転職することを考えた時にまず初めに頭に浮かぶ疑問が「働きながら活動するか」それとも「仕事を辞めて活動するか」ですよね。どちらにもメリット・デメリットが存在しますが、理想は「働きながら」であることは疑いようがありません。それは、仕事を辞めて活動するデメリットの方が圧倒的に大きいからです。
ここでは、その事実を踏まえて「人」に焦点を当てて「働きながら転職活動した方が良い人」をお伝えしていこうと思います。もしあなたがいづれかに該当するならば、働きながらを選ぶことをおすすめします。
- 一人暮らしの人
- 貯金がない人
- ハローワークの給付金頼りの人
- リスクを受け入れる覚悟のない人
- こだわりが強い人
- 転職活動に不安を持っている人
- 異業種・異職種など未経験の環境を希望している人
- 今の会社も別に悪くないと感じている人
お金の不安を抱える可能性がある人
これは、1,2,3に当てはまる人なんですが、お金が無くなると「内定を求める転職」に走ってしまう可能性が高まるので注意が必要です。そうなってしまった場合、自分が意図していない会社や業界にも手を伸ばさなければならず、将来的に後悔してしまう可能性が高まります。後悔する転職だけは避けるべきですからお金に関しては充分に考慮したいですね。
一人暮らしの人は固定費の支出が大きいですから特に注意が必要です。月々の固定費、生活費、税金を支払っても6ヶ月は無収入で暮らせる貯蓄は持っておきたいですね。
また、貯金が全くない人、ハローワークの給付金頼りの人も危険です。まず、会社を辞めると税金を自分で納める形になります。住民税は100%支払う必要がありますし、国民健康保険(会社で支払っていた社会保険の倍額)、年金を払うならば、それだけでハローワークからの給付は全て消えてなくなります。ですから、このケースも会社を辞めて活動することは危険です。
リスクを受け入れる覚悟のない人
転職はリスクがつきものです。あなたが望んだ会社で働ける保証はありません。また、いざ転職活動してみると上手くいかずに活動期間が長くなったり、今の自分の実績では転職市場での価値が低いことに気付くかもしれません。そうなってしまった場合、仕事を辞めてしまっていると意にそぐわない会社や業界であっても手を伸ばさざる負えません。
それを受け入れる覚悟を持っている場合は問題ありません。でも、それは避けたいというのであれば、リスクを減らす為にも働きながら転職活動をした方が無難でしょう。
こだわりが強すぎる人
自分の納得できる活動を行う為にもこだわりを持つことは大切です。ただ、そのこだわりが強ければ強い程に選択の幅は狭くなります。すぐに決まれば問題ありませんが、そうでない場合には活動期間の長期化を招く可能性があります。
もしあなたが会社や求める条件に強いこだわりがある場合には、働きながらじっくりと活動することが望ましいですね。仕事をやめている場合は活動期間の長期化は様々な弊害を招きますから、そのこだわりを突き通すことが難しくなります。
転職活動に不安を持っている人
転職活動全般に何かしらの不安を持っている人も働きながらが良いでしょう。初めての転職で勝手が分からない、面接が不安、採用してくれる企業があるのか不安など何でもです。働きながらであれば、自分のペースで焦ることなくじっくりと活動できます。
また、今の自分の職歴(実績)でどれくらい通用するのかを知ることができるのも強みです。もし、書類選考で落とされることが多いのなら、実績が足りないのかもしれません。そんな場合でも働き続けていれば転職時期を遅らせるなどの対応が可能です。
異業種・異職種など未経験の環境を希望している人
この場合も上記と同様にどれくらいの企業から反響があるのかを実験感覚で試すことができますよね。また、未経験の壁を越える為の知識の習得や資格取得にも力を入れることができます。
未経験の場所に挑戦するのですから、じっくりと活動する為にも安定収入がある働きながらばベストな選択になります。
今の会社も別に悪くないと感じている人
今の会社は悪くないけれど、他の会社や仕事にも興味がある。この様に明確な理由がなく「何となく」ニュアンスを持っている場合は絶対にそうすべきですね。
他の会社や仕事を見てみる意味でも活動してみることは良いことですが、最悪のケースを考えて戻る場所は確保しておくことが望ましいですね。
転職はその後の人生をも左右しかねない重要なイベントです。そこに自分が納得できない部分があっては後に後悔してしまいます。特にこの8つの特徴に該当する人は余裕を持った転職活動を行う為にも働きながらがベストな選択でしょう。
ただ、仕事やあなたの状況によっては辞めざる負えない状況も存在すると思います。その際は「会社を辞めてから転職活動する前に知っておいて欲しい10のこと」をしっかりと頭に叩き込んで転職に臨んで欲しいと思います。