仕事をしていると本当に色々なプレッシャーに襲われます。
- 目標(ノルマ)に対するプレッシャー
- 上司・同僚からのプレッシャー
- 昇進・昇格によるプレッシャー
- 会社からの期待によるプレッシャー
会社組織に属して働いている人であれば、誰しもが何らかのプレッシャーを感じたことがあるかと思います。
時にプレッシャーは自身を鼓舞する重要な要素となるのですが、度が過ぎるとマイナス要素となって自身に襲い掛かってきます。
- 仕事が辛い
- 会社に行くのが憂鬱
- 上司と顔も合わせたくない
- 吐き気がする
- 動悸が発生する
これらのマイナス要素は、仕事だけでなく私生活にも悪影響を及ぼすので、決して良い状態とは言えません。
その結果、大抵の人は以下のような行動や考えに至ってしまいます。
- 今の現状から逃げ出す方法を探す
- プレッシャーのない仕事をしたいと転職を決意する
- 会社を辞めることを正当化する理由を探す
- こんな会社は辞めるべきだと自身の考えが誘導される
要するに、逃げてプレッシャーを回避する方向で動いてしまうんですね。
でも、ここで考えて欲しいことは、プレッシャーを回避する方法は「逃げる」だけではないということです。
そう、それを「乗り越える」という方法も存在するわけです。
両者ともに「プレッシャーを回避する」という同じ結果を生むわけですが、これからの社会人人生においては全く異なる結果を生み出します。
ゆえに、私は「逃げる」というプレッシャーの回避方法はおすすめしません!
ここでは、その理由と共に、仕事とプレッシャーに関する考え方(向き合い方)をお伝えします。
ここでの見解は、私自身がプレッシャーに押しつぶされ、軽い欝状態に陥り、逃げるように会社を辞めた結果から得た教訓です。
仕事をする限り、プレッシャーは発生する!
まず、プレッシャーを考える上で知っておいて欲しいことは、「どんな仕事にも必ず何かしらのプレッシャーが存在する!」ということです。
私は転職を3度経験して計4社で働いた経験がありますが、これはどんな業界・職種・会社でもそうでした。
つまり、こういうことです。
仕事を辞めることで一時的にプレッシャーを回避しても、あなたが別の会社で「仕事」をするのであれば、再び向き合わなければならない時が必ずやって来る!
仮に仕事をしつつプレッシャーを回避したいのなら、全てを諦めるしかありません。
- 昇進・昇給を諦めて、プレッシャーの原因である目標やノルマを無視する
- 会社の仲間から「仕事ができない人間」と思われることを覚悟して、プレッシャーの掛からない範囲で仕事する
- クビや待遇面の悪化を受け入れて、自分本位で仕事を続ける
- プレッシャーのない非正規(アルバイト)として生きていく
あなたはこんな社会人生活を望んでいますか?
恐らく望んではいないでしょうし、余程の変人でもない限り、こんな割り切った働き方ができる人もいないでしょう。
- 昇進・昇給を実現したい
- 良い人間関係の中で働きたい
- 少なからず会社に貢献したい
以上の想いを抱えているのであれば、プレッシャーからは逃れられません。
誰もがプレッシャーを感じている!
仕事でプレッシャーを感じているのは、決してあなただけではありません!
一見、プレッシャーを感じていないような「同僚」や「上司」でも、必ず何かしらのプレッシャーと戦っています。
プレッシャーに怯えている姿は、他人に見せたくないモノなので、皆がそれを悟られまいと隠して働いている!
これが真です。
安心して下さい、決してあなただけではありません。
また、プレッシャーを感じている状態というのは、真摯に仕事に取り組んでいる証でもあります。
- 与えられた職務を遂行したい
- 何とか目標を達成したい
- 同期や同僚に負けたくない
この種の想い抱えて仕事に向き合っているからこそです。
仕事の結果なんてどうでも良いと考えていれば、プレッシャーなんて発生しませんからね。
経験者を頼ろう!
今あなたが感じているプレッシャーは、過去に「上司」や「先輩」も経験していることがほとんどです。
そして、それを乗り越えて来たからこそ、少々のプレッシャーには動じません。だから、あなたから見るとプレッシャーが無いように見えるんですね。
これを上手く利用するのも一つです。
今の現状を相談し、どう乗り越えたのかを教えてもらう!
上司や先輩からすると、部下が悩みを打ち明けてくれるのは嬉しいことです。
また、仕事に対して真剣に取り組んでいる結果だと考えるため、意外なほどに親身に対応してくれるものです。
時に仕事上の弱みを見せるのは、全く持って悪いことではありません!
私は誰に相談することなく転職を決意して会社を辞めましたが、退職を伝えた際に様々なアドバイスを貰いました。
退職の決意を固めていたので残留しませんでしたが、「もっと早く相談しておけば結果は違ったかも」と感じたのは確かです。
乗り越える経験を積まないと、再び同じ壁に阻まれる!
前述の通り、仕事を続ける限りプレッシャーは発生します。
ゆえに、乗り越える経験を積み重ねていかないと、同レベルのプレッシャーに一生悩まされ続けます!
あなたが「今」やるべきことは、プレッシャーから逃げる方法を考えることでもなければ、会社を辞めることを正当化する理由を探すことでもありません。
これをしていると、思考がマイナスとなるので余計に上手くいかなくなります。
目標や上司から「成果に対するプレッシャー」を受けているのであれば、「どうすれば達成できるのか?」を考えることに頭を使いましょう。
昇進によるプレッシャーを受けているのなら、当たって砕けろ精神で自分なりにやってみることです。
最初から完璧を目指す必要はありません!
あなたに期待してその地位を与えた人も、最初から全てが上手くとは考えていません。
- 立場が人を作る
- 人は慣れる動物でもある
これは仕事にも通じるので、経験を積めばプレッシャーは次第に小さくなっていきます。
自分なりに考えて行動する中で「力不足」を感じる点が見つかれば、その点を徐々に強化すればいいんです。悩みが発生したら、信頼できる同僚や上司に思い切って相談しましょう。
こんな風に少しずつでも成長していけば、いつの間にかプレッシャーは消えていきます。
その結果として、今現在のプレッシャーを乗り越えることができれば、あなたに「乗り越えた経験」がプラスされます。
すると、次に同レベルのプレッシャーに出会っても動じなくなります。何故なら、あなたはそれを乗り越える方法を知っているからです。
順々に襲ってくるレベルの高いプレッシャーを乗り越えて成長していく!
ぶっちゃけ、仕事は一生これの繰り返しです。
プレッシャーを乗り越えないと、給料も増えない!?
実は、プレッシャーを乗り越える経験は、「昇給」と結びついていることが多いです。
- プレッシャーから逃げて転職すると給料が下がる
- プレッシャーに打ち勝って目標を達成できないと、給料は増えていかない
- 昇進すると責任やプレッシャーが増加するが、それを乗り越えないと更なるUPは望めない
プレッシャーを乗り越えて成果を出せるということは、あなたが成長したことを意味します。
その成長は会社に対する「貢献度UP」を意味するので、その対価としての給料UPなわけです。
- 逃げると給料は上がらない!
- 逃げ続けて転職を繰り返すと、給料は減っていく!
これは紛れもない事実です。
つまり、仕事の目的(お金を稼ぐ)を高いレベルで達成する意味でも、プレッシャーを乗り越えることは重要なんです。
ラストメッセージ!
現実をしっかりと理解しているのなら、人生、時には逃げても構わないと思います!
一度プレッシャーに潰されてしまうと、同じ環境で復活することは難しいですからね。
ただ、ここでお伝えしたことは、頭の片隅にでも入れておいて欲しいと思います。
- 仕事を続ける限り、プレッシャーは発生する
- 仕事を辞めて一時的に回避しても、再び向き合う時がやってくる
- プレッシャーを乗り越える経験を積まないと、一生同レベルのプレッシャーに悩まされる
- プレッシャーに打ち勝って結果を出さないと、給料も増えていかない
- 経験者に相談して乗り越えるのも手
やっぱり、逃げ続けるとマイナス方向にしか事が進みません。
だから、今回は会社を辞めることになったとしても、次の会社ではこれらの事を意識して仕事に臨んで下さい。
そこで変化が見られれば、それは成長です。