声優の世界は本当に厳しい...。
その程度は、以下のように揶揄されるレベルです。
- 専門学校や養成所に通っても、最終的に声優になれるのは100人に1人
- 声優の収入だけで継続的に生活できるのは3000人に1人
需要と供給のバランスが全く釣り合っておらず、声優同士で役を奪い合っている状態です。
また、雇う側が超有利な状況にあるので、ギャラの水準も上がることなく、低水準をキープ...。
これ以上は書きませんが、声優を仕事として捉えると「超絶ブラック」としか言いようがないのが実際です。
この実態から、声優を目指した大半の人が、志半ばでこの世界から去っていきます。
そして、そのツケが後の人生に大きなマイナスとなって表れるのです。
- 一般社会への復帰(正社員就職)が困難を極める
- 経済的弱者として生きていくことを強制される
- 婚期を逃し一生独身の道を歩む
- 声優を目指したことを後悔する
もちろん、全ての人が該当するわけではありません。
しかし、声優活動によって誘発される可能性があるのは確かで、誰もが被る危険性を秘めています。
詳しく見ていきましょう。
一般社会への道(正社員就職)が困難を極める
声優になれなかった人の多くは、収入を得るために「一般企業」への就職に踏み切ります。
しかし、これまでの声優活動(職歴:アルバイトのみ)が仇となり、就職活動が困難を極めます。
- 声優関連の職に就けばいい
- 劇団に所属すればいい
- 声を活かしてコールセンターや接客の仕事もアリ
ネット上には、この種の他人事的な情報が数多く散見されます。
しかし、社会の実態はそんなに優しいものではありません。
- 声優関連の職に就けるのは、極一部の限られた人間だけ
- コールセンターなんかはバイトが中心
- 販売・接客業も、声がいい人なんて求めていない
要するに、声優活動が一般社会で活用できるケースは少なく、社会人(正社員)経験のなさも重なって、就職に非常に苦労するんですね。
企業はボランティア団体ではないので、年齢を重ねた未経験者を雇うことは普通しません。
20代前半ならまだしも、それ以上となると年齢を重ねるほどに難易度は飛躍的にUPする!
結果、以下のような状況に陥ってしまうのです。
- これまで続けてきたアルバイトで何とか食いつないでいる
- アルバイトから正社員を目指している
- 過去の経歴を一切問わない「離職率の高い会社」で仕方なしに働いている
将来の不安を抱えながら、何とか日々をやり過ごしている...。
そんな状況に追い込まれるのが一つの現実です。
経済的弱者として生きていくことを強制される
声優を目指している人は、大抵がアルバイトで食いつなぎ、人気声優を夢見て活動しています。
生活するのがやっとの収入の中で、養成所やボイスレッスンにお金をつぎ込み、生活水準を落として何とか...。
正にこんな状態ですね。
この苦しい生活に耐えることができたのは、大きな夢(目標)があったからです。
- 声優として成功したい
- 人気声優になる夢を叶えたい
- 憧れだった声優で生計を立てていきたい
でも、声優を諦めた瞬間、この生活の「惨めさ」や「切なさ」に心がやられ、耐えられなくなります。
しかし、前述の「就職の厳しさ」があるために、この極貧生活から中々抜け出せません。
結果、経済的に苦しい状況で生活していくことを強いられるのです。
婚期を逃し一生独身の道を歩む
結婚することが、人生の「幸」or「不幸」を決定する訳ではありません!
しかし、漠然とでも結婚への想いを抱いている人は、注意する必要があります。
何故なら、期間を定めずダラダラと活動を続けた結果、以下のような道を辿る人が沢山いるからです。
声優を目指して活動している間に、結婚適齢期が過ぎ去っていた...。
もちろん、年齢を重ねても結婚はできますが、適齢期を過ぎた人の結婚が難しくなるのは間違いありません。
結果、一生独身という道をたどる可能性があるのです...。
声優を目指したことを後悔する
声優活動が上手くいかずとも、この経験を前向きに捉え、今後の人生の糧にできれば、失敗もマイナスではありません。
最悪なのは、声優を目指したことを後悔することです!
声優への挑戦が失敗に終わり、周りの友人や知人を羨み、後悔するんです。
- 声優なんて目指さなければ私も今頃は...
- こんなことになるなら、声優なんて目指さなければよかった...
本当に最悪ですよね。
声優の収入だけで継続的に生活できるのは極一部の人だけで、想いを実現できずに終わるのが当たり前という世界です。
それにも関わらず、自分自身で決断して歩んだ道を、結果が悪かったから悔いているのです!
本当に悲しいことですが、こんな哀れな道を辿る人もいます。
- 後悔する可能性がある人は、声優なんて目指すべきではありません!
- 何故なら、失敗する可能性が極めて高い世界だからです!
声優になれずに後悔する人、自分が目指す世界のことを理解しておらず、覚悟もできていない人だと思います。
厳しい現実から活動方針を決めよう!
声優活動の方針を、厳しい現実から考えるのも一つです。
- 活動期間を明確に定める
- 社会人(正社員)として働きながら声優を目指す
- 失敗して後悔しないよう、全身全霊を持って活動にあたる
専業でいくなら、「期間を明確に定める」というのは正しい戦略かと思います。
後の就職活動のことを考えると、20代前半を一つの区切りにすべきかもしれませんね。
区切りの一例
25歳の誕生日までに、声優の収入だけで生活できていなければ諦める!
また、失敗が当たり前の世界なので、社会人として働きながら「声優」を目指すのも一つです。
経済的な困窮に陥る心配がないですし、結果がどうなろうと、何も危惧するところがないからです。
- 正社員として働くと「声優活動」に割く時間が制限される
- 余計に失敗する可能性が高くなる
こんな風に考えがちですが、専業でも難しい世界ですし、結局は「アルバイト」に時間が割かれるのであまり変わりません。
活動時間が制限されるからこそ、集中してより効果の高い活動に集中できる!
こんな側面もあるので、全然なしではありません。
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