面接は大きな緊張を伴いますし、想定外の質問が飛んでくることもしばしば、頭が真っ白になって答えに窮することは誰にでもあります。
ここで避けるべきなのは、その「沈黙」に負けて悪循環に陥ることです。
- 緊張や想定外の質問で頭が真っ白
- 答えに窮して沈黙
- 何か言わなくてはと焦り、支離滅裂な回答
- 評価を下げる
- 不採用の確率が高まる
面接で「沈黙」が発生すると、「失敗してしまった」という感情で頭が支配されるため、その後の質疑応答にも悪影響を及ぼします。
その意味で「沈黙」は避けたいところですが、あらゆる質問の答えを用意していない限り、即答なんてできるはずがありません。
だから、頭が真っ白になった場合は、「沈黙の許可」を貰えばイイんです!
そう、「申し訳ありません、考えを整理する時間をいただけますか」と断りを入れ、考えをまとめてから答えるんです。
沈黙を恐れて支離滅裂な回答をするよりも、考える時間を貰う方が何倍も正しい選択です!
面接での質疑応答は「会話のキャッチボール」なので、相手の質問に対して何も答えないで「沈黙」するのは間違っています。
でも、断りを入れておけば、会話は継続しているので問題はないのです。
考えをまとめて話すことは間違っていない!
あなたは以下のような認識に囚われていないでしょうか?
面接の質問には「速攻」で回答しなくてはならない!
これは間違った認識で、面接は「質問にスムーズに回答できる人」を見極めるために行われているわけではありません。
あくまでも、「採用することで自社に利益をもたらしてくれる人」を見極めるために行われています。
大丈夫です、企業は「質問に速攻で回答できる人 = 優秀な人」なんて認識は持っていません!
そもそも、回答を準備していなければ、質問の1秒後に答えを返すことなんて普通は無理です。
要するに、「質問にすぐに答えることができない」というのは当たり前のことなんですね。
日常会話では自然にそうしている!
日常生活での会話を思い出してみましょう!
すぐに答えられない質問に対しては「ん~」と自分で間を作ったり、「ちょっと待って」と断りを入れて、考えをまとめてから話しますよね。
これが会話というものです。
すぐに答える必要もなければ、考える時間をもらうのも普通!
これは面接でも同じで、面接だけが特別であることはありません。
「考える時間を下さい」という人の評価が下がることはないので、安心して時間を貰って下さい。
当り障りのない模範解答を示すより、あなたなりの考えが入った答えを提示する方が何倍も評価が高まります。
面接に臨むにあたっての心得!
面接には以下の心構えで臨むことをおすすめします。
- 即答できない質問があるのは当たり前
- 速攻で答えを返す必要がある会話なんて存在しない
- 考えをまとめる時間を貰うのは普通
- 会話中に、何も答えず沈黙するのはおかしい
- 沈黙を恐れ、支離滅裂な回答を返すのは誤り
この認識を持っておけば、多少は面接に気軽に臨めるのではないでしょうか。
面接官は答えに窮したとしても、「お時間をいただけますか」と社会人としての当たり前の会話ができるかどうかに注目しています。
対応方法を確認するために「答えに窮するだろう質問」を意図的にしてくることさえあります。
要するに、焦って支離滅裂な回答をする方が、社会人としての常識を疑われ、評価を落とすのです!
面接の質疑応答も会話のキャッチボール。あなたは毎日滞りなく会話を行っているはずで、それと同じことやれば良いだけです。
面接を特別視する必要はありません。