広告 転職の考え方

転職における「キャリアアップ」の例(営業職で解説)

キャリアアップ

転職活動をしていると「キャリアアップ」という言葉を目にするかと思います。転職の世界には「キャリアアップ転職は良し」とされている風潮もあります。ただ、実際には「キャリアアップとは何ぞや?」と疑問を持っている人も多く、理解しているようでしていないのが「キャリアアップ」という言葉かと思います。

キャリアアップとは、簡単に言うと「自身の市場価値を高める = 会社により多くの利益を出せる人物となる = 稼ぐ力を高める」ということを意味します。つまり、今の会社では何らかの理由でキャリアアップが図れないので、それを外に求めるのが「キャリアアップ転職」となります。

ここでは、転職市場で最も求人の多い「営業職」を例に説明していきます。

 

営業職で見るキャリアアップ

会社が利益を手にしようとすると、その方法は「売上を上げる」or「経費を下げる」の2拓となりますが、営業職はこのうち「売上を上げる」を担う職種です。この営業職が会社で果たす役割を考えれば、キャリアの階層が見えてきます。

営業職の給料というのは、業種を問わず、おおよそ「獲得利益/5 = 給料」と言われています。月給20万円欲しければ、毎月100万円の利益を会社にもたらさなければなりません。つまり、「一番高い売上」「一番高い利益」をもたらすことができる人が、営業というキャリアでトップに位置することになります。

では、最も効率良く売上を伸ばす方法は何でしょうか?
それは、「より資本力の高い相手」に「より高い商品」を「より高い粗利」で「短期間」に「継続して」売ることです!

資本力の観点で考えると、個人が相手であれば、一般層よりも富裕層相手に営業できる人。個人よりも法人の方が資本力が高いので、個人営業よりも法人営業のできる人。法人営業の中でも、中小企業よりも大手企業に対して営業できる人。一般社員や課長よりも、社長や役員を相手に営業できる人。こういった順にキャリアの価値は高くなります。

取引の観点で考えると、一度の売り切りの取引よりも、何年間も継続する取引を勝ち取れる人。商材の観点では、同じ性質の商品であるならば、低価格の商品よりも、高価格の商品を売れる人。更に、モノよりも、サービスを売る方が粗利率が高くなるので、無形物を売ることができる人、といった流れになります。

これを階層にすると以下の通りです。

<営業職のキャリア階層>

  1. 経営トップ向け法人営業
  2. 大企業向け法人営業
  3. 中小企業向け法人営業
  4. 富裕層向け個人営業
  5. 一般層向け個人営業
  6. 店舗販売

一般的に、店舗を構えて商品を売る販売員は「給料が安い」「給料が上がらない」なんてことがよく言われますが、これは営業キャリアとして最下層に位置しており、低単価・低利益率の職種だからです。また、お客様が向こうから来てくれる形態なので、販売難易度が低いことも原因です。

逆に、外資系の金融業や、コンサルティングファームは高収入で名高いですが、これは、売っているモノが、無形物、高単価、高利益率であるからです。ただ、目に見えないものを高価格で売る職種は、当然ながら難易度が高く、相当なビジネススキルを要求されます。

キャリアアップ転職とは上の階層を目指すこと

営業のキャリア階層から考えると、「1 > 2 > 3 > 4 > 5 > 6」という順で市場価値が高いことを意味するので、キャリアアップ転職とは数値の小さい階層を目指すことを指します。「富裕層向けの個人営業をしていたので、次は法人営業に挑戦してみよう!」といった感覚です。

ただ、年齢を重ねるほどに上の階層に上がることは難しくなります。20代であれば、転職を機に1階層上がるのはそんなに難しくありませんが、30代中盤以降になるとなかなかに厳しいです。それ故に、自身の年齢を考慮して、「自分が最終的にどこを目指すのか」を考えて計画的に転職する必要があります。

まずは、「現在所属する仕事のキャリアの価値」と「将来的目指している仕事の難易度」が、キャリア階層のどの位置にあるのかを正確に捉えることです。それができたら、「この階層を上がるために、1年後には〇〇ができるようになろう」と具体的に目標を設定して仕事に取り組むことが大切です。

同階層内でもキャリアアップは可能

実は、上の階層を目指すことだけがキャリアアップではありません。

たとえば、店舗販売系の営業職であったとしても、「販売員 ⇒ 店長 ⇒ 複数店舗を統括するスーパーバイザー ⇒ 営業部長」といったように、会社内でキャリアアップを実現することも可能だからです。また、会社内の役職に空きがないことが原因でキャリアが留まっているとしたら、同階層内の会社に転職して「店長 ⇒ スーパーバイザー」といったキャリアアップも図れるわけです。

このように、同じ階層内(会社内)でのキャリアアップだとしても、上の階層に上がるのと同様に、市場価値は高まり、給料アップも実現できます。それ故に、自分自身が何処でキャリアアップを実現するのかを考えることも大切です。

 

 

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