昨今の転職サイトには、労働条件をアピールしている求人が多く見受けられます。
- 年間休日〇〇日
- 残業は月〇〇時間以内
- etc...
これは、企業側に不利な求人倍率の状況下において、労働条件もアピールしないと応募者を募れないからです。
有名企業ならまだしも、無名の中小企業は本当に厳しいですからね。
ただ、転職サイトというのは「広告」なので、多くの応募者を募るために内容は美化されています。
ゆえに、求職者からすると、「記載の年間休日は本当か?」という真偽は気になります。
そこで、ここでは、求人情報に記載された休日の実態についてお伝えします。
実態1.求人に記載された年間休日は最大値
年間休日に関しては、以下の認識を持っておきましょう。
記載日数は「最大値」であって、減ることはあっても、増えることはない!
仮に、「年間休日120日」と書かれていれば、それはMAX値であり、「会社の規定通り問題なく休めたら」という前提の基での日数です。
「入社してみたら、想定よりも休みが多かった」なんてことはまずないでしょう。
特に、年中無休で店舗運営しているようなサービス業は注意が必要です。
公休日であっても、会社(店舗)で問題が起きたり、人員不足が発生すると、休日を削っての出勤が求められますからね。
逆に、休日は会社全体(全従業員)が止まっている企業の場合は、信憑性は幾分高いです。
実態2.有休・特別休暇は特に信憑性が薄い
休日繋がりということで「有休・特別休暇」についても触れておきます。
- 有休・特別休暇(1年に1回〇日の連続休暇可能など)は注意が必要
- 何故なら、会社の規定としては定められているが、実際に取得できるかどうかは別の話だから
基本、転職サイトに求人を出している企業であれば、規定として「有休」の定めはあります。
ゆえに、全ての求人情報に「有給休暇有り」と記載されているはずです。
ですが、実際に有休を取得できるかどうかは、入社してみないと分かりません!
結局のところ、有休の取得は以下の要素に左右されることが多いですからね。
- 会社(部署)の雰囲気
- 上司の取得状況
- 業界・業態によって
私のケースで言うと、IT業界で働いていた時は取得できました。(病欠で使うみたいな感じでしたが...。)
その後、転職してサービス業に従事してからは全く使えませんでしたね。「使える時は、辞める時」みたいな感じでした。
昨今は社会情勢的に改善傾向にありますが、この種の実態はまだまだ残っている!
これが実態なので、有休や特別休暇に関しては、求人情報を鵜呑みにしない方が無難でしょう。
年間休日の真偽の見分け方!
年間休日に関しては、求人情報からその真偽を見分けることは困難です。
ここは、「企業の口コミサイト」などを利用して真偽を確かめましょう。
- 転職会議
- キャリコネ
- 会社の評判
- etc...
休日に関しては書いている人が多く、データも豊富なので、大まかに実態を把握することが可能なはずです。
結局、転職サイトは広告なので、求職者にとって有益な情報は誇張され、マイナスなことは記載せずに隠されます。
口コミサイトの情報も鵜呑みにはできませんが、情報過多の時代、大抵の企業は情報を探せば何かしらは出てきますからね。
面接で聞くのも一つですが、条件面の質問には細心の注意が必要です。
参考面接での給料・残業・休日の質問は「どう聞くか」が明暗を分ける
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