個人の「性格」「性質」は多くの面接官がチェックしている重要ポイントで、中途採用の面接でも必ず探られています。
「人見知りの激しい人だな」「頑固そうに見えるけど、意外に柔軟性がありそうだ」など、面接官は見ていないようで意外に細かいところまで見ています。自分的には上手く隠しているつもりでも、実際には言葉の端々や表情、仕草でかなり正確に把握されていると考えておくべきです。
それ故に、面接を突破するには「事前に自分の性格を分析し、その特徴にしたがって対策を練っておく」必要があるんです。ただ、自分の性格を分析するのは簡単ではなく、自分一人だけで分析しても的確に把握するのは困難です。
そこで最もおすすめなのが、両親やパートナー、兄弟姉妹など、身内に聞いてみることです。
たとえば、母親に「自分の強みや弱みってなんだと思う?」と聞けば、「意外と粘り強いところがあるよね」「短気なところが弱みじゃない」と、すぐに的を射た答えを返してくれるはずです。また、あらためて聞かずとも、普段一緒に生活している人(配偶者・パートナー)から注意されることは、あなたの性格をかなり的確に捉えています。
あなたにとっては納得がいかないこともあるかもしれませんが、それこそが、あなた自身が見えていない「他人から見たあなたの真の姿」なんです。他人から見たあなたというのは、面接官が感じるあなたとイコールです。それ故に、事前に把握しておくことで対策が打てるんですね。
長所は、それを裏付けるエピソードを用意しておく!
短所は、その短所をどう認識して対処しているのかを語る!
これができれば、「この人は自分の性格をしっかりと把握している」という評価が得られるわけで、「長所が自社でも活かせそうだ」「短所はしっかりと対策しているので問題ないだろう」と判断されれば面接を突破できます。身内に聞くのは恥ずかしことかもしれませんが、やっぱり身内に聞くのがベストです。
自分自身の性格把握は、面接を突破する為に必要不可欠な要素です。
転職を成功させる為にも「身内の目」を積極的に活用しましょう。
面接で最も重要なことは、具体的なエピソードを交えて語ること
自分の長所(強み)を伝える際に重要なことは、具体的なエピソードを交えて話すことです。
たとえば、「長所は柔軟性があることです」と答えだけではなく、「柔軟性があることが分かるエピソードを添えて話す」ということです。これができていないと、面接官はあなたが本当に柔軟性のある人物かどうか判断できません。また、中途採用の場ですから、あなたの長所が「仕事の面でどう活かされているのか」を語るのがベストです。
注意すべきは、エピソードがあなた自身の体験談である必要があり、一般論のような話では説得力がないということです。つまり、「リーダーに関する知識のある人 = リーダーシップのある人」ではなく、リーダーとして自分はどうしたか、どのような成果を出したかについて、具体的に話すことが必要になります。
この点をしっかりと意識してアピールしましょう。