つの考え方であり、「やりがいを求めて転職してはいけない」というわけではありません。

ただ、一度、深く考えて欲しいと思います。

  • 給料が減ることによってどんな影響が出るのか考えていますか?
  • やりがいがあると思っている仕事、給料が上がる要素のある仕事ですか?
  • ライフスタイルや将来を考慮した上での給料減の転職ですか?
  • 今現在だけの一時的な感情に流されていませんか?
  • やりがいがあると思っている仕事、単に憧れだけでそう思っていませんか?
  • やりたい仕事ができれば、やりがいがあると思っていませんか?
  • 会社や仕事がやりがいを与えてくれると勘違いしていませんか?
  • やってみたらやりがいが無かった、そうなった時にどう行動するか決めていますか?

仕事、やりがい、人生、どれも複雑に絡まって難しいですよね。
だからこそ、本当に真剣に考えて後悔しない選択をして欲しいと思います。

転職とやりがいについては、「転職における”やりがい”について深く考えてみませんか」でも解説しています。興味のある方は参考までにご覧下さい。

 


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