転職エージェントが提供する「転職支援サービス」は営利ビジネスですから、サービスを継続(会社を存続)するには「売上」が絶対的に必要になります。当然、各キャリアコンサルタントは一社員として売上ノルマを背負わされているので、利用者に優先順位を付け、売上に繋がる可能性が高い人を優先対応しています。
転職エージェントにはこんな側面があるので、売上に繋がる可能性の高い人には「やる気」を持って対応しますし、逆の場合は「やる気なし」なんてことも無きにしも非ずです。それ故に、サービスを最大限享受するには、担当者のやる気をUPさせる(やる気がUPする求職者を演じる)必要があるんですね。
- 優先順位を高め、転職エージェント(担当者)をやる気にさせる!
- 優先順位を高め、この人をサポートして内定を取らせたい思わせる!
- 優先順位を高め、この人は売上に繋がると思わせる!
実現できれば、転職先決定の可能性が大きく広がります。
転職エージェントのやる気がUPする人物を目指そう!
転職エージェントがやる気を出して優先対応するのは次に該当する人です。
- 市場価値の高い人
- 転職意思が高い人
ここでは、この人物に近づくための方法や心得をお伝えします。
市場価値を高める(市場価値を落とさない)方法
転職エージェントは市場価値が高い人(経験・スキルが優れている人)が大好きです!
何故なら、紹介できる企業が多く、応募すれば内定を獲得できる可能性も高い、強いてはそれが「売上」の獲得に繋がるからです。ただ、自身の市場価値(経験・スキル)を瞬時に高めることは不可能なので、以下を意識してエージェントを利用することが重要になってきます。
- 自分なりにアピール材料を揃えて面談に臨む
- 自分の市場価値(実力)に見合った希望を出す
- 社会人としてのビジネスマナーを守る
転職エージェントから最大限のサポートを貰えるかは、面談が一つの勝負となります。その為、面談までに「私のウリは〇〇です!」とアピールできるようなストーリーを準備しておく必要があります。結果的に面談で「私は売れる人材ですよ」をアピールできれば、優先順位が高まって「やる気」のサポートを受けるができます。
エージェントに全てを任せればいい!といった気持ちで臨む人も多いですが、担当者に対するアピールもやっぱり必要です。面談は、あなたの希望を聞いたり、キャリア設計する場ではありますが、求職者の価値を見極める場でもあります。この事実をしっかりと認識しておきましょう。
次に、自分の市場価値(実力)に見合った希望を出す(志望先が現実的に転職できそうな会社であることも)大切です。何故なら、自分の身の丈以上を求めている人(高望み)をサポートしても「売上」に繋がる可能性が低いので、やる気を持ってサポートする気にならないからです。冒頭でもお伝えしましたが、転職支援サービスは営利ビジネスなので、売上に繋がる可能性が低い人は優先順位を下げられます。
最後に、社会人として当たり前のビジネスマナーが守れない人も優先順位が下がります。
- 連絡に対して返答しない(無視する)
- 面談時の言葉使いや態度が横柄
- 約束・期日を守らない(面談に連絡なしに遅れる、ぶっちするなど)
求職者はサービスを利用する側で「お客様」という立場ですが、社会人としての適切な対応は必須です。エージェントは企業に人材を紹介する役目も担っているので、求職者の人間性もチェックしています。エージェントからすると、ビジネスマナーを守れない人を企業に紹介できませんし、内定を獲得することもできないだろうと判断します。
転職意思の高さを示す方法
転職エージェントは転職意思が高い人も大好きです!
何故なら、内定を獲得すれば入社を決定してくれる可能性が高く、サポートが無駄にならないからです。
転職意思の高さを示すのは簡単で、「今すぐ転職したい!」「良い企業から内定を獲得できれば絶対に転職する!」を示しておけばOKです。ポイントは「たとえそれが本音でなかったとしても・・・」ということです。
- 転職の可能性を探るために登録してみた
- 相談というニュアンスで登録しただけで、転職意思は固まっていない
- 将来的に転職を考えている
- 本当に良い会社から内定を取れた場合だけ転職を検討する
これがあなたの「本音」だったとしても構いません。
エージェント側もこれをOKとして登録者を募っています。
ただ、早期に売上に繋がらない人物として優先順位を下げられる危険性があるので、自ら「本音」を語る必要はありません。登録段階や面談では、「今すぐ転職する意思があります!」を示しておきましょう。
キャリアコンサルタントも人間です。
売上云々を背負っていますが、感情で動きが変わることもあります。
- 転職に対して必死に取り組んでいる!
- 自分を信頼して頼ってくれている!
- 熱い気持ちが伝わってくる!
そんな求職者がいたら「何とかしてあげたい!」と思うのが人間心理ですから、「あなたにこそ担当して欲しいんだ!」と感情に訴えることも大切です。
結局、転職支援サービスは「人」対「人」ですからね。