未経験者歓迎

未経験者歓迎の意味と企業側の意図を知ろう!

転職市場には「未経験者歓迎」「未経験可」の求人が数多く存在します。

この文言があれば「未経験でも応募が可能」との認識で間違いはないのですが、この文言を「未経験でも積極的に採用してくれる」「未経験でも簡単に内定が取れる」というニュアンスで捉えることは危険です。何故なら、企業によって定義している範囲が異なり、業界・職種によっても難易度が大きく変わってくるからです。

この種の求人に応募するにあたっては、「未経験者歓迎」の意味を正しく理解しておく必要があります。

詳しく見ていきましょう。

未経験者歓迎の求人を勘違いしてはいけない!

まず、未経験者歓迎のよくある勘違いを取り除きましょう。

未経験者歓迎は「未経験でも積極的に採用します」という意味ではないことを理解しておきましょう。これはあくまでも「未経験者であっても採用の候補者とみなします」というのが企業側の意図です。

そして、候補者には以下のような人材が存在します。

  • 同業界・同職種での経験やスキルを持つ人
  • 異業界出身だが、同職種での経験やスキルを持つ人
  • 異職種からの転職だが、同業界の経験や知識を持つ人
  • 業界・職種ともに未経験の人

未経験歓迎と掲げてる求人であったとしても、複数の候補者の中から「最も優秀な人材を選ぶ」という採用の本質に変わりはありません。

同業界・同職種での経験やスキルを持つ人は、即戦力性が高く、入社後の活躍をイメージしやすいので採用リスクを軽減できる人材となります。企業からすると採用しやすい人材であり、ここに高い実績があると優先順位は極めて高くなります。

逆に、未経験者は全ての要素が反転します。

仮に、あなたが業界・職種未経験者であったとするならば、「経験者に勝る何か」を示さなくては内定は取れません。例えば「応募先でも活かせるであろう経験やスキル」「この人なら未経験でも大丈夫だろうと思わせるだけの優秀な実績」などです。

つまり、未経験者が内定を勝ち取るのは簡単ではないということです。

よく、未経験者歓迎と書いているのに「書類選考で落とされる」「面接にすら呼んでもらえない」なんて書き込みを見ることがありますが、これは当たり前のことなんです。だって、複数の候補者の中で最も不利な立場にいるんですから。やっぱり、転職において「未経験」というのはデメリットなんです。

この事実をしっかりと認識して未経験歓迎の求人に応募して欲しいと思います。

未経験者でも積極的に採用する、ではなく、未経験者でも候補者と見なす!

これがこの文言の本質です。

 

企業・業界・職種によっても難易度や意図する範囲は違う

企業によって「未経験者歓迎」でも想定している範囲が違います。

同じ未経験とはいっても、大きく分けると「全くの未経験」「業界未経験」「職種未経験」が存在するんですが、どの未経験を想定しているのかは企業によって異なります。

これに関しては、求人情報から推測するしかありません。

ただ、前述した通り、優秀な人材を獲得することが採用の本質です。
「業界未経験 ⇒ 職種未経験 ⇒ 全くの未経験」の順に難易度は高くなりますが、優秀な人材だと判断されれば想定を超えて採用されるケースもあります。

気付く

また、業界や職種によってもその意図する範囲や難易度も変化します。

例えば、サービス業全般、医療・介護、運送業などは「未経験者歓迎」であることが多く、全くの未経験でも積極的に採用してくれます。これは「辞める人が多い」「業界自体を嫌になって去っていく人が多い」「印象が良くないので避ける人が多い」という理由で人員が不足しているからです。

分かり易く言うと、「未経験を採用せざるを得ない業界」だということです。

これらの業界(職種)に関しては、内定への難易度が比較的低く、「未経験者歓迎」という言葉のニュアンスをそのまま受け取っても良い業界だと言えます。

また、職種で考えると営業職も「未経験者歓迎」であることが多いです。これは、未経験であっても「能力次第で高い実績を挙げられる人がいる」という現実が存在するからです。また、営業職は実力主義で出入りの激しい職種でもありますから、「同職種だけに絞ってしまうと人員を確保できない」といった理由も存在します。

このように、企業によって未経験の想定範囲に違いがあり、業界・職種によっても受け入れてくれる範囲や採用への難易度は変化します。

企業が意図的に未経験者を募っている場合もある

企業によっては、意図して「未経験者」を募っていることもあります。

  1. 同業他社の色に染まっていない
  2. 異業界・異職種出身者の視点や発想を取り入れたい
  3. 同業出身者よりも入社後の意欲が高い

同業他社からの転職の場合、どうしても入社後に前の会社と比較してしまいます。その為、仕事の進め方や方針に馴染めず、上手くいかないことが多いのも転職あるあるの一つです。逆に未経験者の場合は、比較対象が無いので疑問を感じることが少なく、定着率が高いといった傾向があるんですね。

また、既成概念に囚われない「新しい商品」「サービス」「仕組み」を生み出してくれることを期待し、未経験者を採用するケースもあります。つまり、異業界・異職種出身者だからこその視点に注目しているんですね。

更に、未経験者は「早く仕事を覚えなければ」「経験者に追い付かなければ」という意識が高く、学ぼうと努力する。この姿勢を買われるケースもあります。

 

未経験者歓迎の企業から内定を勝ち取る為に

何らかの「未経験」を背負っていると、それが一つのデメリットとなります。また、あなたがどの業界(職種)の未経験歓迎を選択するかによって難易度も異なります。

ただ、未経験歓迎を掲げているということは「採用する意思」が絶対的に存在するわけで、可能性はゼロではありません。それ故に、興味がある会社が「未経験者歓迎」であれば積極的に応募するのが正解です。

ここでは、未経験者歓迎の求人に応募する際に重視すべきことをお伝えします。
これが全てではありませんが、特に重要な項目となります。

志望動機(業種(職種)・会社を選んだ明確な理由)

ポイントは「何故、未経験にも関わらず当業界(職種)を選んだのか?」「何故、当社なのか?」を明確に伝えることです。

よくあるNG回答が「興味があったから」「やりたかったから」といったものです。会社は個人の「興味」や「やりたい」を実現させてあげる場ではないので、この程度の薄い志望動機は通用しません。新卒ならまだしも、転職ではご法度です。

自己PR(前職で得た仕事として活かせる経験・スキルをアピール)

全くの未経験であったとしても「仕事」ということで捉えれば、前職で得た何らかの経験やスキルが活かせるはずです。企業が求めている人物像を想定し、あなたが貢献できるポイントをアピールしましょう。

転職は可能性だけで採用されないので、「あなたを採用するメリット」を企業に伝える必要があります。

意欲の高さ(勉強、入社後の早期戦力化、将来像)

何らかの「未経験」を抱えている以上、経験者に比べて劣っている部分があるはずです。それ故に、面接では「劣点をどう補って、早期に戦力となるのか」「将来的にどう貢献するのか(将来的にどうなりたいか)」を伝えることが大切です。

例えば、「既に勉強している」「今まではこんな方法で早期に戦力となれるよう取り組んできた」「将来はこんな能力やスキルを身に付けて貢献したい」といったニュアンスです。

意欲の高さを示すことで、入社後の継続的な成長を想像させることが狙いです。結果的に、採用担当者に「長い目で見ると経験者を採用するより、あなたを採用した方が良い」と思わせることができればベストです。

 
未経験歓迎なのに・・・、
「書類選考で落とされる」
「面接にすら呼んでもらえない」
こんな風に思っている人はこの3点を満たせていないことが多いです。

内定を獲得するためにこれだけは理解しておいて下さい。
経験者以上に応募書類や面接対策に力を入れなければ内定は取れない!

経験者も含めて内定を争うんですから、ある意味、当たり前のことですよね。でも、未経験者歓迎の言葉を勘違いしてこの当たり前のことができていない人が多い。

同業界(職種)出身の強力なライバルがいることを忘れてはいけません。
未経験というハンデを背負っていることを忘れてはいけません。
未経験者歓迎を「未経験者を積極採用」と勘違いしてはいけません。

これをしっかりと頭に叩き込んで活動しましょう。

未経験者歓迎は「誰にでもチャンスがある(応募できる)」ということであり、内定を勝ち取る為には経験者以上の努力が必要です。

未経験の受け入れに寛容な業界について触れているページもご用意しています。
⇒「未経験への転職は需要と人気度がカギを握る!
⇒「未経験でも転職しやすい業界とそこに存在する6つの共通点!
興味のある方はこちらもご覧下さい。

 


関連記事


転職サイトランキング



ピックアップ記事

  1. aidemsmartagent

    エージェント

    Aidem Smart Agentは「既卒者」の就職支援にも最適?
  2. 英語

    転職の現実

    転職市場では「英語力の高い理系」が企業から求められている!
  3. サラリーマンレゴ

    30代の転職

    30代後半で転職に失敗する人が持つ「不必要なプライド」とは?
  4. 結婚出産

    面接

    転職面接「結婚・出産・子供」に関する質問には大人な対応を!
  5. 二つの選択肢

    エージェント, 転職サイト

    転職サイトとエージェントの違いを知ることが成功への近道
  6. 大企業

    転職の現実

    有名企業への「転職」が難しいとされる3つの理由!
  7. リクルートロゴ

    エージェント, 転職サイト

    リクルートエージェントとリクナビネクストの3つの違い!
  8. 選別

    転職の現実

    転職(中途)の採用基準には様々なフィルターが設けられている!