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幼稚園教諭(男性)の「給料事情」と「将来性」を徹底考察!

幼稚園児

幼稚園の先生と言えば「女性」というのが定番ですが、昨今は男性の幼稚園教諭も増えています。(幼稚園教諭全体に占める男性の割合は約6~7%)

子供の保育が社会問題の一つとして取り上げられている現状を考えると、仕事としての価値は高く、男女問わず幼稚園教諭を目指すことは素晴らしことだと思います。

しかし、幼稚園の先生は若い女性、結婚を機に辞める人が多い、という現状は今も昔も変わりません。そうした中で、一家の主として「未来永劫の収入確保」を意識せざるを得ない男性にとって、給料(年収)事情や将来性は無視できません。

子供が好き、子供に携わる仕事がしたい!
幼稚園の先生になりたい、興味がある!

でも、男の自分は本当にそれを目指して良いものか?と思案している人は多いはず。そこでここでは、幼稚園教諭(男性)の給料や将来性について考察してみたいと思います。今後の将来設計についての参考にして頂ければ幸いです。

男性幼稚園教諭の給料(年収)事情

幼稚園には私立(会社員)と公立(公務員)があり、園によっても給料形態が異なります。なので一概にこうだとは言えない実情がありますが、大まかな平均年収(ボーナス込)は以下の表のようになります。

年齢月給ボーナス年収
20~24歳14.5万37.4万211.7万
25~29歳18.9万48.7万275.8万
30~34歳21.8万56.1万317.7万
35~39歳23.9万61.5万348.1万
40~44歳25.7万66.3万375.2万
45~49歳27.2万70.1万396.7万
50~54歳28.4万73.0万413.3万
55~59歳27.9万72.0万407.3万

この表から一つ確実に言えることは、幼稚園教諭の給料(年収)はハードな仕事内容の割に、概して低く抑えられているということです。

一般企業平均と比較すると60~70%、一派企業に勤める人が1億円稼ぐとするならば、同じ期間で6,000~7,000万円しか稼げないということを意味します。(但し、一般企業でも中小クラスであれば幼稚園教諭と同程度の企業はいくらでも存在します。)

給料が低い理由としては、公立であれば「公務員」なので税金が給料に使われているということ。また、「若い女性が先生となり、結婚して辞める(給料の低い時期だけいてくれる)」という構図で十分に運営が成り立つからです。

幼稚園を経営側の立場で考えると、ベテランの教諭(給料が割かし高い)は極少数いてくれればOK、後は若くて給料が安い先生が多くいてくれると最高なのです。(厳しい言い方をすると、仕事ができず、年齢と給料だけが高い人材はいらないということ)

 

給料事情から見る将来性

一般企業と比較して低い給与水準、順調に昇給しても年収約400万が頭打ち...この現状から、金銭面オンリーから将来性を考えると、将来性がある仕事とは言えないというのが実情かと思います。

昇進して園長になれば年収600万円も可能! なんて情報も散見されますが、最高値がここなので知れています。だから、仕事を通してバリバリ稼いで比較的裕福な生活がしたい、なんて考えている人からすると受け入れられない水準かもしれません。

ただ、決して生活に困窮するレベルではないですし、結婚も十分に可能です。「生活できないのでは?」「結婚もできないのでは?」と心配していた人は、そこまで悲観的になる必要はないかと思います。

上記の給料(年収)はあくまでも平均値なので、それ以上を稼ぐ人材になれば問題はありません。逆に、仕事ができなければ、低水準の給料で生きていくことを強いられる可能性があります。この点は覚悟しておかなければなりません。

将来性を考えるのであればレベルアップ(昇進)は必須!

男性が幼稚園教諭を生涯の仕事として設計するのであれば、昇進していくことが必要不可欠である! ということは認識しておくべきです。

その理由は、「概して給料が低く設定されている中で如何に多くの給料を獲得するか」「限られた昇進枠に滑り込み、如何に園に必要な人材となるか」が年齢を重ねても幼稚園で働き続ける(この仕事で収入を得続ける)のに必要不可欠だからです。

もっと分かり易く言うと、「仕事のできないおっさんになってはいけない!」ということ。 40代、50代のおっさんが一クラスの担任!なんて聞いたこともなければ、見たこともありません。そして、需要もありません。 だから、40代、50代には副園長・園長クラスを目指して昇進していかなければなりません。

一般的に幼稚園教諭は「教諭 ⇒ 指導教諭 ⇒ 主幹教諭 ⇒ 教頭 ⇒ 副園長 ⇒ 園長」とキャリアアップしていくので、若い内からしっかりとキャリアを意識して仕事していくことが求められます。幼稚園自体が大きな組織ではないので、枠が少ないために競争にも勝たなければなりません。

この点に関しては、幼稚園教諭だけに限らず、一般企業でも同じです。しかし、元々が低水準の給料体型であり、昇進枠も少ないという実情があるので、一般企業に勤めている人よりも高いキャリア意識が必要でしょう。

 

ラストメッセージ

幼稚園の先生を目指す男性には少し厳しい内容だったかもしれませんが、幼稚園教諭にもキャリアアップという概念があり、将来性もあります。(出生率は減少しているが、共働きが当たり前になっている現状から、保育需要は継続的に高水準に維持すると予想されている)

給料水準が低いという実状は残念ですが、お金だけが仕事ではないですし、多くのお金を稼ぐことが人生の充実とイコールでもありません。私の経験から言わせていただくと、いくら多くのお金を貰おうが、仕事が地獄なら私生活も楽しくありません。

やっぱり、週5日の人生を費やす仕事は、何かと私生活にも影響を与えます。だから、「幼稚園の先生になりたい!」という強い想いをお持ちなのであれば、給料・将来性・性別は深く考えることなく、純粋にそれを目指しても良いのではないでしょうか。

給料面、将来性、仕事を選ぶ上で重要なのは百も承知です。

ただ、どんな仕事をするにしても、高い給料を獲得できるかどうかは自分自身の仕事の結果次第であり、将来性を決めるのも自分自身の仕事の出来如何です。要は、一般企業に就職しようが、幼稚園教諭になろうが、給料や将来性を決定するのは自分だということです!

  • 幼稚園教諭になりたいならなればいい!
  • 高い給料が欲しければ昇進して獲得すればいい!
  • 将来性が心配ならば必要不可欠な存在になればいい!
  • 将来性が心配ならば幅広く育児業界で活躍できる人材になればいい!

是非、幼稚園教諭になって未来を切り開いて下さい!

 

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