エン転職はブラック企業の求人ばかり...と感じている人もいるかと思います。
この感覚は大方間違っていないでしょう。その理由は単純で、「エン転職は求人数が多いので、比例してブラックまがいの求人も多い」ということです。
だから、「エン転職はブラックばかり!」と感じる、これはある意味当たり前のことなんですね。ここでは、これを踏まえた上で、転職に臨むにあたって知っておいて欲しい4つの事実をお伝えします。
転職市場の実態とブラック求人に関する4つの事実
ブラック企業の求人に関して、転職市場の現実を交えてお伝えしていきます。
エン転職はブラック企業の求人が多い...だから、エン転職は使わない。
そんなあなたに質問です!
- この先、あなたはどの媒体を使って求人を探しますか?
- あなたはブラック企業が掲載されていない求人媒体を知っていますか?
恐らく、明確な答えを持っている人はいないでしょうし、ブラックが存在しない媒体なんて知らないはずです。何故なら、ブラック企業が掲載されていない求人媒体なんてこの世に存在しないからです。
つまり、ここで考えなければいけないことは、ブラックが存在することを頭に入れつつ、エン転職を有効活用することです。求人が多いということは、裏を返せばブラック以外の求人も多いということを意味します。そのため「利用しない」という選択は間違いです。
この事実を理解せず、ブラックばかりだから使わないは、利用している人からすると「ライバルが減ってラッキー」ってなだけです。
エン転職を含め、大手転職サイトの求人にはブラックが多いという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。これには理由があって、ブラックとして有名な大企業が求人を掲載しているからです。
2chや口コミサイトで「ブラック企業」としてランキングされ、メディアで取り上げられるような大企業です。要は、大企業だからブラックとして有名なだけなんですね。でも、世の中には「無名のブラック企業」が至る所に存在します。
- 大企業は従業員数が多いので、ブラック要素があれば辞める人の絶対数も多くなる
- 大勢の中の一部がネットに投稿するから有名になる
- 大企業だから、問題があればメディアにも取りあげられる
- 結果、大多数の人がその企業をブラックとして認知する
- 大企業であるほどに辞める人も多くなるので、頻繁に求人を出す必要がある
- 大人数を採用する必要があるため、利用者の多い大手サイトに求人掲載する
- 利益を得ているからこその大企業であり、力(お金)があるので掲載料金の高い転職サイトに掲載できる
これが、大手転職サイトにブラックが多いと感じる理由です。
大手転職サイトは求人数が多いので、比例してブラックの求人も多い!
大手転職サイトはブラックとして有名な企業が求人掲載しているのでブラックが多く見える!
でも実際は、どんな求人媒体にも隠れたブラックが数多く存在している!
これが転職市場の実態です。
転職サイトを含め、全ての求人媒体が「企業からの掲載料」で成り立っているため、依頼があれば基本的に求人を掲載します。
また、求人媒体側が「企業の内実」を見抜くことは不可能なので、そもそも「この企業はブラックだから掲載しない」なんてこともできません。
これは、ユーザーファーストを方針とするエン転職でも同じです。要するに、ブラック要素の見極めは求職者が行うべきことで、求人媒体に頼るものではないということなんです。
- 深い企業研究(調査)を行う
- あらゆる角度から情報収集する
- 実際に面接に行って確かめる
これは、求職者が行うべきことです!
求人の質に対して、求人媒体に責任転嫁しても何も意味がありません。
転職サイトというのは、「この企業が中途採用者を募っていますよ!」を求職者に知らせてくれる「広告」に過ぎません。応募者を募るための「広告」なので、内容が美化されていることも多々あります。
要するに、TVのCMなんかと同じなわけです。
その広告を見て、応募する、研究する、入社する、これは求職者に判断が委ねられています。転職サイトからすると「求職者がどんな会社に転職するのか」なんてことはどうでもいい訳です。良い会社だろうが、ブラックだろうが、知ったこっちゃないのです。
また、企業研究や情報収集を徹底的にやったとしても、入社したら想像と違っていた・・・なんてこともよく起こります。
これが転職であり、転職のリスクです。
あの会社はブラックだ!
これ、逃げた人の「言い訳」にも使われることを理解しておきましょう。「辞めることになったのは会社のせいだ!」と自分の転職を正当化したいがための「ブラック」なんですね。
世間から「ブラック」と言われるような会社でも、充実した気持ちで働き続けている人もいるわけです。厳しさに耐え、実績を残し、高い給料を得て働き続けている。こうした人の存在も忘れてはいけません。
一部上場しているような大企業の中にも「ブラック」と言われる会社がありますよね。何故、この会社は大企業になり得たのでしょう? それは、厳しい環境の中で皆が懸命に仕事をこなし、利益を積み上げてきたからです。つまり、「大企業が故の厳しさ」がそこにはあるということなんです。
この厳しさについていけずに辞めた人も多くいたでしょう。結果、離職率が高くなり、「ブラック」なんて汚名を着せられることもあります。でも、決してそうではないということです。
また、他人のブラックとあなたのブラックは一致しません。同じ会社で同じ仕事をしていても、充実して働いている人もいれば、会社の文句を言いながら嫌々働いている人もいるわけです。
「何故、この会社はブラックと言われるのだろう?」
この疑問を持ってその会社を調べてみて下さい。そして、「ブラックと言われる原因が自分にとってはどうなのか」を考えて下さい。それが受け入れられるものならば、あなたにとってはブラックではないということです。