職務経歴書を作成するにあたり、何の考えも無しに経歴を並び立てて記載するだけでは、弱点や欠点が強調されてしまうことがあります。
フリーランスを経て再就職・・・というのも注意が必要で、経歴書にて実績や経緯をきちんと説明しておかないと、「再び会社組織で働くのは難しいのでは」「マイペースで働く習慣が拭えないのでは」などとマイナスに連想される可能性があります。
それ故に、フリーランスからの再就職を実現するためには、「適切な職務経歴書を作成し、企業の危惧するポイントを払拭しておく」ということが何よりも重要になります。
応募先で活かせるフリーランスで得た経験を伝える
フリーランスで活動してきた方は、独自に人脈を築き、信頼を得たからこそ仕事が成り立ってきたはずです。経験した業務内容や実績を具体的に記すほか、取引先とのコミュニケーションや信頼関係構築の方法をアピールしたいところです。
もちろん、何でもかんでもアピールすれば良いというわけではなく、応募先でも活かせる再現可能な経験・スキルを伝えることが重要です。
また、企業は「再び組織の一員として働いていけるのか」という点を最も危惧しています。なので、入社したら組織のルールを守り、周囲と強調してチームワークを重視して働けるというメッセージも記載しておくことをおすすめします。
なお、クリエイティブ系など、手掛けた作品の現物がある場合は、そのコピーなども経歴書と同封して送付しましょう。ウェブサイトやブログに掲載している方も多いかと思いますが、URLを書いておくだけでは担当者がアクセスしてくれるとも限りません。
また、同封ができない場合であっても、仕事の成果が分かる資料などがあれば、面接時に持参しましょう。目に見えるものがあれば、あなたの能力を正確に評価してくれますし、話もスムーズに進みます。
面接では、「何故フリーランスの道を選んだのか」「何故、再び組織で働く道を選んだのか」という質問が必ず飛んできます。ここは、職務経歴書を作成するタイミングで考えをまとめておき、簡単に記しておくのも手です。