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転職の面接に「グループディスカッション」が採用され始めた理由

グループ

昨今、一次面接に「グループ面接」「グループディスカッション」「グループワーク」を取り入れる企業が増えてきました。

特に競争倍率が高い「人気企業」の面接においてこの傾向は顕著で、グループ形式がとられる段階では、「優秀な人を選抜する」というよりも「不採用者を炙り出す」ことに主眼を置く企業が多いのが実情です。

たとえば、身だしなみ一つ取ってもそうで、だらしない服装や場違いな言葉遣い、落ち着きのない挙動などは、他の候補者との比較・対比により悪目立ちするので、一度の機会で「採用基準に満たない候補者」を多数ふるい落とすことができます。

少し言葉は悪いですが、「何十人、何百人を一人一人選別するのは時間が掛かるので、一堂に会させて落としてしまえ」といった目的が見え隠れしているわけです。

気付き

個人面接のとの大きな違いは、グループの一員としての応募者が見られ、評価される点にあります。そのため、グループディスカッションでは、メンバー全員が相互に関わって場の空気をつくり成果を生んだと評価され、全員合格・全員不合格となる例も珍しくありません。

自分自身が原因でない場合もあるわけで、求職者としては辛いところですが、全員不合格の中にたとえ優秀な人がいたとしても、応募が多い「人気企業」なんかは気にもしていません。

もちろん、優秀な人材を選抜する目的もありますが、いずれにせよこの形式が採用されるのは、採用側の一方的な都合である場合が大半です。

 


 

グループ形式の選考には”職場仲間との接し方”を見せるつもりで臨もう!

グループディスカッションにおいて、司会(議長)役になろうと躍起になったり、場を仕切って自分ばかり発言する応募者がいますが、これはNGです。

リーダーシップ・積極性・発想力などをアピールしたい気持ちはわかりますが、ここで重点的に見られているのは「一緒に働いて心地がよい人かどうか」という人物傾向であることを理解しておきましょう。

そのため、人の発言に耳を傾け、自分の考えを簡潔に分かりやすく伝え、場を活発にするために周りへ意見を振る、同意を得ならが出てきた意見を整理する...といった姿勢こそが重要なのです。

偶然にも同じグループになったメンバーは、同じ仕事をする仲間だと考えて下さい!

当然、独りよがりの単独プレイは求められていませんし、「チームとしてどう成果を出すか、最大の成果を出すために自分がやるべき役割はなにか」を意識して立ち回ることが重要です。

要するに、普段のあなたの仕事の姿勢が見極められているんですね。

 

新卒採用時の固定観念は捨て去るべし!

新卒採用時のなごりからでしょうが、「リーダー正解論」「とにかく目立て論」は転職には当てはまりません。適材適所の人材を採用する転職において、この点は特に意識しておく必要があります。

たとえば、中途採用の現場では、「今回はあの部署のリーダーである〇〇さんの参謀的な役割を担える人材を採用したい」といったように、明確な意図を持って活動していることが多いです。

そのため、リーダーになるべきだと勘違いして無理に演じる必要はありません。また、企業の意図はこちらには計り知れないので、「普段のあなたの役割に徹する」「自身に求められる役割を状況を見て判断する」といった姿勢で臨めばいいのです。

それで不採用になったとしたら、その企業とはマッチしなかった...ただそれだけです。

 


 

適切なクラッシャー対応でグループの価値を維持しよう!

グループ形式の選考において、グループメンバーはランダムに決定されるため、メンバー内に「クラッシャー(壊し屋)」が存在することもあります。

クラッシャーの放置は「メンバー全員不合格」を誘発する可能性があるので、何とか対処しなければなりません。そこでここでは、3タイプのクラッシャーの対応方法について触れておきます。

クラッシャー対応でグループを正常な状態に持っていければ、それだけであなたの評価は高まるはずです。クラッシャーの存在をチャンスに変えて下さい。

<クレーマータイプ>
出てくる意見を次々と否定・批判してつぶす
 
<対応方法>
クレーマータイプには対立すると逆効果なので、代案や対策についての発言を促すのがコツです。建設的な代案や対策がない場合は、「では、そういう見方もあることを踏まえて先ほどの話を続けませんか?」と議論を元に戻します。
<達観タイプ>
議論を無視するように、「結局のところは・・・」などと括ろうとする
 
<対応方法>
達観タイプがいると、場の空気が冷めて議論が熱のないものになりがちです。「おっしゃることは分かりますが、そこをスタート地点にして話し合いましょう」といったように、気合を吹き込むように努めます。
<脱線タイプ>
議論の流れから外れた思いつきや、些末な視点による意見を出して目立とうとする
 
<対応方法>
脱線タイプに気を取られていると、議論が混乱されて時間切れとなりがちです。「面白い意見ですね。時間があれば、あとで補足的に話し合うことにしませんか?」などと保留を提案して議論を元に戻します。

クラッシャーもグループのメンバーであり、仕事仲間だと思って接して下さい。決して悪気があるわけではなく、選考に勝ち残ろうと必死なだけで、少し間違った認識で臨んでしまっているだけです。

実際の職場にも様々な人がいるわけで、そうした環境でどう上手く立ち回れるかは重要です。この点を見極められているのがグループ選考の目的でもあります。

 


 

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