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転職理由が「激務」である際の面接での正しい伝え方!

閃く

転職は実に様々な理由で行われますが、自己都合による「転職理由」の代表的な事例は以下の3点です。

  • 待遇面の不満 ~ 給与が低い、残業代が支払われない
  • 仕事の不満 ~ 激務、仕事量(残業)が多い、ノルマが厳しい
  • 人間関係 ~ 上司・同僚と上手くいかない

いずれももっともな転職理由ですが、この種の理由で転職する人が多いという事実は、実際にそうした「問題のある会社」が多いことを意味しています。

ゆえに、次も同じ理由で転職することがないよう、自身の希望を明確にして会社を選ばなければなりません。

  • 給与が良ければ激務でも問題なし
  • 給与は下がってもいいから激務だけは避けたい

この基準を明確にしておかないと、自身の語る転職理由「激務」が、直接の不採用の原因となることも...。

上手く語らないとマイナスに作用する、これが自己都合による転職理由です。

ここでは、そんな「激務」を転職理由として語る際の「答え方」や「考え方」を回答例を交えて解説していきます。

 

 

「激務が嫌」を「〇〇を実現したい」という理由に変換しよう!

解説

冒頭で「激務への不満」はもっともな転職理由だとお伝えしましたが、現実問題として、バカ正直に語っては面接を通過できません。

  • 激務が辛かったので
  • 残業があまりにも多いので
  • ノルマや要求が厳しすぎたので

前職の不平不満とも取れる内容は、聞き手にマイナスの印象を与え、あなたの社会人としての程度を疑われます。

バカ正直に激務を理由として語ると、「この人は仕事が忙しくなると辞める人物」とマイナスに連想される!

企業が採用したいのは「長期的な貢献が期待できる人物」であって、あなたの過去の職場の状況は関係ありません。

ゆえに、単なる不平不満ではなく、「企業が納得できるやむを得ない理由 + 今後の仕事・業務に対する前向きな理由」を用意する必要があります。

企業が納得できる理由...というのが一番のミソで、この点を満たせなければ一発不採用!

それだけ、不満の自己都合退職を面接で語るのは難しいことなんです。

たとえば、激務に代表される「残業」や「ノルマ」は、以下の点を考慮して語る必要があります。

  • 日本の社会において、ある程度の残業は当たり前
  • 正社員として働くのであれば、会社からノルマ(目標)の達成を求められるのも当たり前

ゆえに、「残業が月平均で50時間もあり~」や「ノルマのプレッシャーの中で働くのが辛くて」などの程度の低い理由は受け入れられません。

あなたが語ろうとしている「激務」が、企業側の視点で見た時に「受け入れられるレベル」にあるのか?

この点を客観的に見つめて回答を準備して下さい。

 

 

激務を転職理由にする際の回答例【OK/NG】

面接

転職理由として通用するレベルを知るため、OK・NG回答例を見ておきましょう。

【転職理由が「激務」である時のOK回答例】

転職者
転職者
入社以来、月100時間以上の残業が続いています。私は残業自体は苦にならないのですが、もっと上のレベルの職域を目指すため、〇〇の資格を取る時間も確保したく転職を決意しました。
なるほど、資格取得のための勉強はされているんですか?
面接官
面接官
転職者
転職者
はい、どんなに遅く帰っても、毎日1時間は勉強すると決めています。御社の業務でも〇〇は役立つと伺っておりますので、一日でも早く取得したいと考えております。
<面接官の感想>継続した100時間以上の残業は確かに厳しい...。そんな中でも勉強時間を確保しているわけだから、タフなところと仕事への熱意は合格点。〇〇が活かせる自社を選んでいるのも、企業選びの視点としては間違っていない。検討するに値する人物だ。
面接官
面接官

この回答例は、暗に「100時間の残業に伴う激務が辛い」を理由として挙げているわけですが、企業にも受け入れられる程度にあるため、転職理由として十分に通用しています。

「資格取得のための時間を確保したい」というのも通常受け入れられない理由ですが、厳しい状況下でも取り組んでいる本気度と、志望企業との連動が図れているので許容範囲です。

 

 

【転職理由が「激務」である時のNG回答例】

転職者
転職者
今の会社では、部署内の全員が毎日残業しないとノルマの達成が絶対に無理という状況で、このままでは体を壊すのではないかと思い、転職を決意しました。
それは大変ですね。月にどれくらい残業されているんですか?
面接官
面接官
転職者
転職者
はい、毎日3時間、月に60から70時間ほどです。また、店長以上の役職は手当てが2万円付く代わりに残業代が出ない規定になっており、それも不満でした。
<面接官の感想>この業界なら2、3時間の残業は当たり前なんだけどな...。全体的に待遇への不満ばかりだし、仕事への熱意も感じられない。自社で雇っても同じ理由で辞める可能性があるし、これは不採用だな。
面接官
面接官

企業が納得できるレベルにあらず、不平不満しか見受けられないために不採用です。

自己都合の転職理由を語る際によくあるのが、「私はこんなに酷い環境で働いてきました!これなら辞めて当然ですよね」といったニュアンスで、自身の転職を正当化しようとすることです。

これ、はっきり言って全く意味がありません!

何故なら、採用側の企業からすると「求職者が過去にどんな環境で働いてきたか」なんてことはどうでもいいことだからです。

アイコンびっくり

想像してみましょう!

転職者
転職者
私はこんな過酷な状況で働いてきました!
それは辛かったね。よし、それじゃ優しい環境のうちで雇ってあげよう!
面接官
面接官

あり得ると思いますか?

温情で採用することは絶対にないですし、企業が欲しているのは「採用することで自社の利益となる人物」の一点です。

この点は十分に理解しておきましょう。

  • 激務を転職理由として語ることに問題はない
  • しかし、「採用側が納得するレベルの激務であること」が必要不可欠
  • プラスアルファとして「〇〇を実現したい」といった仕事への熱い想いなどの前向きな理由が必要

あなたの語る激務が、このポイントを満たしているか確認して下さい。

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