成功体験

転職面接「成功体験はありますか?」の回答例と企業の質問意図

転職の面接では「仕事上の失敗・ミス」を聞かれることが多いですが、逆のパターンとして「成功体験」を問われることもあります。

「これまでの仕事で成功した経験がありましたら教えて下さい!」
「仕事上でこれは上手くいったと言える成功体験をお持ちですか?」
「あなたはどんな時に仕事が成功したと感じますか?」

仕事上の失敗やミスは「そこから何を学び、どう活かしているのか」が問われているわけですが、成功体験は何を問われているのでしょうか?

企業側の質問意図、NG回答例、OK回答例を交えて詳しく解説していきます。

企業側の本音 ~ここが知りたいポイント~

適切な回答を導き出すため、まずは、企業側の質問意図を把握しましょう。

<企業の質問意図>
成功に至るまでのプロセス(工夫・努力)を知りたいのと同時に、自分の力だけで成功したと勘違いしていないかを探っている。

成功には必ず何らかの要因があるはずですから、成功を掴む為にどういった工夫や努力を重ねてきたのかを問われているんですね。つまり、あなたが「仕事で成果を出す為に行動(工夫・努力)できる人間なのか」を探っているわけで、それが自社でも活かせるかを掴みたいと考えています。

また、「成功が自分だけの力によるものだと過信していないか」も見られています。仕事の成果は「組織力」や「チーム力」で出していくものでもありますから、その事実を組織で働く人間として把握しているのかも探っています。

この手の質問で最もやってはいけないのが、「大きな成功体験を語らなければならない!」と勘違いして、ありもしない大きな話をでっちあげることです。

会社は企業規模、組織力に違いがありますし、個人の年齢、ポジション、経験年数で出せる成果も限られます。これは採用側も充分に理解していますから、あなたの等身大の成功体験を語れば問題ありません。

あなたの状況からあまりにも乖離した話をしてしまうと、「話を盛っているのでは?」と疑われ、激しく突っ込まれて嘘が露呈してしまうだけです。「大きな成功体験を持っている人 = 優秀 = 内定」ではないので、あなたの経験から得た成功体験を素直に語りましょう。

 

NG回答例

実際の面接の場でよくある「NG回答例」について取り上げておきます。

「学生時代の話になりますが~」
 
「特にこれといった成功体験はなく、与えられた業務をコツコツとこなしていただけです。」
 
「前職では、〇〇部の実績の大部分は私が生み出した数字だと自負しています。」
 
「たまたま運よく大口の優良顧客を獲得できましたので、前年比250%の営業成績を残すことができました。」

 
転職は、社会人経験を持つ中途採用者を募る場です。
学生時代の話をしても意味はありませんから、社会人としての成功体験を語りましょう。

また、「成功体験がない」と回答するのも論外で、そんな人を雇いたいと考える企業は存在しません。これでは、自ら「不採用にして下さい!」と言ってるのと同じですから、これまでの仕事を振り返って何らかの成功体験を絞り出して下さい。

次に、例え事実であったとしても、鼻に付くような自慢話は避けましょう。何より印象が良くありませんし、あなただから出せた数字かも見えてきません。聞き手が納得できるよう、プロセス(工夫・努力)を交えて語ることが大切です。

また、ラッキーで出した大きな成果を語っても、あなたの評価が上がることはありません。小さな成果であっても「地道な努力の継続で出した成果」を語る方が評価は高まります。

OK回答例

OK例文から回答ポイントを探りましょう。

「私の成功体験は、前職での営業実績になります。社内No.1などの誇るべき実績はありませんが、在籍3年間の全ての年度において目標100%以上を達成してきたことが、私の貴重な成功体験です。
目標は前年度の実績ベースで設定されますから、毎年ハードルは高くなっていきますが、何とか達成するに至りました。
その最もな成功要因は、先輩から教わったことを実直に継続してきたことにあります。先輩から「お客様から次のお客様を紹介してもらうよう心掛けること」というアドバイスを受け、お客様第一で地道に営業してきた結果だと考えています。その意味で、私の実績は先輩の助言、紹介者の方々、地道な営業努力のたまものです。」

 
等身大の成功体験が素直に語られているので、思い上がりや勘違いを感じさせない内容となっています。
大きな成功体験(目を見張る様な実績)ではありませんが、応募者の人と成りがよく伝わり、応募先企業でも充分に活躍してくれるだろう姿を想像できるかと思います。

この例文のように、あなたなりの等身大の成功体験で充分なんですね。他の候補者よりも大きく見せよう、小さな成功体験では不採用になってしまう、とは思わないことです。

あなたの成功体験(工夫・努力)が応募先でも活かせることをアピールできればOKです。

 

 


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