勤務地が不満で転職！をおすすめしない3つの理由とは？

会社組織で働いていると実に様々な不満を抱きますが、勤務地も代表的な不満要因の一つです。

勤務地は私生活とも関連する部分なので、大きな不満につながりやすいのも事実です。

現在の勤務地（生活環境）にある程度満足している場合、勤務地の変更を言い渡されると当然不満を抱きます。

だからこそ「転職」が頭によぎるのだと思いますが、ここは慎重を期して判断することを推奨します。

この絶対的事実が存在するからです。

ここでお伝えするのは、「勤務地が不満で転職してはいけない！」ということではありませんが、以下の3つの事実を理解した上で判断して欲しいのです。

会社の存在意義を考えると「配置転換」は当たり前！

今いる人材を適材適所に配置して、最大限の利益を追求する！

これが会社の存在意義であり、人事異動とは正にその一環なんですね。営利企業では特にこれが強く当てはまります。

また、同じ人間同士が、ずっと同じ環境で働いていると、慣れて雰囲気が緩くなり、締まりもなくなります。

要するに、勤務地の変更（人事異動）といのは、会社組織において当たり前のことなのです！

これら、社員個人の感情は、会社組織において何の意味も持ちません。

全国にチェーン展開している会社、各地域に支社・支店を持つ会社の場合は特にです。

結局、収入や昇進に限度を設けて「地域限定社員」などを選択しない限り、勤務地の変更は避けられません。

勤務地を優先しての転職はデメリットが多い！

勤務地を優先して転職活動した場合、選択肢が大きく狭まります！

何故なら、以下のような会社（条件）を選ばざるを得ないからです。

求人を探していて「いいな」と思う会社が見つかっても、「転勤がある」という理由だけで除外しなければならない...。

只でさえ「意中の会社」を探すのが難しい中、こんな悪条件を引っ提げて転職が上手くいくでしょうか？

結局、望み通りの転職が実現できない可能性が高まり、給料の面でもマイナスに運ぶのがオチです。

また、転職当初は希望の勤務地で働けたとしても、事業拡大に伴い支店・支社を創設する可能性もあります。

そこへの異動を命じられた場合、また辞めるんですか？

結局のところ、勤務地云々の問題は、転職で簡単に解決できる問題ではないんですね。

仮に、勤務地を変更できない「明確な理由」を持っているのであれば、転職して解決するしかないのかもしれません。本当に仕方がない場合ですね。

逆に、以下のような個人的理由であれば考えものです。

自分で会社を興すなら別ですが、今後も組織に属して働いてくのであれば、柔軟な姿勢を持っておいた方が得策かもしれません。

転職市場で通用する理由ではない！

会社から言い渡された「勤務地の変更」が不満で転職を決意しました！

この転職理由は絶対に通用しませんし、バカ正直に面接で語ると、極めて高い確率で不採用となります。

要するに、「会社からの要望（勤務先の変更命令）が受け入れられない ＝ 社会で通用しない」ということなんですね。理由は前述の通り、会社組織で働く上で「勤務先の変更」は当たり前のことだからです。

企業というのは、会社の意図や考えを理解しようとせず、自分のことだけしか考えられない人は評価しないですからね。

また、転職理由（退職理由）として使えないので、以下のような負の循環にも陥りやすいです。

これも転職を失敗に導く原因の一つとなります。

ラストメッセージ！

勤務地が不満で転職を考えている人にとっては厳しい内容だったかもしれません。

ですが、社会の実態を無視した転職は、あなたの社会人人生をマイナスの方向に導き、強いては将来的な後悔に繋がる可能性があるのです！

だから、敢えてその実態を厳しく語らせてもらいました。

私も全国にチェーン展開している企業で働き、何度も異動に伴う勤務地変更を経験したことがあります。

生活が落ち着かないですし、これをずっと続けるのは辛いなという気持ちを抱えていました。しかし、様々な場所で、色々な考えを持った人と働いた経験は、人生においてプラスだったと今は思います。

また、同じ会社で「地域限定社員」を選んだ知人がいましたが、結婚したことを機に「収入面」を求めるようになり、結局は「全国転勤アリの総合職」に戻った人もいました。

何が大切で、何を優先すべきか？

これは本当に難しい問題ですが、今の感情だけに踊らされることなく、未来も見据えて真剣に考えて欲しいと思います。

転職は一つのキッカケにはなりますが、何かを求めれば、必ず何かを失います。

この疑問としっかりと向き合って決断して欲しいと思います。