結婚して所帯を持っていると、転職に踏み切るのは簡単ではありません。子供がいれば尚更です。
家族のためと割り切って、転職せずに今の会社で働いていくのも一つの美学だと思いますが、状況がそれを許さないこともあります。
- 将来のことを考えると、今の会社に留まるのは得策ではない
- 子供が小さい内なら動きやすいので、今の内に済ませておきたい
- この会社でこの先何十年も働き続けるのは想像できない
- この先も家族を養っていくことを考えると、収入UPが必要不可欠
転職することであなたが充実感を持って働けるのであれば、家族も嬉しいものです。
それが、家族にもプラス要素として返ってくるのなら、尚のことその転職は間違いではありません。
そんな時に重要なのが、家族への事前相談です。
事前というのが何よりも重要で、事後報告の形をとると「人生に関わる重大なことを相談なしに決められた」という不信感を相手に与えてしまう!
実は、転職云々よりも、これが相手にとって最も嫌なことだったりするわけです。あなたも重要事項を相談もなしに勝手に決められるといい気はしないですよね。
すると、家族にとってプラスとなる転職だったとしても、反対される可能性も出てくるのです。
実際の失敗例
内定後に事後報告という形を取り、家族の猛反発に合って内定を辞退する人が一定数存在する!
転職は大きな変化を伴う!
転職は、自分だけでなく、家族にも大きな影響を与えます。
- 一時的に収入減となることで、生活自体に影響を与える
- 就業場所によっては、引っ越しを伴う可能性がある
- 勤務時間や休日の変化で、ライフスタイルが変化する
ゆえに、事前に相談することが何よりも大切なんですね。事後報告は、信頼関係を壊し、今後の結婚生活にも悪影響を与えかねません。
だから、話し合いながら一緒に転職活動を進めていくスタイルが正しいです。
情報共有における重要な要素!
パートナーと情報共有するにあたっては、特に以下の項目についてしっかりと情報を提供し、相手の不安を取り除きましょう。
- 明確な転職理由を伝える
- 将来のキャリアビジョンを伝える
- 収入面をきちんと擦り合わせる
- 転勤の有無を確認する
今の生活がある程度安定している場合、転職の希望を伝えると必ず「何故?」が発生します。
パートナーは、転職そのものよりも、今の安定した生活が崩れることを恐れていることが多いため!
ゆえに、相手が納得する理由を、丁寧に説明することが必要です。仕事上の悩みや問題を抱えている場合は、嘘で繕わず、正直に打ち明ける方が良い方向に進みやすいです。
もちろん、収入面も無視できません。
お金関係はトラブルの最大の原因ですからね。
- 転職の目的が給料アップでない場合、一時的に収入は下がるケースが多いので、その了承を得る
- 最低限確保すべき給与額について共有し、企業選びの条件に取り入れる
この点を外さなければ、トラブルを未然に防ぐことができるはずです。
また、引っ越しを伴う転勤の有無については、将来的なことまで含めて共有し、事前に許可を貰いましょう。
家族持ちの人が避けるべき転職活動!
次に、家族持ちが転職活動するにあたって、絶対に避けるべき事柄です。
- 転職先が決まる前に退職する
- 会社を辞めたことを事後報告する
- 全力で転職活動に取り組まない
退職後の転職活動には大きなリスクが伴うので、家族持ちの人は絶対に避けるべきです。
お金の問題はもちろん、活動の長期化による焦りや不利な状況が、転職を失敗に導く可能性がある!
「転職に失敗したあげく、再転職の道へ」は結婚生活を終わりに向かわせることもあるので、仕事を辞めるリスクは負うべきではありません。
やむを得ない事情で「転職先決定前の退職」が避けられない場合は、事前相談による了承が必要不可欠です。
また、転職活動全般に決して手を抜かないことです。
真剣さを感じないダラダラとした活動はパートナーに良い印象を与えないですし、不安や不信感を増幅させる行為となります。
- 転職は人生に大きな影響を与える重大事項である
- 独身であってもそうですが、家族持ちの人にとっては更にその重要度は増す
この事実を念頭に、転職活動に臨みましょう。
これが結果的に、あなたにと家族の両方にとって良い転職となるはずです。
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