保育士の仕事内容と一日の流れについてお伝えしています。
保育士を目指す人はしっかりと把握しておきましょう!
保育士の仕事内容
保育士とは、保育園で子供(6ヶ月児~6歳児)を預かり、面倒を見る子供専用の世話人です。子供の成長を見守ることができる魅力ある職業で、社会からの需要も高いです。
園児の身の安全を第一に考えながら、一緒に遊び、食べ、踊り、発達状態に応じたしつけ(幼児が対象の場合は、食事、排泄、衣類の着脱なども対象)を行います。
子供と遊ぶだけの楽な職業だと見られがちだが、子供は常に走り回り飛び跳ねるため、体力がないと務まりません。常に神経を尖らせておく必要もあるため、強い精神力も求められます。
子供が好きでないと務まらない職業であり、かつ、子供が好きなだけでは務まらない職業でもあります。
保育士の一日の流れ
保育士の「基本的な一日の流れ」をご紹介します。
- 出勤(シフト制)
- 園児を迎える(AM7:15)
- 朝の会(AM9:00)
- 保育開始(AM9:30)
- 給食準備(AM11:00)
- 給食(AM11:30)
- お昼寝(PM0:30)
- おやつの時間(PM2:00)
- 午後保育(PM3:00)
- 帰りの会(PM4:00)
- 降園(PM4:30)
- 延長保育開始(PM5:30)
正職員として働く保育士は、通常「早番」「普通番」「遅番」のシフト制で勤務します。早番の保育士はAM7:00前後、遅番はAM11:00前後の出勤となるのが一般的。
早朝時間外の園児を迎える。通常保育の園児を迎えるのはAM8:30。園児を迎える際、親から子供の体調や考慮事項を聞く。
園児が揃ったところで「朝の会」を開き、挨拶、出席確認などを行う。
園児達に自由に遊んでもらう。その間、危険などがないように見守る。手助けが必要な園児には手を差し伸べる。
配膳を行い、園児たちに手洗いやうがいをさせる。
園児と一緒に給食を食べる。手助けが必要な園児には援助を行う。同時に、箸の持ち方や正しい姿勢などのしつけも行う。給食を食べ終えたら、後片付けをし、歯磨きの補助を行う。
布団を敷いて、園児たちを昼寝に誘導する。眠りにつくまで絵本の読み聞かせなどを行う。園児たちが眠っている時間を利用し、連絡帳や保育日誌を書く。
子供の胃の大きさは非常に小さく、一度に食べられる量には限界がある。そこで、1日3回の食事では補えない栄養やエネルギーをおやつで補う。
午後の保育を行う。
園児が揃っていることを確認し、帰りの挨拶、準備をさせる。
保護者が順次迎えに来るので、1人ひとり、見送る。その際、保護者に連絡ノートを渡し、その日の様子や連絡事項を伝える。(早番の保育士はここで終了)
延長保育になると、クラスや年齢に関係なくみんなで一緒に遊ぶ。同時に、保育日誌の記入、翌日の準備などを行う。
一日の流れを見て分かる通り、園児を迎えてから送り終えるまで、気を抜ける時間はありません。保育士の仕事がハードで体力が必要と言われる所以がここにあります。